2014年6月アーカイブ


昨日の夕方、午後6時19分。

ほぼ目線の高さの草薮に、アゲハの♀が止まっていた。  ここが当夜のねぐらであろう。

アゲハ♀IMG_2881.JPG小学校の理科の授業でモンシロチョウの飼育をしたのを別にすれば、

私が初めて飼育したチョウが、アゲハであったし、もっとも身近な昆虫の筆頭に挙げるとしたら

アゲハが印象に強く残っている。 イモムシへの恐怖心を克服したのも、アゲハのおかげであった。

少し大袈裟かもしれないが、自分にとって自然観察者の道へと誘ってくれたのが、もしかしたら

アゲハだったかもしれないし、そうなると、アゲハという蝶がきわめて尊い存在に感じられる。

そうか、これまで、アゲハを眺めるたびに感じていた、懐かしい気分とは、

それとなく畏敬の念を抱いていたせいだと、この頃ようやく気づき直した。

アゲハとは、いつも一緒に暮らしていたに違いない。

「イツデモ、ドコデモ、ワタシハ、アナタヲ、ミテイマスヨ。」

かつて、松山の重信川河川敷の林縁で、アゲハの集団ねぐらを見たことがある。

6、7頭がほどほどの距離をおいて、草薮にぶら下がっていた。

集団ねぐらに遭遇したのは、あとにも先にもそのときだけだ。



オニヤンマ

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庭にパトロール飛翔でやってくる、オニヤンマ。

だいたい静止する場所も決まっているので、今日は「この指とまれ!」を試してみた。

オニヤンマIMG_2858.JPGオニヤンマはでっかい体だけれど、軽いんだね。

なんだか嬉しくなって、ずっとこうしていたいけれど、疲れたし、仕事もあるので、サヨウナラ。


今年も三股町で写真展をやるのでその準備を始めているが、

倉庫の整理をこの機会にしておいた。写真パネルは100点を超えているだろう。

一旦、写真パネルを全部運び出し、倉庫の棚を組み直してみた。

物置IMG_2832.JPG倉庫にはオプションの棚があるが、新規に発注するとかなり高価だし、何だかアホらしい。

そこで有り合わせの板などを使って、棚を組んでみた。出費は金具類の数百円で済んだ。

カンカン照りで暑かったけれど、滅多にやらない倉庫の掃除もできて、ちょうど良かった。

仕事部屋の模様替えでいろいろと整理する中、古い外付けHDDを全部バラして、

HDDのみを取り出した。場所をとっていた外付けHDDも、これで省スペース化にかなり

貢献できる。裸のままでは恐いので、100円のハガキケースに納める。

HDDIMG_2831.JPG           バラしたHDDは、全部で10台。それぞれ250~500GBの容量。

今日はニイニイゼミの鳴き声で、暑さを一層強く感じる一日だった。

だが、梅雨が終わったわけではない。


ナナミノキ、萌芽

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2月にクヌギとナナミノキの大木を伐採した。

いづれも根元からでなはく、2メートル以上、幹を残した。

クヌギは4月から凄まじい勢いで萌芽し、今では幹が見えないほど

枝葉を繁らせている。

一方、ナナミノキの萌芽はほんの数日前から始まったばかり。

ナナミノキ萌芽701A7398.JPGナナミノキの萌芽力が極めて強いことは、枝切りを何回かやったときに気づいていた。

だからいっこうに萌芽しないことに、不思議な気がしていたのだが、どうやら萌芽する時期が

クヌギとは違うようだ。

ナナミノキは、梅雨を待っていたのかもしれない。

木を眺めながら、こんな勝手な想像を巡らすのも楽しい。

仕事部屋の北側のクヌギで育っていたヤママユ幼虫が、営繭していた。

ヤママユ営繭701A7419.JPG繭を紡ぎ始めてすでに二日半は経たようだ。シュウ酸カルシウムの乾いた粉が白く見える。

このクヌギには、もう一頭、ヤママユ終齢幼虫がいるが明日か明後日には繭作りを始める

ことだろう。

今年はササコナフキツノアブラムシが多い いや、例年に比べて大発生と言えるかもしれない。

わが家の玄関先も例外ではなく、だからゴイシシジミの訪問もよく目にする。

ゴイシシジミ701A7434.JPGちょっとササをめくれば、どこでも白い粉をふいたササコナフキツノアブラムシのコロニーに

会える。このアブラムシがたくさんついたササは、さすがに萎れたりして弱っている株もある。


 今日は梅雨の中休み。

午前中は朝顔の棚や畑の手入れ、庭の草取りなどして、

午後からは仕事部屋の模様替えを行った。

机の配置を変えて、本棚を正面と左に見えるようにした。いろいろ厄介な作業があって、

模様替えが終了したのは午後6時近くとなってしまった。

特にパソコンの配置を中心にレイアウトを工夫してみた。

マルウェア感染以後、ネット接続可能なPCが13.3インチのノートPCだけだが、

この小さな画面で原稿書いたりするのは苦痛であり、しんどい。

だからスマホなどで入力など、私にはとてもできそうにない。

出先では仕方なくこのノートPCを使ってはいるが、普段はやはりでっかいデスクトップで

作業したい。








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雨が終日、降っている。
雨701A7392.JPG役場に用事があって出かけた時は、ちょうど雨足が激しくなったときだった。

