お盆には、四国、愛媛に帰省する予定だった。
しかし急遽、フェリーの予約をキャンセルして、自宅にて仕事をしている。
いろいろ策を練ったけれど、やはり無理だった。
子供が小さい頃だと、かなり心痛んだけれど、もう今では問題ない。
それぞれ兄弟、自分の世界を持っているからね。
ま、家庭内にまったく波風立たないとも言い切れないが、仕方が無い。
犬も喰わない、夫婦喧嘩の一つや二つくらいは、ある。
さて、昨日の続きです。
私が小学生のころ、虫を嫌いになったわけの一つ。
それは、虫かごの中ですし詰めになった虫たちが、ボロボロの
無惨な姿になったのを見たときからであった。採ることに夢中になっていたものの、
その成果が、コレか!と、虫かごの中を覗いて愕然となった。
苦し紛れに虫達が吐いた体液で、虫かごの中は汚れていた。
私は昆虫採集のあり方をまったく知らなかったし、誰からも教わりもしなかった。
記憶に間違いないとすれば、たしかそのとき、私は虫嫌いになった。
哀れな昆虫の残骸の山を見て、嫌になった。
当時、昭和40年代のころの虫カゴといえば、ブリキ板と金網で出来ていたが、
今のプラ樹脂製と、基本的な構造では変わりない。
私は観察会に臨むたびに、ふと不安になる。
ピカピカの虫網と虫かごを手にした子供達大勢を前にして、戦慄を覚える。
この子達のなかで、虫嫌いになる子ができやしまいか?と。
何十年もの間、素材は違えど、虫かごのスタイルはまったく変わらない。
昆虫採集といえば、市販の虫かごが当たり前に使われてしまう。
続きは、また明日にて。
昨日の観察会で見つけた、寄生バチの繭をつけた、セスジスズメ若齢幼虫。
寄生バチに栄養分を吸い上げられて、セスジスズメ幼虫に元気がない。