2015年6月アーカイブ


今日は久々に、夏日、家のすべての窓を開放し、風通しをした。
さぞかし家も喜んでいたことだろう。ジメジメとおさらばだ。

昨日は草刈り作業でヘトヘトになったが、今日は今日で、刈草集めでヘトヘトになった。草刈りより、厳しい。作業を終えて家に戻ろうとしたとき、目の前に、マメハンミョウがいた。
ちょっと、早いンでないかい!?

マメハンミョウ701A0785.JPG


昨年、子供部屋の外壁にヤママユの卵が20数個付着していた。窓の灯りに飛来した♀親がそこで産卵したのだろう。一個だけ割開いてみれば、有精卵とわかったので、飼育室で保管し、今春、ふ化した幼虫たちを、仕事部屋のすぐ北側にあるクヌギに放飼した。幼虫の成長は3令までは見届けていたが、そのあと、パッタリと姿を見失っていた。で、数日前、葉っぱの食われ方からして、熟令幼虫がいることがすぐにわかった。
ヤママユIMG_1514.JPG熟令幼虫の食べっぷりは凄まじい。食べ痕をたよりに探すとすぐに、3頭のヤママユ幼虫が見つかった。そして、さらに繭作りに入った一頭もいた。
ヤママユ繭作り701A0513.JPG

繭を紡いだあと、ヤママユ成虫が羽化するのは、この三股町では、10月になることが多い。7月末〜8月にかけて羽化するものもいるが、数としては10月のほうが多いように感じる。

『虫とツーショット』(文一総合出版)に引き続き、森上信夫さんの新刊本が出た。

『調べてみよう名前のひみつ 昆虫図鑑』(汐文社)は児童書だが、以前には一般向けの
『虫の呼び名事典』(世界文化社)も出されている。

『調べてみよう名前のひみつ 昆虫図鑑』は大型本となり、写真も迫力満点。こんな写真を見ていると、子供たちはきっと本物の昆虫に会いたくなることだろう。そうやって是非、自然環境に出掛けて欲しいものだ。表紙にはオオスカシバが格好良く決まっている。オオスカシバには森上さんの思い入れを感じる。

頁数が此の手の児童書としては多めではあるが、価格が税抜き3200円とは少し驚いた。
少しくらい高くても、いいもの選んで買う、という風潮を捉えての自信だろうか。
私も森上さんを見習って、気合いを入れねば。


仕事部屋の外壁には毎夜、様々な昆虫が飛来している。夜間はタイマーで外灯をつけているからだ。これはセキュリティ上のこともある。なにせ近所のお宅まで400メートル以上離れており、我が家は孤立している。いつの時代になっても、人間とはこの地球上で一番恐ろしい生き物である。その人の考え方次第で、どうにでも価値観の解釈が成立する。あ、どこかの政府みたいだなあ。ともかく「ここは田舎だから。」という安心は禁物であろう。実際、この三股町では、盗難が多いと聞く。残念だが現実である。ご近所での盗難被害をいくつも聞き及んでいる。一度だけ我が家も洗濯物をやられたことがある。
その点、普段はおとなしい飼い犬チョロも、見知らぬ来訪者があると、必ず吠えてはくれる。車のエンジン音も正確に聞き分けているようだ。ま、しかし、最近、老けたせいか、その警報も怪しくなってきてはいるが。

さて、今朝のお客さんは、青チーズのような鮮やかな翅色の蛾が、居残っていた。これは歓迎できる。
          ハラアカアオシャク だ。 羽化したばかりだろうか、傷一つない。なんという色彩だろうか。しばらく見とれてしまう。
ハラアカアオシャクIMG_1742.JPG本種を含めたアオシャク類の識別は大変、厄介であり、注意を要する。写真の個体も、もう少し後ろ翅を開いてくれれば、赤い腹部が見えて、なるほど「ハラアカ」という和名にも納得がいくのである。

私は飼育を苦手としているが、仕事上、そうも言っておれないし、幼虫の正体を知りたいときなどは、いやでも成虫まで育てる必要に迫られる。飼育スペースはいくらあっても、問題はどこまで気配りができるか、である。飼育のコツとは、これに尽きる。そこで、目に触れ易い場所に飼育ケースを配置することもありだ。
ジャコウアゲハ飼育IMG_1769.JPG事務仕事を行うパソコンデスクの、すぐ背面にこうして、飼育ケースをぶら下げている。以前、潜水艦の話を書いたことがあるが、極限の空間に閉じ込められる潜水艦では、少しでも積み荷を多く搭載するために、様々な工夫をしているのだが、私もそれに習っている。

ジャコウアゲハ幼虫が今朝になって大量の下痢便をしていた。さっそく枯れ枝を入れておいたら、昼過ぎになって、蛹化場所に落ち着いていた。

ジャコウアゲハ飼育IMG_1767.JPGもっとも、私は閉所恐怖症であり、とても潜水艦乗りにはなれないのだが、こと潜水艦の話になるとのめり込んでしまい、今も吉村昭の「深海の使者」(文春文庫)を購読中。第二次世界大戦の最中、ドイツと交渉を維持するために、伊号潜水艦やUボートがヨーロッパと東南アジア、日本と行き来した、というとんでもない話である。片道、2ヶ月以上の航行は連合国の攻撃をかわし、荒海を乗り切る大冒険だ。一体、人間とは何だい?と、読んでいる狭間で考えさせられる。戦局は不利になっているにも関わらず、勝利の日を信じて猛進する心理とは何だろうか?

