トガリハチガタハバチの幼虫

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九州・山口が、梅雨入りしたらしい。

小降りの雨で、気温は低めだから、ジメジメはしない。 

さすがに雨のなか活動する昆虫は少ない。 それでも林に降りてみた。

 意外だったのは、サルトリイバラの葉上に、ハバチ幼虫がいたこと。

               雨に濡れていた。 齧りあとは、この方の仕業。

トガリハチガタハバチ15A_4279.JPGこのイモムシは、トガリハチガタハバチの幼虫。ハバチ幼虫には写真のようにとぐろを巻く

姿勢をとるものが多い。 犬や猫なら眠っている格好だが、ハバチについてはどうだか?

写真の幼虫は先月からずっと観察していたのだが、これまでずっと葉裏に潜んでいた。

トガリハチガタハバチ幼虫15A_4275.JPG派手な姿をしているけれど、裏の世界で目立つことなく平穏に暮らしていたのだ。

雨の日になって葉表に姿を晒したのは、なぜだろう?

 さて、本種の成虫は、アシナガバチ類にそっくりな姿らしい。

 しかも性格まで似ているようで、肉食である。

 






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