クヌギの梢に、スカシカギバ幼虫が多い。
どれも熟令となり、いよいよ鳥の糞らしさが増してきたように思う。
鳥の糞は上空から落ちてくる。だから、幼虫たちが葉表に堂々と構えているのも
理にかなっていると言える。しかも体を二つ折りにしているところ、芸が細かい。
ただやはり、食事のときは体をまっすぐに伸ばしており、通常のイモムシスタイル。
ちょっとでも振動を感じると、一瞬にして二つ折りに戻るから、
いつも緊張感があるのだろうか?
さて、台風8号の影響で、近所のでっかい杉の木が倒れているのに気づいた。
我が家では台風通過以降、NHKテレビの受信状態が悪くなりほとんど映らなくなった。
風で傾いだせいらしく、クヌギの梢がアンテナに触れんばかりに接近している。
元々、デジタル放送になってから、NHKの電波が一番弱く不安定だった。
受信障害は、このクヌギの接近が影響しているに違いないと嫁さんは主張する。
そこで、前々から高さを詰めたいと考えてもいたので、今朝のこと、
このクヌギを地上高2メートルほどのところで、伐採した。
幹の径は20センチほどだから、脚立に登ってノコギリで慎重にゆっくり切った。
パキパキと折れ始めたところで、素早く地上へ退避した。折れた反動で幹が
どう跳ねるかも知れないからだ。
伐採したあと、幹や枝をチェンソーで細かく切断。汗びっしょりになったが、
NHKの受信障害はほぼ解消した。
もっとも風雨が激しくなると、アンテナ塔が揺れてそのたびに受信障害は生じる。
ので、ほんとうはアンテナ塔そのものを組み直す必要があり、高さもあと1メートル
は上げないと、安定した受信はできない。