三股町文化会館の街路樹、モミジバフウの幹には、
クスサンの卵塊が少しづつ増えている。
出足が少し遅いような気もしているが、その卵を見ていると、
小さな寄生バチがウロチョロしていることに気付いた。
腰を左右に降りながら、しきりと産卵していた。よ〜く見ると、細い産卵管が
クスサンの卵に突き立てられている。一個の卵でかなりの時間費やして産卵ポーズ
をとっていたから、おそらく産卵には成功しているのであろう。
寄生バチはヤママユの卵に寄生するシロオビタマゴバチにそっくりだ。
シロオビタマゴバチだと、クスサン一個の卵で育つのは一匹だけである。