対向車が跳ね上げた雨水がフロントガラスを直撃する瞬間、視界が消えて、恐い。

先日、路上を歩いていたアゲハモドキ幼虫は、白い繭を完成させていた。

ゴイシシジミ幼虫も、蛹化していた。

さて、メインPCがマルウエア感染し、その駆除対策にやたらと時間を浪費している。

ノートPCは感染が軽微だったのか、駆除作業の結果、奇妙な現象は解消した。

なので、今のところネット接続できるのはノートPC一台だけとなっている。

もっとも、マルウエア駆除作業ではネット接続して様々なソフトをダウンロードする

必要があり、たいへん厄介だ。市販のウイルスソフトのパッケージ版では

マルウェア駆除にまったく効果がないこともわかった。

もういい加減、この作業も嫌になって、投げ出したくなった。

フィールドに出る時間があれば、気も紛れるのだろうが、それができないことも

良くない。










先月、クサイチゴを食べていたシャクガ幼虫。 止まっていた茎を水差しにしておいたら

しばらくして偽装枯れ葉の中で蛹になっていた。

今朝になってようやく、成虫が羽化した。

ギンスジアオシャク701A7370.jpg本種はシャクガ科の、ギンスジアオシャク 。

ギンスジアオシャク701A7366.jpgじつは、幼虫を掲載したときに、ある方からギンスジアオシャクではないか、というご教示を

いただいていた。改めてお礼申し上げます。

翅を広げて3センチ程度の小さな蛾ではあるが、翅の紋様の妖しい雰囲気がいい。



お宅、訪問

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「こんにちわ!今日は素敵なヤマビワハウス、にお邪魔しま~す。」

アオバセセリ幼虫巣701A7324.JPG「わあ~、天窓があって、風通しがいいんですね~。 これ、ご自分で拵えたとか?」

「ああ、はい、まあそういうことです。この時期、梅雨でじとじとしますからね。」

「このお~、葉っぱハウスは、涼しい風に揺られてじつに爽快な空間なんです~!

では、それでは、お部屋の中を、今日は特別に見せていただきまあ~す。」

アオバセセリ幼虫701A7330.JPG「キャア~!!素敵なお洋服~!」

ヤママユ幼虫701A7350.JPGヤママユさんは、まだクヌギの葉を食べ続けてます。 でっかいよ!

それにしても、、、、、

「あのね、東京都民の皆さん!せめて都議会議員選挙と都知事の選挙には、行ってください

ネ。」 








クヌギのイモムシ

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午後6時前後に犬の散歩。

すぐ隣のクヌギ林で、次々とイモムシが見つかる。

まずは、ウコンカギバ(ヒメウコンカギバの可能性もありだが)。

ウコンカギバ701A7209.JPG他にもいろいろ出てきたが、面白かったのは、スカシカギバ中令幼虫。

スカシカギバ701A7217.JPG





ポジ写真をデータ化するには、スキャナーを使っていたが、

もうだいぶ前からスキャナーを使わず、カメラでデュープ(複写)している。

簡易データを得る目的だけなので、これで充分。

ポジ写真をライトボックスの上に置いて、写真の回りは黒板で光を遮断する。

ライトボックスは20年前に自作したもので、中の蛍光灯は抜き、

光源として箱の外側から2灯のストロボ光が入るようにしている。

ストロボの光はライトボックスの底部に反射させるので、柔く拡散する。

複写するときの灯り(補助光)は、LED装飾電球(0.5W)をボックス内部に

取り付けてあり、コンセントにつないで使う↓

装置工作701A6933.JPG電球の口金は12mmで、ソケットは中間スイッチ付きコードのものを工作して固定している。

工作と言っても、穴あけとネジ留め程度。ソケットを固定し配線を覆い隠すのに、

焼酎ワンカップの蓋を使っている。たまたま、目の前にころがっていて、ちょうどいい

寸法だった。

このライトボックスは、例えば葉っぱなどを透過光で撮影するときなどにもよく使っている。

撮影できる面積は最大で20×20cmまで。 さらに広い面積で撮影するときには、

大型透過光撮影台がすぐに組めるようにしている。

書類のコピーも今ではプリンターでできるようになり、スキャナーの出番はもう無い。

場所をとるだけなので、スキャナーはついに片付けた。







ナガヒラタムシ

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林の探索歩き。 この頃は、クサイチゴ群落のある場所に留まる時間が長い。

