北九州地方は晴れていたようだが、南九州とくに宮崎の太平洋側は
朝から雨だった。本降りではないが、外での撮影はしばしば中断。
今夏はとにかく、雨が多い。台風の数が少ないのを補うかのようだ。
霧雨程度の寸暇を利用しては、仕事部屋のすぐ外の草むらで観察続行。
ススキの薮中でクサヒバリがしきりと鳴いていたので、姿を探していたら
アカハネナガウンカの交尾カップルがいた。
しかも、カップルの脇で別の♂が求愛するような仕草をしていた。
そのシーンは撮り逃したが、交尾カップルは交尾したままジャンプ飛翔移動
できることがわかった。けっこう、身軽に移動する。
おそらく♂は♀にしがみついているだけだろう。
こうなると、次の段階、産卵、そして卵を見てみたいものだが、では越冬ステージは
何だろうか?
毎年、刈り残している萱場に以前はカヤネズミの巣も見られたが、
ここ数年、営巣が確認できていない。
コガネグモの小さな幼体や、ヒラタグンバイウンカ、など、ススキだけでも
様々な顔ぶれを観察できる。
目線の位置で休憩していた、ハナバチ類の一種。
さかんに身繕いしたあと、弾けるように空へと消えていった。