朝は濃い霧に包まれていたが、今日は久々に晴れた。
昨日は肌寒いほどだったのに、たちまち夏日。気温も30度まで上がった。
まさに残暑。
朝食をとっていると、窓の外でクロセセリが弾んでいた。
長い口吻を伸ばして吸蜜を始めたので、あわてて窓を開けて撮影。
嬉しい悩みだが天気が好転すると、食事もゆったりとはいかなくなる。
水分補給には気を遣うが、休憩などという時間はほとんどない。
カメラ4台に様々なレンズを装着し、縁側に並べておいて撮影に臨む。
畳に日本刀を何本も突き立てての勝負、という時代劇をふと思い起こす。
まさに真剣勝負だ、、、なんて、ちょっと大袈裟だが。
今日の撮影は、望遠ズームレンズから、超広角レンズ、超接写マクロレンズまでと
画角の領域が広くて、レンズ交換をしている暇などはない。
それだけ、庭の中だけでも興味深い虫の生業があったのである。
全部を紹介できないので、チョウだけに絞ろう。
花盛りのヒガンバナには、アゲハ類が次々と飛来していた。
写真はアゲハ(ナミアゲハ)のメス。オスも時々現れて、そうなるとメスに
しつこく求愛するようになる。
写真(下)のモンキアゲハと、ナガサキアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、
が次々と飛来したがなぜか、クロアゲハの姿はない。
過去7年間においてもクロアゲハは極めて少ない。いやほとんど来ていないだろう。
他に期待できるのは、オナガアゲハだが、これも来るには来るが、数は少ない。