わが家の、アシダカグモ

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このところ、玄関に居座っている、アシダカグモの♀。

産卵が間近いのだろう、腹部が丸々と肥えている。

アシダカグモ♀IMG_2891.JPGアシダカグモが、「ゴキブリキラー」とも呼ばれていることを知っている方は意外と少ない。

私はそのことを、自分の講演のなかで聴衆者の方々の反応から感じとれた。

これほどデカくて、存在感たっぷりのクモである。 なんぞ、しでかすのだろう?

と興味津々、眺めていたくなる。

でも昼間の彼らはいたって静かである。 ほとんど動かない。

2007年のちょうど今頃、わが家の外壁で、アシダカグモがトノサマバッタを捕らえていた。

「昆虫ある記」でも紹介したが、その光景には驚いた。アシダカグモとトノサマバッタは、

両者の生息環境がかけ離れていることから、およそ接点が有り得ないだろうと思えた。

しかし、わが家の庭はトノサマバッタの生息環境に接していることから、外壁が

狩場になり得たわけである。 およそ例外的な出来事ではあるが、

自然観察においては、想定外の可能性についても普段から気に留めておく必要がある。


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