隣の畑で小粒ミカンが色づいて来た。ミカンはこの一本だけ。
毎年、アゲハとナガサキアゲハの撮影でお世話になっているミカンだ。
色づいてきた順に、丸ごと齧られるようになった。
食べ残された白い皮がよく目立つ。
犯人は誰だろうか?ヒヨドリ、メジロ、あたりと思うが現場を見ていないので
断言はできない。別に犯人がいるとしたらそれはそれで興味深い。
ミカンの他は梅が並んでいるが、そこには奥の林から蔓が伸びて来て、
アケビの実がこれまた毎年、豊作となる。アケビの実をつつくのはメジロだが、
あんまり好きではないようで、ほとんどの実が熟しきって地面に落ちてしまう。
通りがけの人も、クリなら一生懸命つついて落としたりしているが、
アケビには目もくれない。
まあアケビは種が多いからね。味見する程度で終わってしまう。
さて、庭のツワブキには早朝からホシホウジャクが盛んにやって来る。
今朝は4頭が入り乱れるように花から花へと飛び回っていた。
このところフィールドに出る時間が少なく室内作業が多いので、
ホシホウジャクの吸蜜シーン撮影は、肩ならしにはうってつけと言える。
フィールドに出る時間が少ないとはいっても、家そのものがフィールドの中に立地
している。玄関出たらそこからフィールドが始まる、という恩恵を自分では
つい忘れがちだが、それは長い東京暮らしの後遺症のようなものかとも思える。