午前7時半、タマムシのメスが庭にいた。
今日も都城市のある児童館で昆虫観察会と標本教室を行った。
児童館の敷地内にハチの巣が二つある、というので椿の梢を覗き込んでみたら、
セグロアシナガバチのかなり大きな巣があった。
もう一個は離れた場所の石碑にあって、こちらはフタモンアシナガバチだった。
セグロアシナガバチの巣は茂みに隠れて誰も気付いておらず、先日、父兄のかたが
刺されて、ようやく巣があるらしい、ということがわかったそうだ。
児童館に並んで小さな神社があり、そこの朽ち木のなかからは、チビクワガタの
成虫・幼虫が多数、見つかった。蛹室のなかでクルクル回転する蛹もいた。
朽ち木の下の土中からは、カブトムシの卵と数多くの初令幼虫が出てきた。
神社といっても、数本の木があるだけで庭ていどの広さであり、周囲は田んぼが
広がる開けた環境。一番近くに見える森まで、かなりの距離がある。
こんな場所で、チビクワガタにお目に掛かれるとは、少し驚いた。