与那国島、二日目。気温は27度。風があって汗はさして出ない。ときに青空も覗くが雲がすぐに湧いてくる。風景撮影には条件が悪い。道ばたの花には、キムネカミキリモドキの姿が多い。
後ろ姿もなかなかいい。
水辺がどこにあるのか、森の中にいた、アカスジベッコウトンボ。
午前中、ようやくヨナグニサンのオスを見つけた。イヌビワの梢にぶら下がっていたが、残念ながら左前翅が大きく欠損し、だいぶ痛んだ個体だった。それでも生きた姿を初めて見ることができ、あともう少しでチャンスが到来するように思えた。とはいえ、午後からの探索では、空繭がいくつも見つかるだけで、成虫はついに現れず。夜の撮影に備えて5時には民宿に戻り、洗濯物を取り入れ、少し休憩する。
午後9時。月夜の森を歩いていると、いきなり懐中電灯にヨナグニサンのオスが浮かび上がった。久しぶりに興奮する。オスは新鮮で奇麗な翅をしていた。
午後9時。月夜の森を歩いていると、いきなり懐中電灯にヨナグニサンのオスが浮かび上がった。久しぶりに興奮する。オスは新鮮で奇麗な翅をしていた。