前にも書いたが、ここにはシマサシガメがいつもいて、すでに2回、交尾カップルを

見ている。 他にも注目すべき昆虫やクモの継続観察をしているから、

いつも真っ先にこの場所に足が向かう。

先日、14日、延岡から戻ってすぐ林に降りると、下草の上にちょこんと、

       ナガヒラタムシ が止まっていた。

ナガヒラタムシ15A_5570.JPG本種はかなり原始的なグループらしいが、そう言われてみれば

「原始的」というか独特な雰囲気がたしかにある。

体長は1センチそこそこだが、ひらべったい体型はすぐにそれとわかる。

以前、清瀬で2、3回見た事があるが、それから10年ぶりの再会。

葉っぱを揺らすと、脚をきちんと畳んで、死んだふりをした。

ナガヒラタムシ15A_5566.JPG幼虫は褐色腐朽材を食べるそうだ。





ヒメアトスカシバ

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雨天決行だったので、予定通り観察会を行なった。

場所は宮崎県門川町、「森の学舎」。

森の学舎IMG_2825.JPG皆、レインコートに長靴姿。 雨の中でも虫はいるだろうか?

   はい、いました!     雨脚も少し柔らいだので、いくつかピンポイントで観察した。

しかし、さすがに時間を繰り上げて室内に戻り、写真を披露しながらのお話とした。

昨日、「森の学舎」の駐車場ですぐに見つけたのが、ヒメアトスカシバの交尾カップル。

ヒメアトスカシバIMG_2799.JPG画面左がメス。 ♂は体が擦れてくたびれているが、メスは羽化したばかりの新鮮な姿。

貯水槽IMG_2821.JPG雨水を貯めるタンクが設置してある。 我が家でもこれをやりたいのだが、

貯水槽は結構、値段が高い。

昨晩は、ヒグラシとニイニイゼミの合唱が賑やかだった。






気になる模様とは

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庭のクヌギの梢が揺れた。

派手な動きをしていたのは、ムクゲコノハの幼虫。 体長は7センチ以上もある。

セカセカと歩いていたのは、蛹化場所を探していたのだろうか?

