九州大学大学院 農学研究院 遺伝子資源開発研究センター

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今朝の博多も快晴。気持ちのよい秋日和。風は涼しいが、陽射しはキツく、

胸元が少し日焼けした。

九州大学を訪問するのは、今日が初めて。

宮崎に移転してからずっといつかは、と思いつつようやく九大に来た。

理学部のある箱崎キャンパスは広い。あらかじめお会いする先生から

案内地図と車の入構許可のやり方を教わっていなかったら、

大学に入ることもできずウロウロしたことだろう。

ただ、理学部もいづれは移転するようだ。

さて、今日の訪問先は仁田坂先生のアサガオ圃場と、

伴野先生の遺伝子資源開発研究センター。

3年前、仁田坂先生の講演を聴講したことがある。場所は京都で、

そのとき、私も講演者の一人として出席した。

アサガオにはびっくりするほどの品種があるが、今日はその実物を

見学できた。種子の保存庫や、アサガオ研究の古書コレクションまで

拝見できた。4度C+低湿で保存すると種子は数十年経ても発芽するそうだ。

昼食後、今度は少し歩いてキャンパスから少しはずれた

遺伝子資源開発研究センターに移動。

アサガオ圃場の隣にもあったが、センターの敷地内と言わず、あちこちに

桑畑が点在していた。桑にもいくつか品種があるようだ。

伴野先生からカイコについての様々なお話を伺い、

あるいは質問にもお答えいただき、3時間以上があっと言う間に過ぎた。

研究センター内の施設も詳しく案内していただいた。

カイコの飼育や写真撮影はこれまでにも何度かやったことがあるが、

曖昧にしていた疑問や、わからないままだったことなど、

そのモヤモヤを、伴野先生のお話を伺うことでかなり解消できたと思う。

実に反省すべき問題点も多かった。

カイコのことをある程度知っているようで、いやじつはわかっていなかった。

野生では生きていけないカイコが、どのようにして、どこから

進化してきたのか?そして、養蚕の歴史もどうやって変遷してきたのか?

モヤモヤがいくつかは解消し、新たな発見がたくさんあった。

なぜ、カイコが誕生したのか、という最大の疑問にも改めて立ち戻る

きわめて貴重な一日であった。

日本の養蚕の歴史、カイコへの思い入れの国民性、、、、、、。

遺伝子資源開発研究センターがいかに大事で、

必要とされるのかという、根本的なことも、勉強できた。

九州大学にこのような研究施設があるのは、温暖ゆえ年5回も飼育繁殖できる

という地の利もあったようだ。

かいこ387.JPG片道3時間20分程度。九大はそれほど遠くもない。

ま、日帰りはキツいけど。






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