台風8号は鹿児島県に上陸し、我が家の近くも通過したらしいが、
昨夜の雨風が少し強かった程度で、今朝は涼しく穏やかな天候であった。
しかしなるほど、南風が強かったせいで、クヌギの落枝がきわめて多かった。
大きいものでは1メートル以上ある。
庭に散乱した落ち枝をかき集めると、一山できた。林内にはさらに多くの
落ち枝がそのままになっている。クヌギの枝は折れやすいので、強風には弱い。
さらに付け加えるなら、クヌギの枝葉はきわめて燃えやすい。
生葉であっても着火し易いので、クヌギは防火林には向いていない。
落ち枝を集めていると、運命をともにしたイモムシも多種類、見つかった。
さて、台風の被害といえば、あんまりないと感じていたが、
いや残念なことにクヌギ若木二本が根元から折れて倒れてしまった。
いづれもコウモリガ幼虫の加害が原因。
この👆クヌギは植えてから4年目だが、樹高は2メートルを超えていた。
根元近くにコウモリガ幼虫の作った大きなパッドがあり、心配はしていたのだ。
大きな木だとそれほど問題にはならないが、若木や幼木では、強風を受けると
パッド部分から折れてしまい易い。コウモリガ幼虫は材中心部にでかいトンネルを
穿つからだ。こうして宿った木が倒れてしまえば、
コウモリガ幼虫も自分で自分の首を絞める結果となってしまう。
クヌギを植える際には、コウモリガの食害も考慮して多めに植えるのだが、
幼木に入られ、共倒れになることが多い。
庭のヤシャブシで、ニイニイゼミが鳴いていた。
ニイニイゼミは夏一番の鳴き手であるが、意外と認知度は低いようだ。
セミと言えば、まずアブラゼミであり、そしてクマゼミ、ヒグラシと続くようだ。
ヤシャブシの隣、カクレミノの幹にはナナフシがいた。