             背面中央の一つ目模様が、気になって仕方が無い。

一つ目模様701A6901.JPG気になると言えば、昨日、蛹化したミカドアゲハの蛹。

どうやらヤドリバエ類の寄生を受けていたらしい。 腹部に黒く透けて模様が見える。

ミカドアゲハ蛹701A6845.JPG今日、この蛹は現地に戻す予定だが、ミカドアゲハは羽化しないと思う。

庭の紫陽花には、コアオハナムグリがたくさん来ているが、

一頭だけ、クロハナムグリが混じっていた。 しきりと身繕いしてから飛び去った。

クロハナムグリ701A6859.JPGフキの葉上で日光浴中の、キリギリス幼虫。 長い産卵管が見えるから、メス。

次の脱皮が、羽化となって成虫になるだろう。

キリギリス幼虫701A6848.JPG



ミカドアゲハは紀伊半島南部、四国南部、山口県の一部、そして九州以南に分布する。

私の出身地、愛媛県にも生息するが、かなり南部の地域に限られ、個体数もそう多くない。

九州では、どこでもほぼ普通に見られ、我が家の庭にもときたま飛来する。

ただし、成虫の発生時期は、5月に集中し、それ以外の時期には少ない。

年2化の発生だが、夏に羽化せず、そのまま秋冬を越して、翌年、羽化するものが多いようだ。

先日、門川町から持ち帰った幼虫が、本日、蛹化した(蛹化開始時刻は午後3時50分)。

ミカド蛹化701A6799.JPG前蛹になった。

ミカド蛹化701A6802.JPG 逆光のせいで黒い筋に見えるが、白く太い筋が走るといよいよ脱皮開始だ。

ミカド蛹701A6804.JPG脱皮途中を端折って、、、、、、、。

ミカド蛹化701A6838.JPGおしりをクネクネ曲げて、脱皮殻を振り落として、ハイ!完了。


今日は近々刊行予定の写真絵本色校正が、届いた。

色校正を何度もチェックしながら、そして文献の整理をしたり、ミカドアゲハの様子を

窺ったり、部屋のなかであちこち動き回っていた。

蛹化の撮影を終えてからは、物置小屋の屋根に被さっている、クヌギの太い枝を数本切った。

小屋の屋根には落ち葉や落ち枝が堆積していたので、これも掃き落としておいた。

こう書くと簡単な作業に見えるかもしれないが、汗だくとなった。

まして足場に注意しながらの作業はけっこう疲れるものだ。

そういえば、我が家の山林だが、

固定資産税の請求がこれまで一度もないこと今更ながら気付いて、

昨日、役場で聞いてみたら、なんと土地の評価額が極めて低く、

課税の対象にならない、ということであった。

私にとっては仕事に欠かすことのできない、そして貴重な土地であるが、

世間では無価値な場所に過ぎないわけだ。 

まあね、斜面林だしね。




昨日、見つけておいたキマダラカメムシの孵化幼虫たちを、訪れてみた。

場所は、三股町文化会館の敷地内。  

キマダラカメムシ15A_5662.JPG
昨日は、卵殻を取り囲んで綺麗な円状に並んでいたが、今日は団子状に寄り集まっていた。

成虫の姿とはあまりにも、かけ離れている。

卵が産み付けられた葉っぱは、アメリカフウ。

アメリカフウ、なんで日本にこんな木を植えるのか、その理由を教えて欲しいものだが、

この木にはいろいろ、昆虫がやって来る。



先月、紹介した正体不明の幼虫が、数日前に蛹化した。

ギンスジアオシャク15A_5647.JPG             とは言え、蛹は外見上、見えない。   

       幼虫の隠蔽工作をそのまま踏襲し、その中で蛹化したからだ。


        そこで、隠蔽偽装物を少し取り除いてみた。

ギンスジアオシャク蛹15A_5651.JPG         たしかに、蛹がそこにいた。

  この蛹が羽化すれば、幼虫の正体もいよいよ判明するわけだ。


今日は、はじめて大学の特別講義に呼ばれて、大学一年生に昆虫の話をした。

以前、大人向けに組んだ講演内容にかなり手を加えて改編した内容で、1時間半

近く話をした。 居眠りする生徒もかなりいたが、ずっと熱心に聴いてくれた生徒の方も

結構いて、やりがいがあった。

これまでの講演は、主に小学生を対象にしており、稀に大人向けもやったことがあるが、

いわゆる青年たちを対象にした講演は、これで3回目。 

講義を終えてから、8名くらいの生徒さんが壇上まで来てくれて、いろいろ質問やら

会話をしてくれた。 へえ~、虫に興味ある子がいたんだなあ、と驚いたが、

今日の受講生の数は100数名。

講義を終えて、私からの簡単な質問に、反応してくれた生徒はわずかだった。

例えば「イモムシは、きらいですか?それとも平気?」という質問にさえ、

手を上げた子は2~3名。

無関心なんだろうなあ、とは思うけどね。 



もう数日前のことだが、トガリハチガタハバチ幼虫が土の中で、

蛹部屋を拵えた。

トガリハチガタハバチ15A_5602.JPGトガリハチガタハバチの幼虫は、サルトリイバラの葉を食べていたが、

先日、脱皮した。

トガリハチガタハバチIMG_8290.JPGあまりの様変わりに驚いたが、もっと驚いたのは、このあと全く葉っぱを食べなくなった

ことだった。  3日間、様子を見ていたが、これは繭を作る最終段階に入ったのだろう、

と思い、小さなケースに土を入れ、窪みをつけてそこに幼虫を置いてみた。

すると、待ってましたとばかりに、すぐに土中に姿を消した。

脱皮後の姿はまさに前蛹準備段階であったのだろう。



ミカドアゲハの幼虫は、オガタマノキ、あるいは、タイサンボク、シナオガタマノキの

梢で見つかるが、今がちょうど旬だろう。

オガタマノキは神木として神社に植えられているから、

神社巡りをすれば、幼虫に会えるかもしれない。

眼玉模様を接写撮影してみた。

ミカドアゲハ幼虫眼玉模様V6156688.jpg
よ~く見れば、眼玉は飛び出している。

ミカドアゲハ幼虫眼玉模様V6156691.jpg
(OLYMPUS  E-PL1 s M.14-42ミリリバース改造レンズ )
 


昨日、 ニイニイゼミの鳴き声を聞いた(6月14日)。

腕時計を見ると午前9時15分ちょうど。  場所は延岡市愛宕山。

             (一昨日、延岡市立植物園内でも一度だけ聞いている。午後12時半。)

