ムシヒキアブ類は、見晴らしの良い場所で空中を睨んでいる。
クイ、クイと頭を自在に動かす仕草に、彼らの気持ちを感じずにはいられない。
「どこや、どこや!いないか?こないか?」
偵察圏内に飛翔物体が入るやいなや、素早く飛び立ち、狩りをする。
今日の獲物は、ウスバキトンボだった。
しかし、大きな獲物を仕留めたものだ。 自分の倍以上の大きさがある。
いや、ウスバキトンボだって優れたハンターである。
ムシヒキアブが自分を狙ってたことに、早々と気付いてよさそうなものである。
なにか、油断する事情があったのだろうか?
時間帯としては、ウスバキトンボがねぐらに落ち着く頃ではあった。
狩りモードを解いて、「あ〜、眠い」とばかり草むらに下降していた、
そんな一瞬であったのかもしれない。
ムシヒキアブ類の同定は難しい。種名は不明。
昨日は夕方から、庭の草刈り作業を2時間ほどやった。
梅雨の間さぼっていたため作業にはいつもより時間を要した。
夕食は軽くとって、シャワー浴びると崩れるように布団に入り、
20分ほど本を読んですぐに熟睡した。