確定申告の書類提出をするため都城市内へ出掛けた。毎年のことだが、一年経つのが速いと感じるのも今日のこの行事。e-taxを使えば在宅申告もできるが、なんとなく嫌なので、税務署HPサイトで入力後、ダウンロードしている。やはり紙の書類にハンコもらって安心できる。
空はどんより曇り空で、これならフチグロのことも気にせずに済む。しかし用事を済ませて家に戻る頃には、陽射しが出始めた。おお〜、これならいい具合だろう。さっそく、歩いて2分の畦道に降りてみた。すぐにも視界の隅を白い飛翔虫がかすめる。一瞬のことだったが、期待できる。ゆっくり着地点と思われる薮に回り込んでみた。 そしたら、いました。
この写真は別個体で、羽化直後のオス。最初に撮影したオスは翅の縁が擦り減っていたのと、翅の畳み方がいびつになっていたので、せっかくだから新鮮なオスの写真を載せてみた(当ブログ初登場)。
陽射しは1時間と保たなく、雲がしだいに増えて正午過ぎからはまた、どんより曇り空となった。
空はどんより曇り空で、これならフチグロのことも気にせずに済む。しかし用事を済ませて家に戻る頃には、陽射しが出始めた。おお〜、これならいい具合だろう。さっそく、歩いて2分の畦道に降りてみた。すぐにも視界の隅を白い飛翔虫がかすめる。一瞬のことだったが、期待できる。ゆっくり着地点と思われる薮に回り込んでみた。 そしたら、いました。
この写真は別個体で、羽化直後のオス。最初に撮影したオスは翅の縁が擦り減っていたのと、翅の畳み方がいびつになっていたので、せっかくだから新鮮なオスの写真を載せてみた(当ブログ初登場)。
陽射しは1時間と保たなく、雲がしだいに増えて正午過ぎからはまた、どんより曇り空となった。
風も出て、気温が下がったのでさすがにオスの活動は見られない。最後の見納めと草薮の地面近くを眺めていたら、羽化直後と思われる、メスがいた。
メスは翅がない姿。草薮でじっとオスの飛来を待つ。
今日確認できたオスは全部で、4頭。うち、3頭は今朝羽化したばかり。出始めかと思うが、もうメスも現れている。明日、天候が回復すれば交尾なども観察できるだろう。
さて、歩いて2分。犬の散歩コースでもあるこんな近場に、フチグロトゲエダシャクが生息している。なのに過去7年間、見落としていた。頻繁に歩いていて、灯台下暗し、とはまさにこのことだが、見落としていた理由もはっきりしている。その理由は主に二つ。
① 本種の生息地は、全国的に見ても局所的なうえに、既知産地が主に河川敷。鼻から河川敷という環境に行かなければ出会えない、と思い込んでいた。それと宮崎県内での産地情報は、やはり河川敷の某所一カ所のみを聞き及んでいただけだった。本種の生息環境が、草地環境だという基本に立ってあらゆる可能性にまで、探索の目を注ぐ努力を怠っていた。つまり、本種との遭遇は諦めていた。
② 本種発生時期が2月の半ば〜3月初めのごく短期間であること。この時期は例年、4〜6月の出版本の編集作業に携わることがもっぱらで、加えて山仕事にも時間を割くことが多い。フィールドに出る時間はかなり減り、出歩いても運動がてらで、①の理由からアンテナを下げたままの休眠状態に近い。
と、言い訳めいているが、そういうわけで、おそらくこれまで発生時期にこの場を歩いていたとしても、サッさと通り過ぎていた。フチグロトゲエダシャクは、結構、目立つ姿(♂は)ではあるが、やはりそれなりにアンテナを繰り出していないと、気付かないままに終わる。
続きは、また明日に。
オスの触角は、、まるで鳥の羽毛のごとし!
(触角写真のみ、 OLYMPUS TGー3 深度合成 )
メスは翅がない姿。草薮でじっとオスの飛来を待つ。
今日確認できたオスは全部で、4頭。うち、3頭は今朝羽化したばかり。出始めかと思うが、もうメスも現れている。明日、天候が回復すれば交尾なども観察できるだろう。
さて、歩いて2分。犬の散歩コースでもあるこんな近場に、フチグロトゲエダシャクが生息している。なのに過去7年間、見落としていた。頻繁に歩いていて、灯台下暗し、とはまさにこのことだが、見落としていた理由もはっきりしている。その理由は主に二つ。
① 本種の生息地は、全国的に見ても局所的なうえに、既知産地が主に河川敷。鼻から河川敷という環境に行かなければ出会えない、と思い込んでいた。それと宮崎県内での産地情報は、やはり河川敷の某所一カ所のみを聞き及んでいただけだった。本種の生息環境が、草地環境だという基本に立ってあらゆる可能性にまで、探索の目を注ぐ努力を怠っていた。つまり、本種との遭遇は諦めていた。
② 本種発生時期が2月の半ば〜3月初めのごく短期間であること。この時期は例年、4〜6月の出版本の編集作業に携わることがもっぱらで、加えて山仕事にも時間を割くことが多い。フィールドに出る時間はかなり減り、出歩いても運動がてらで、①の理由からアンテナを下げたままの休眠状態に近い。
と、言い訳めいているが、そういうわけで、おそらくこれまで発生時期にこの場を歩いていたとしても、サッさと通り過ぎていた。フチグロトゲエダシャクは、結構、目立つ姿(♂は)ではあるが、やはりそれなりにアンテナを繰り出していないと、気付かないままに終わる。
続きは、また明日に。
オスの触角は、、まるで鳥の羽毛のごとし!
(触角写真のみ、 OLYMPUS TGー3 深度合成 )