山を下る途中、道沿いの草むらに オカトラノオ が咲いていた。

私の住んでいる近辺ではあまり見かけないので、少し嬉しくなってしばらく眺めていた。

オカトラノオ15A_5506.JPG垂れ下がった花穂先端では、ササグモが食事中。

オカトラノオ15A_5511.JPG
宮崎県東臼杵郡門川町、五十鈴川を遡る途中、昼食で立ち寄った神社。

古びて簡素だが綺麗に掃除が行き届いていた。

サカキ(榊)が花盛で、白い花にニホンミツバチがたくさん訪れていた。

サカキ15A_5532.JPG
サカキ15A_5549.JPG
我が家の林には、ヒサカキばかりで、サカキは一本も生えていない。

弁当を食べ終えて車に戻ろうとしたら、オガタマノキが目に入った。

ほどよい高さの枝が、私を手招いているように感じた。

なるほど、葉っぱに齧り痕があって、すぐその傍にミカドアゲハの終齢幼虫が陣取っていた。

ミカドアゲハ幼虫15A_5521.JPG来週開催の観察会会場に、ここの神社境内も入ればいいのだが、と思ったりした。


五十鈴川上流「森の学舎」で観察会の下見を終えて、

戻りは門川ICから高速に入れば一番早いだろう、という過ちを犯した。

門川ICの入り口は、大分方面の上り側だけで、宮崎方面には入れない、ということを

ICの手前で気付いた。結局、南延岡ICまで行かねばならず、遠回りになった。

しかし、IC入り口が片側方面のみというのは、不便極まりない。

何とか改善して欲しいものだ。


小さなハムシ

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       ササの葉先に水滴が一つ。

ハムシ701A6759.JPG3ミリ程度のハムシがそっと口を当てていた。 きっと、旨いんだろうなあ、この水は。

写真のハムシは、庭や林で見かけるが、かなり稀。 クロウリハムシをうんと小さくしたような

このハムシの種名はまだ調べていない。

 今日は午後から、延岡市立植物園でずっと観察・撮影をしていた。

春には芳香を放っていたホオノキの花は終わり、今は大きな実が風に揺れている。

ホオノキの実15A_5323.JPG明日の午前中は延岡市内でさらに観察。

午後からは門川町の「森の学舎」に移動する予定。






午後3時半頃、来客があったので、涼しい玄関前に椅子を出して歓談。

ここに小さなテーブルがあってもいいよなあ、といつも思う。

で、来客の椅子はイロハカエデを背にしていた。対面していた私は、

しばらくして、イロハカエデの梢にカミキリムシの黒い影が着地するのを見た。

「あああ~!これはたいへん!ちょっとスミマセン!」

私は玄関に置いてある捕虫網を手に取って、すぐさまカミキリムシを叩き落とした。

ひと目でそれとわかったカミキリムシは、ムラサキアオカミキリ だった。

ムラサキアオカミキリ15A_5112.JPGやはり、来た!  今日、こうして来客があって、

イロハカエデを目の前に見据える位置に座るというこのタイミングは、まるで仕組まれてでも

いたかのようだ。 産卵に訪れたメスであろうか。

ムラサキアオカミキリは、九州と屋久島に生息する見てのとおりの美麗種である。

2007年の6月末、三股町長田峡のイロハカエデ大木の梢で

昆虫写真家の鈴木知之さん、ライターの仲瀬葉子さん、と共に初めて本種を見て以来、

ずっと出会いがなかった。そのうち、会えるさ、いや、実際、うちの庭にいたりして、などと

淡い期待をずっと抱いていた。

で、本日、その淡い期待が、現実となってびっくり。

東海大学出版会の図鑑「日本産カミキリムシ」の記載によれば、

かつては稀なカミキリムシだったが、近年、イロハカエデの植栽が増えてから、

各所で増えているとのこと。つまり園芸害虫ともなっている。

まあ、しかし、人社会がイロハカエデを観賞用に大量に植栽したことが

招いた結果であり、増えたカミキリムシに責任があるわけでもなく、

いつもながら身勝手なのは人間様である。




ササグモの顔

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人は誰かに抱きつかれて、つまりハグされて、心地良くとも、

