昨夜はずっと仕事場で撮影待機。就寝したのは午前4時過ぎだった。
午前6時、起床。ふと机上のケース内を覗くと、クロヒカゲ幼虫が脱皮を
終えて、3令となっていた。
「え!?やっぱり、アトム」 「いや、天女さま」
それはともかく、クロヒカゲ幼虫の頭部形態については、おそらく多型があると
思う。同ステージでも個体によってツノの長さや、色紋様に明らかな違いが見られる。
きちんと整理しないとはっきりとしたことが言えないが、
クロコノマチョウ幼虫の頭部多型とも違うように思え、もっと複雑に感じる。
写真の幼虫は、目の前でクロヒカゲが産卵するのを見て、その卵から飼育している
から、クロヒカゲ幼虫であることは疑いない。
今、この幼虫は3令であるが、年内に羽化することはなく、いづれ幼虫のまま
冬を越すだろう。冬越しのステージは2令〜終令と、巾があるようだ。
我が家の林では3令で越冬しているのがよく見つかるが、
これまで見つかった越冬幼虫の頭部形態は
今日の写真とはまるで違う。
1令〜終令(4令と5令があるようだ)の各ステージの頭部写真を
多くの個体で撮り比べると、面白そうだ。
私は飼育はあんまり得意ではないので、そこまで踏み込めないでいる。