追記:〜機材の話〜 Canonミラーレスカメラに興味ある方へ

昨日、EOS M3の「ナイトビュー機能」が、撮影モードのMでは機能しないことを書いた。そこでCanonに電話して尋ねてみたら、やはりMモードでは「ナイトビュー機能」が機能しない仕様になっている、とのことであった。昼間の屋外撮影でも、絞りとシャッター速度の数値しだいでは、モニターや電子ビューファインダーは暗くなってしまい、ピント合わせでは苦労することもある。
ストロボを使ったスタジオ撮影など、あるいは夜間撮影などでは完全にアウトだ。どうしてもMモードで撮影したいときは、、三脚にカメラを固定し、絞りを開放でピント合わせしてから、実効絞りに絞り込んでシャッターを切る、というじつにまどろこしいことになる。被写体が動く場合は、撮影不可能だ。よほど強力な定常光を当てない限り。
なぜMモードでは、ナイトビュー機能が使えないようにしたのか、不思議ではあるが、撮影モードをMで使用するようなユーザーを対象外としたか、使用頻度が低い、と判断したのであろうか。
いづれにせよ、この仕様は、改善すべきだと思う。


降り続ける、雨

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雨が続くが、雨脚が弱まるとその寸暇を待ってました!とばかり、チョウが花にやって来る。
庭の花壇では、ミヤマカラスアゲハや、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、ベニシジミ、ヤマトシジミなどが忙しく、蜜を吸う姿があった。写真はスジグロシロチョウ。
スジグロシロチョウIMG_1721.JPG少々の雨など、翅が弾いてくれる。チョウの体は合羽をまとっているようなものだ。

モンシロチョウはネジバナに来ていた。かなり神経質でなかなか寄らせてくれなかった。
モンシロチョウIMG_1705.JPG

さて、Canonのミラーレスカメラ、EM3だが、今日はスタジオ撮影で使ってみた。撮影モードはM、シャッター速度1/125、絞りF16、ISO200、という設定。暗い条件でも「ナイトビュー機能」が働いてファインダーが見えるはずだが、シャッターボタンを半押しした一瞬しかナイトビュー機能が働かない。あとは暗いままの実効露出明度となる。撮影モードをAにするとナイトビュー機能が機能した。結局、Mモードでは撮影不可能。これは困る。マニュアルを読んでも「ナイトビュー機能」についての仔細な説明が一切ないのも不思議だ。一瞬見えるファインダーでなんとか撮影できたのは、ビクトリノックスのナイフ。
ナイフIMG_1488.JPG私としてはナイフ刃がしっかりして大きめで、なおかつノコギリも必要。他のアイテムはほとんど必要ではなく、できるだけシンプルなのがいい。なんとか妥協できたのが、このフォーリスターNL BK。自分の欲しいアイテムをオーダーメイドできるといいのだが、そうなると高価になるだろう。
このナイフはロックできるので使う際には安心だが、ロックを解除するときは慎重に扱う必要がある。どのアイテムを引き出すにも、爪を痛めてしまいそう。


今朝はヒグラシの清々しい合唱で目が覚めた。午前5時過ぎのこと。季節はもう夏。
気温が上がってくると、ニイニイゼミの鳴き声にバトンタッチだ。

今日も雨だが、小雨になった寸暇に庭を歩いてみた。クヌギではヤママユの終令幼虫がいた。
ヤママユIMG_1465.JPGまだまだ喰い足りないようだな。繭作りはもう少し先になると見た。
クロガネモチでは、シンジュサン幼虫が育っている。全部で8頭。
シンジュサンIMG_1500.JPG

次男から、レインシューズは却下された。装着が面倒なこと、校則で革靴以外のシューズは白と決まっていること、という理由だった。レインシューズは黒だった。しかし、レインシューズは普段の靴の上から履けるので、遠出の際、長靴の替わりになるかと思えた。実際、試しに履いてみると、スパッツよりか、はるかに防水に長けていると思えた。折りたたみ式の長靴も持っていたが、半年しか保たなかったし、それほどコンパクトでもなかった。

都城市内の公園。エサキモンキツノカメムシの幼虫たちは、ほとんどが3令となっていた。
エサキモンキツノカメムシ3令IMG_1433.JPG写真はキハダの葉裏で休憩中。食事のときには実までゾロゾロと移動していく。食事も休憩も一緒に行うのが、彼らの流儀のようだ。

そろそろ梅雨明けかと思っていたが、今週はずっと雨模様のようだ。今日は降ったり止んだりで、公園に行ったときは幸い、小雨であった。写真はEOS-M3に標準ズームレンズ+クローズアップレンズを使用。AFの動作に不安定なことが多く、ファームアップで改善してもらいたい。特に近接時に多い。広角、標準、望遠のズームレンズ3本を使っているが、あとマクロレンズを出して欲しい。