不快になることは少ないかと思う。 まあ、いきなりだと、びっくりだけど。

ササグモのトゲだらけの脚には、それなりの使い途があるようだ。

ササグモ15A_4716.JPG
獲物をガッチリと押さえ込む。 そのためには役立つのだろう、と思う。

けれど、こんなにトゲありでは、普段の生活で自分もチクチクするのではないか?と

余計な心配をしたくなる、というものだ。

どういう気分?と、正面から、顔を覗いてみた。

ササグモ701A6640.JPGあれ!? 恐くないね、このお顔。

肉食にしては、優しいというか、間が抜けているというか、、、、。



「お前さんと顔を合わしたのは、今日で二回目であろう。」カメムシ。

「たしか前にお会いしたのは、寒~い冬でしたね。」シンカイ。

「お前さん、あんとき、わしのことを、オオヘリカメムシと書いたのう。憶えておるか。」カ

「はいはい、憶えてますよ。スミマセンね、あんときは知らなかったのです。」シ。

「わしが、ミナミオオヘリカメムシ様と、知らなかっただと!阿呆たれ!」カ。

「ミナミがつくか、つかないかの、微差でしょ。」シ。

「大バカタレ!!犬と猫を一緒にするのと同じ、誤ちじゃあ~!!」

「種が違うのじゃ!わしとオオヘリ野郎とを一緒にするなあ!」カ。

Z6103821.jpg「じゃあ~、オオヘリさんと、どこが違うのですか?」シ。

「アホか! よ~く見れば一目瞭然じゃろうが。」カ。

Z6103828.jpg「あ!ギザギザがあるw!肩のとこ。 」シ。

「世界観が違うとでも言っておこうかのう、オオヘリ野郎とはのう。

わしらは、暖かい場所に棲んでおるのだ。好みの餌も当然、違うのう。

教えんけどナ!」カ。


はい、そこまで♪

ミナミオオヘリカメムシ Molipteryx asahinai は成虫越冬だから、今の時期に

出会うのは冬を越して活動に入った成虫で、これから繁殖期であろうかと思う。

近似種オオヘリカメムシの卵は拙著「カメムシ観察事典」に載せたと思う。

飼育下ではあったが、フキの茎に産卵したものだ。

体が大きいので、卵もでっかい。  でも、頭(顔)は小さい。

かなり昔の話だが、

東京にいた若い頃、オオヘリカメムシを撮影したくて、どこに行けば本種に会えるのか

ある方に教えてもらったことがある。

ある方G氏の職業は昆虫標本商で、店はなんと原宿にあった。

東京に住んでいても、私と原宿との接点は皆無だったが、

G氏と会うためには、原宿に行くしかなく、場違いな雑踏をかき分け、

とあるマンションの一室の扉を開ける。

すると、そこはまるでドラえもんの「どこでもドア」の先の世界、みたい。

回りの世界とは隔絶された、異次元だった。

ナフタリン臭のなか、G氏から教わったオオヘリカメムシの生息ポイントは、

裏高尾であった。

「10月かなあ、秋だよ。アザミの仲間を見ていけば、必ずいるよ。」G氏。

「ありがとうございます!行ってみます。」シ。

で、私は教えてもらった通りに、はじめてオオヘリカメムシと出会え、

興奮しながら、でっかいカメムシを撮影することができた。

今更ながらですが、Gさん、あのときは、本当にありがとうございました。


今朝のこと、アサガオを植えた花壇に、ホオズキカメムシの卵塊があった。

ホオズキカメムシ15A_4724.JPGアサガオは、ホオズキカメムシの宿主植物の一つだが、

卵はアサガオの葉ではなく、離れたイネ科植物に産んでいる。

ホオズキカメムシの卵はこうして、宿主からわざわざ離れた別の植物に産み落とされる

ことが多い。 それは、なぜか?

答え? それは、みんなで考えましょう。

  使用機材:      OM-D E-M5 M.60ミリマクロ FL-300R (オオヘリカメムシ)

   Canon EOS 5D Mark III レンズ    EF100mm f/2.8L +M250 600EX-RT (卵)


すぐ下の谷津田では田植えの準備で忙しい。

まだ水を張っている最中の田んぼもあるが、すでに田植えを終えたところもある。

毎年、田植えの時期は6月に入ってから半ばころまで。

田んぼを眺めながら歩いていると、ベニシジミの交尾カップルがいた。

休耕田を白く染めているのはヒメジョオンの群落だ。

ベニシジミ交尾15A_4621.JPG1分もたたないうちに、メス(画面左下)がそわそわし、体軸を直角に移動させ離れた。

                 と、思いきや、ほぼ同時に、飛び立った。

ベニシジミ15A_4628.JPG飛び立った瞬間の写真のシャッター速度は、800分の1だったので、ブレている。

しばらく歩いて4分後、またベニシジミの交尾カップルがいた。

先月、個体数は多いのに、ベニシジミの交尾は意外と見ない、と書いたばかりだが、

今日のようなこともあるようだ。とくに今朝はやたらとベニシジミの数が多かった。






「黄色天道騙し」、つまりテントウムシに似ているけれど、テントウムシではなく、

体の色が黄色、という虫だ。

昆虫の仲間には、不幸にして「ダマシ」とか「モドキ」と呼ばれるグループがいる。

先日、ミカンの葉で幼虫と蛹を見つけ、本日、その場を覗いてみれば、

蛹から成虫が羽化していた。

キイロテントウダマシZ6083730.jpgただし、キイロテントウダマシの体長は、3.5ミリとかなり小さい。

本種は、ミカンにつくカイガラムシを餌として食べる。

  (OLYMPUS OMーD E-M5  E.14-42ミリリバース改造レンズ ストロボFL-300R )


