さすがに動きが鈍い。 そっと撮影台に乗せてカメラを構えたところで、急に
右手の甲に痒みを感じた。今頃? それにしてもいつのまに吸血したのだろう?
火曜日、病院で採血したばかりだが、看護婦さんが打った注射はほぼ無痛であった。
太いシリンジを満たした私の血を思い出した。「え!そんなに採るの?」
と思わず口に出てしまったが、太った蚊の腹がシリンジとダブって見えた。
ササグモの♀がヒメバチ類の一種を補食していた。 玄関前の植え込みで。
草地の徘徊性クモのなかで、もっともよく目にするのがササグモだ。
補食や配偶行動、脱皮など、暮らしの様子を観察するチャンスも多い。
さて、我が家の林に降りてみた。台風8号の影響を見ておくためだが、
思っていた以上に枝が落ちて散乱していた。かなりの荒れようだ。
大きいのでは4メートルもあるセンダンの枝が、観察路に横たわっていた。
これの直撃を頭上から受けたら、怪我くらいでは済まないだろう。
折れた断面を見てみると、赤腐れのようになっている。虫害なのか病害なのか?
ともかく弱ったところから、強風に堪え兼ねて折れたのだろう。
林全体の落ち枝は相当な量で、観察路だけでも片付けるには数時間掛かりそうだ。
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