台風19号はどうやら三股町のほぼ上空を通過していったようだ。
しかし風雨がもっとも激しかったのは接近する以前で(午前3時ころ)、
私は爆睡していてまったく気付きもしなかった。
今朝の10時過ぎころには一旦、晴れ間が出て(台風の目?)、
すぐに厚い雲に覆われたが、午後4時頃にはまた青空が戻ってきた。
写真は都城市、安久町のセンダン。奥に霧島山が小さく見える。
台風の直撃を受けたという印象は薄いが、三股町を流れる沖水川の今にも溢れそうな
凄まじい濁流を目にすると、やはりかなりの雨量があったのだなあ、と感じた。
カイコの餌、クワの葉を調達しに車で出掛けた。場所は車で7分程度のところ。
今の時期になると、クワの葉もかなり傷んできたり、黄ばんでしまい、
餌にはかろうじてなっても、写真撮影には使えないものがほとんどだ。
写真上の葉などは、まだましな方だが、瑞々しい緑葉にはほど遠い。
いや、カイコの弱々しい姿を見ていると、まだ食えるよねえ、という粗食を
与える気になれない。どうしても瑞々しい極上の餌をと、奔走する。
若木や幼木のクワだと、梅雨時に見る奇麗な葉をつけていて、狙い目である。
それを探して回り、何カ所かポイントを抑えおく。
桑畑の管理されたクワは、年中、剪定されて若葉をつけるよう手入れされているが、
野山のクワではそうはいかない。季節の進行とともに葉も老熟し、黄葉し落葉する。
まあ、それが自然の姿ではある。大きな桑でも一枚も使える葉がない、ということも
多く、我が家の近所はすべてそうである。
餌としては使えないが道ばたにあった大きなクワを見上げていたら、クワゴの幼虫と
繭がいくつも見つかった。
繭は葉を折り重ねた中にあって、慣れないとすぐには見つからないだろう。
先日、ふ化したクロヒカゲの幼虫は、ササの葉を食べて胴体は数倍にも成長した。
イモムシの宿命として、胴体は肥えても、頭の大きさは変わらない。
頭の大きさも成長するには、脱皮を繰り返すしかない。
さて、2令への脱皮まで何日かかるのだろうか?