はっきりしない天候だったが、雨は降らなかった。 わずかに蒸し暑い程度。

夕方から林の観察路を中心に、草刈をしておいた。 

フェイスガードを付けなかったので、顔にビシバシ、土や小石が当たって辛かった。

いや、辛いでは済まない大怪我をしかねない。何度も眼にゴミが入ったりして、

薄目で作業をした。曇り空で林内は暗く、フェイスガードを装着すると視界が悪い。

作業終了後、念入りにシャワーで体を洗っておく。

この時期、マダニにも神経を遣う。




数日前から庭や林を力強く舞っていた、メスグロヒョウモンのオス。

今日は、ネコノチチの花に来ていた。

メスグロヒョウモン♂IMG_2603.JPGネコノチチの花は小さく地味だが、訪れる虫は多く、アシナガバチ、ニホンミツバチ、

コクロアナバチ、スズメバチ類の賑やかな羽音が聞こえてくる。

スズメバチIMG_2580.JPGネコノチチは実の形が目に付くが、花は昆虫たちにとって貴重な蜜源となっている。

まさに、昆虫花園なのだ。



網目の繭から、今朝、アカスジシロコケガ が、羽化していた。

アカスジシロコケガ15A_4368.JPG       (  Canon EOS 5D Mark III     EF100mm f/2.8L Macro IS USM )

今になって思えば、画面内にスケールを一緒に写し込んでおけばよかった。

デジタルなんだから、スケールを画面に入れる機能くらい、カメラにあってもいいのだが、、、。

羽化した成虫は逃がしたが、繭は残しておいたので、さっそく測ってみたら長さ25ミリだった。

   ともかく、小さい蛾です。

中の蛹が透け透けの繭は、幼虫(毛虫)が自分の毛を使って編んだもの。

ルーペで観察すると、毛と毛を少量の糸で綴っているのがわかる。

繭といえば大概は、幼虫が吐いた糸で拵えるのだが、本種は糸を倹約しているのか、

あるいは糸を製造する能力が乏しいのだろうか?

幼虫は地衣類を食べて育つ。地衣類とは菌類の一種で、苔とはまったく違う。

庭のどこかで育ったのは間違いない。 地衣類をしっかり眺めておれば、そのうち

幼虫も見つかるだろう。

 昨日は、ウメチビタマムシの幼虫と蛹を多数見つけて嬉しくなり、

今日は成虫を探してみたら、数頭だけだがやはりいた。 ウメの隣のミカンには、

アリグモの一種がいた。

Z6063569.jpg  (OLYMPUS OMーD E-M5  E.14-42ミリリバース改造レンズ ストロボFL-300R )


このクモの眼は何をどう見ているのだろうか? 

「お前さんのレンズ、一個しかないではないか。」クモ談。

「ああ、そうだけど、このレンズは改造するのにずいぶんと苦労したんだ。」著者談。


林の中ではヤブヤンマのメスが4頭も入り乱れて産卵していた。

翅の擦れる音が、バシバシと賑やかだった。

水タンクはまだ地中に埋めていないが、雨が止んだらさっそく作業を終えたい。

4頭のヤブヤンマが産み落とした卵は、かなりの数になるかと思う。







日本のマルズヤセバエ科 Micropezidaeには、8種ほどがいるらしい。

我が家の林で見られる本科の一種が、交尾していた(6月1日)。

マエジリアシナガヤセバエIMG_2471.JPG      いろいろ調べてみたが、本種の正体は判然としなかった。

オスはそっと?メスの肩に前脚を添えている一方、メスの前脚は前方に伸びている。

オスもメスも、単独でいるときは、必ず前脚を空中に伸ばしている。

プルプルと小刻みに震わせたり、左右に広げたりと、踊っているように見える。

白い手袋した交通整理のおまわりさんの、姿にも見える。

yasebae701A5981.JPGこの行動はどういうことなのか、よくわからない。




酒の友とは

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ササの葉裏に、セグロベニトゲアシガ、が止まっていた。 歩いて一分の場所。

