午後3時半頃、来客があったので、涼しい玄関前に椅子を出して歓談。
ここに小さなテーブルがあってもいいよなあ、といつも思う。
で、来客の椅子はイロハカエデを背にしていた。対面していた私は、
しばらくして、イロハカエデの梢にカミキリムシの黒い影が着地するのを見た。
「あああ~!これはたいへん!ちょっとスミマセン!」
私は玄関に置いてある捕虫網を手に取って、すぐさまカミキリムシを叩き落とした。
ひと目でそれとわかったカミキリムシは、ムラサキアオカミキリ だった。
やはり、来た! 今日、こうして来客があって、
イロハカエデを目の前に見据える位置に座るというこのタイミングは、まるで仕組まれてでも
いたかのようだ。 産卵に訪れたメスであろうか。
ムラサキアオカミキリは、九州と屋久島に生息する見てのとおりの美麗種である。
2007年の6月末、三股町長田峡のイロハカエデ大木の梢で
昆虫写真家の鈴木知之さん、ライターの仲瀬葉子さん、と共に初めて本種を見て以来、
ずっと出会いがなかった。そのうち、会えるさ、いや、実際、うちの庭にいたりして、などと
淡い期待をずっと抱いていた。
で、本日、その淡い期待が、現実となってびっくり。
東海大学出版会の図鑑「日本産カミキリムシ」の記載によれば、
かつては稀なカミキリムシだったが、近年、イロハカエデの植栽が増えてから、
各所で増えているとのこと。つまり園芸害虫ともなっている。
まあ、しかし、人社会がイロハカエデを観賞用に大量に植栽したことが
招いた結果であり、増えたカミキリムシに責任があるわけでもなく、
いつもながら身勝手なのは人間様である。
ここに小さなテーブルがあってもいいよなあ、といつも思う。
で、来客の椅子はイロハカエデを背にしていた。対面していた私は、
しばらくして、イロハカエデの梢にカミキリムシの黒い影が着地するのを見た。
「あああ~!これはたいへん!ちょっとスミマセン!」
私は玄関に置いてある捕虫網を手に取って、すぐさまカミキリムシを叩き落とした。
ひと目でそれとわかったカミキリムシは、ムラサキアオカミキリ だった。
やはり、来た! 今日、こうして来客があって、
イロハカエデを目の前に見据える位置に座るというこのタイミングは、まるで仕組まれてでも
いたかのようだ。 産卵に訪れたメスであろうか。
ムラサキアオカミキリは、九州と屋久島に生息する見てのとおりの美麗種である。
2007年の6月末、三股町長田峡のイロハカエデ大木の梢で
昆虫写真家の鈴木知之さん、ライターの仲瀬葉子さん、と共に初めて本種を見て以来、
ずっと出会いがなかった。そのうち、会えるさ、いや、実際、うちの庭にいたりして、などと
淡い期待をずっと抱いていた。
で、本日、その淡い期待が、現実となってびっくり。
東海大学出版会の図鑑「日本産カミキリムシ」の記載によれば、
かつては稀なカミキリムシだったが、近年、イロハカエデの植栽が増えてから、
各所で増えているとのこと。つまり園芸害虫ともなっている。
まあ、しかし、人社会がイロハカエデを観賞用に大量に植栽したことが
招いた結果であり、増えたカミキリムシに責任があるわけでもなく、
いつもながら身勝手なのは人間様である。