ベニツチカメムシ、登る

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まだ少し早いかな、と思っていたが、観察ポイントに着いてしばらくすると、メス2頭、オス1頭がそれぞれ単独で見つかった。(写真:OLYMPUS TG-3 )
ベニツチカメムシP3120018.jpg土中に潜り込んで越冬しているベニツチカメムシたちが、ぞくぞくと地上へと登る日は近いようだ。来週後半あたりだろうか?今日の観察ポイントは鹿児島県、曽於市。宮崎県、都城市のすぐ隣で、我が家から最短ルートを使うと所要時間は30分。

今月末は、宮崎に移転して丸8年目となる。移転のタイミングは当時、小学生だった子供たちの進学に合わせ春休みにした。兄弟二人は、転居して落ち着く間もなく、全く未知の土地で一学期の登校が始まったのだから、親としてはちょっと心配だった。かくいう自分も、東京で受けた仕事を新天地でスムーズに引き継いでこなせるのか、かなり心配した。雑木林付きの一軒家、とはいえ、林は荒れて人が入り込むことすらできない状態だった。仕事のできるような林にはほど遠かった。出掛けるにしても、右も左も全くわからないまま、しばらくはただただ、ウロウロするばかりだったが、いや、そのウロウロする時間もあまりとれなかった。最初の一年間はまるで、もがいてばかりいた。
  
7年前の2008年2月12日に、近所で撮影した鳥居。赤いけれど、特にベニツチカメムシとは関係ない。(写真:Caplio GX100 )
鳥居1926-3.JPGこの鳥居は粗大ゴミの不法投棄に対抗して設置されたもので、実際、この場所での不法投棄は設置以後、パタリと治まった。が、しかし、道の反対側の薮に投棄場所が移ったのもすぐのことだった。こういう場面は全国のあちこちで散見できる。「人が見てなければ、いくらでもゴミ捨てたるでえ〜」という輩はいつになっても消えない。おそらく永遠に。さて、そうはいっても、日本人である限り、鳥居におしっこを掛けることも、ゴミを放り投げることも、一応は躊躇するらしい。ただ、ここのところ、この鳥居もくたびれてしまった。(写真:OLYMPUS TG-3 )
鳥居P3120023.jpgしめ飾りも、神石?も無くなってしまい、今にも朽ちてしまいそうだ。
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