セグロベニトゲアシガ15A_4335.JPG縦に一センチあるかないかの小さな、蛾。 しかし、この蛾の生い立ちを知れば、見方も

変わるだろうと思う。  少し目線をずらすと、ササの葉裏に白い粉の塊がすぐ見つかる。

ササコナフキツノアブラムシ15A_4339.JPG白い粉の集団は、ササコナフキツノアブラムシのコロニーだ。

ここのササは冬の間に背丈が半分まで刈られたのだが、それが影響したかと思う。

春から若葉をグングン伸ばしたササが、ササコナフキツノアブラムシの繁殖には

好適な条件だったのだろう。

セグロベニトゲアシガの幼虫は、このアブラムシを食べて育つのである。

だとすれば、見てみたいよね、そのシーンを。  

 さて、梅雨も本番。今日は少し蒸し暑くなった。 仕事部屋では、扇風機を回している。

これだけで、ずいぶんと快適になる。

この時期にいただく日本酒は、純米吟醸「真澄」。長野県諏訪市の酒です。

さっぱりとした口あたりがいいのだが、田舎暮らしでは居酒屋とは縁が無いので、

毎晩、独り酒となる。

    でも、この頃になると、「酒の友」が来てくれる。

ショウジョウバエ701A6342.JPGショウジョウバエ、です。 拡大してみると、けっこう可愛い。 赤い眼もいいねえ。

ぐい呑みは、松山の砥部焼。

ぐい呑CIMG3316.JPGいくら飲んでも、ショウジョウバエは、酔っ払いません。







朝から小雨。 昼間もずっと小雨が続いたが、午後7時を過ぎて、

ようやく梅雨らしい降り方になった。 

トガリハチガタハバチの幼虫は回収して、飼育することにした。

どうしても成虫を見てみたい、からだ。

幼虫を持ち帰る途中、ムシヒキアブの一種を見つけた。

ムシヒキアブSP701A6324.JPG体の色が淡いことから、おそらく羽化して間もないのであろう。 だから動きも反応も鈍い。

同種と思われる成熟個体を先月に撮影している。 こちら↓

ムシヒキアブの一種IMG_2148.JPG両個体が、同種かどうかは定かでない。 それにしても 大きく発達した後ろ脚が目を惹く。

ガッツリ、獲物を押さえ込む、脚なのだ。





九州・山口が、梅雨入りしたらしい。

小降りの雨で、気温は低めだから、ジメジメはしない。 

さすがに雨のなか活動する昆虫は少ない。 それでも林に降りてみた。

 意外だったのは、サルトリイバラの葉上に、ハバチ幼虫がいたこと。

               雨に濡れていた。 齧りあとは、この方の仕業。

トガリハチガタハバチ15A_4279.JPGこのイモムシは、トガリハチガタハバチの幼虫。ハバチ幼虫には写真のようにとぐろを巻く

姿勢をとるものが多い。 犬や猫なら眠っている格好だが、ハバチについてはどうだか?

写真の幼虫は先月からずっと観察していたのだが、これまでずっと葉裏に潜んでいた。

トガリハチガタハバチ幼虫15A_4275.JPG派手な姿をしているけれど、裏の世界で目立つことなく平穏に暮らしていたのだ。

雨の日になって葉表に姿を晒したのは、なぜだろう?

 さて、本種の成虫は、アシナガバチ類にそっくりな姿らしい。

 しかも性格まで似ているようで、肉食である。

 







水辺とヤブヤンマ

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シイタケほだ木用の給水タンクは、3年前に設置したものだ。

ヤブヤンマ産卵15A_4266.JPG雨水が溜まって年中、涸れることはない。  こんな人工池だが、様々な生き物が

ここで暮らすようになった。 鳥や獣たちの水場にもなっている。

で、中でも一番目を惹くのがヤブヤンマの繁殖だった。この人工池でヤゴが育ち、

ヤブヤンマが羽化していたのは、昨年まで。

 今年はヤブヤンマの羽化は無かったが、

       今日のこと♀が飛来して産卵をした(午後3時半過ぎ)。

ヤブヤンマ産卵IMG_2436.JPG産卵場所は水タンクから1メートル離れた崖である。 何度も繰り返し産卵していた。

孵化したヤゴ(幼虫)は地面を1メートル近く移動し、なおかつそそり立つタンクの壁を45センチ

登り降りせねば、水の中のゆりかごにたどり着けない。

こんな試練を乗り越えてまで羽化していた!、とは初めて知った。

シイタケほだ木の保管場所は今年から別に移したので、この水タンクは必要なくなった。

見た目にも無骨なので、タンクを地下に埋めることにした。 水面を地面と同じ高さに

する、ということだ。 そうすれば、ヤブヤンマの孵化幼虫の試練もかなり解消することだろう。

まあ、この作業はけっこう時間を食うけれど。

     人工池から飛び立った、ユスリカの一種の♂。

ユスリカ♂701A6256.JPGブラジルのサンバダンサーのごとく、フサフサを頭につけている。 これは触角だ。

前脚を高く前方に突き出しているのが、触角のようにも見える。

♀と対照的にずいぶんと スリムだ。