クヌギ材置き場には、連日、タマムシが産卵に訪れている。
他にも朽ち木に集まる昆虫は多く、観察にうってつけの場所である。
ところが先週、クヌギ材の隅っこにヨコヅナサシガメの若齢幼虫が
寄り固まっているのに気付いた。そして今では3〜4令までに育っている。
なるほど、クヌギ材置き場にはいろいろな昆虫が出入りするので、
ヨコヅナサシガメの母虫は、ここに産卵を決断したのだろう。
じつは6月ころ母虫の姿をこの場所でよく見かけていたが、
それは自分の腹を満たすだけではなく、獲物が潤沢に得られることを
しっかりと確認していたのではないか、と今になって納得ができた。
ヨコヅナサシガメ幼虫がどのような獲物を捕らえるのか、興味あるところだが、
材を利用する昆虫の姿をしっかり見たい私としては、それらが次々と
餌食になり、ポイッと捨てられてしまうのもちと、困るのである。
写真はヒゲナガゾウムシの一種が吸血されているところ。
逆にヨコヅナサシガメ幼虫を補食するような天敵がいればいいのだが、これまでの
ところ造網性のクモくらいしか、観察できていない。ヨコヅナサシガメ幼虫は
我が物顔で徘徊している。何匹いるだろうか?ともかく幼虫たちを別の場所に
引っ越しさせようと考えているところだ。
ランタナの花には、ホシホウジャクが吸蜜に来ていた。