観察の日々

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林の地面を観察して2週間目。定点観察にはマーキングが必要だが、自分の敷地だから安心してできる。「なんじゃ、これ!?」と蹴っ飛ばされたりする心配はない。
マーキング_MG_0186.JPG
生き物の暮らしを撮影するには、まずは観察。これは当たり前のことだが、いくら時間を費やしても無駄にはならない。もっとも、やり方のコツはある。そのコツは、自分で掴むしかない。失敗もいっぱい繰り返す。  で、お目当ての写真撮影が必ず成功するとも限らない。限らないが、どこかで、これ以上やっても無駄かどうか、あるいはもっと別の手段に替えるべきかどうか、といった判断も早くできるようになる。それができないと、この仕事は続かない。

さて、昨日アップしたショウリョウバッタのこども(幼虫)だが、今日も庭の草むらで多数が跳ねていた。よく見ていると、ほとんどが薄茶色の褐色型だが、2〜3割程度だろうか、緑色の子もポツポツ、見つかる。
ショウリョウバッタ緑色701A9668.JPG
全部、ふ化してからまだ一度も脱皮していない、1令幼虫たち。ふ化の現場に立ち会うとわかるが、地下から湧き出るようにしてふ化する彼らは、その全てが褐色型である。厳密に言えば、おそらくまだ体の色素がしっかりと浮き出ていない状態ではあろう。白に近い薄茶色と表現すべきか。ふ化してから1日〜2日目となれば、体色が定着するようで、このときから、褐色型と緑色型に分かれてくるようだ。
これは、細切れの観察をつなぎ合わせての推測であることを付け加えておきます。

おかいこさま、の飼育も終盤となった。クワの葉の調達も今日で最後となるだろう。少しホッとするも、少し物寂しい気もしないでもない。

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