「ぜんぶ わかる! カイコ」(ポプラ社・しぜんのひみつ写真館5)   
この本を作るにあたって、監修の伴野豊 先生(九州大学)の研究室に伺い、編集者の方と一緒にカイコについてのレクチャーをじっくり授かった。それまでカイコという昆虫に対して抱いていた思いが、お話を聞くにつれ、ガラガラと崩れ、別世界へと導かれ、たいへん勉強になった。

今回の本では、カイコの成長を子供達が実際に観察する、という視点を盛り込んでいる。その中で繭作りについては、いろいろ試行錯誤をした。養蚕業のなごりで、まぶしの形態は従来の格子状のものが主流となっている。ビジュアル的にも、格子状のまぶしは見映えがいいのだが、じつは、このまぶしでは不都合なことも多い。カイコが繭を作る場所を選ぶときはたいへん神経質で、格子状のまぶしはその点、あまり適合しているとは言えない。なおかつ、こうしたまぶしを製造するメーカーも国内では絶えてしまった。
まぶし0623.JPG
繭作りの様子を観察し易く、しかも確実にその場で落ち着く「まぶし」は何だろう?といろいろ工夫してみた。その結果、材料を手軽に安く入手でき、工作も簡単、観察もし易く、何度でも再利用できる「まぶし」を開発できた。その新開式「まぶし」は本書で紹介している。

延岡市、愛宕山も今日は雨。九州全域、雨模様だったようだ。小雨のなか、観察会の下見で歩いた。愛宕山は照葉樹林の森。こうした森が市街地のど真ん中に保全されている。いや、愛宕山だけではなく、延岡市の周囲の丘や山々には森の豊かな自然がある。 

下見の仕事を終えて、六日ぶりに自宅へ戻った。ずいぶんと草丈が伸びているのがすぐわかった。
雨は止まないが、日没時には空が明るくなった。寝室の窓からの風景。

夕焼けIMG_1404.JPG
「しぜんのひみつ写真館5:ぜんぶわかる!カイコ」(ポプラ社)、は24日配本予定。
このシリーズで、私の前作は「モンシロチョウ」。
レピが2冊続いた。そのレピとは、レピドプテラ(チョウやガの仲間の分類上の学名)の略称。目の前にいる虫が、蝶なのか蛾なのかすぐに判別できないときは、「これは、レピだろうね」と言っておけばいい。大概の方はそれを聞いて、キョトンとしているだろうけれど。

さて、カイコの本はこれで2冊目となった。本誌撮影のためにカイコの飼育を始めたのは昨年の9月。おカイコ様の飼育時期としては、かなり条件が悪く、クワの葉を調達するにはずいぶんと苦労した。庭にクワ畑があればなあ、と切実に思ったものだ。細かい撮影が必要で、飼育は2回続けて行い、その2回目は11月に入ったので温度管理ではさらに工夫がいった。カイコの飼育を通じて、我が家の周辺に生えている桑の分布がよくわかったが、かつてはクワ畑が広がっていたことが信じられないほど、クワの抜根処置が徹底したことが知れる。

カイコの繭色701A0183.JPGカイコの品種は800種を超え、幼虫や繭の色彩、形態も様々。繭色をきちんと写真に表現するためには、できるだけ新鮮なうちに撮影する必要がある。
昨日、今日は少し蒸し暑い程度。梅雨の今時としては気温が低い日が続く。
延岡市、愛宕山で朝からずっと歩いていた。ベニツチカメムシのふ化予定日を読み誤り、すでにメス親はボロボロノキの実を運んでいた。落ち葉の下で待っている幼虫たちに給餌するためである。どう探しても抱卵メスは見つからない。
それでも久しぶりの陽射しの下、愛宕山を歩くだけでも気持ちがいい。
愛宕山IMG_1409.JPG枯れ枝を歩いていたイモムシ。目立つ模様だが、種名はまだ調べていない。

派手いもむしIMG_1210.JPG柿の梢を見上げれば、やはりいた。オオゴマダラエダシャクの幼虫だ。まだ若い。

オオゴマダラエダシャクIMG_1184.JPG
ススキの葉上を歩いていたのは、オオシロオビゾウムシ。シダ類を食すようだが、本種も初撮り。
オオシロオビゾウムシIMG_1380.JPG薬指に巻いたカットバンを更新する。昨日の朝、八幡浜港フェリーのりばでこけた時の怪我。
いや、こけたくらいではない。一メートルほどの段差からアスファルト路上にでんぐり返って落っこちてしまった。そのときに指を擦ったらしい。フェリー切符売り場建物の入り口は路面より高く、左右に設置された緩いスロープから玄関に入るようになっている。しかし、面倒だった。わずか3メートルほど迂回することが。そこで正面から一気にジャンプして、段差上に着地する予定だった。手すりもあったので左手だけでそこを掴めばさらに完璧だった。しかし、手すりを掴んだと思った瞬間、手は滑り、無情にも体はもんどり打って、後ろ向きに半回転して落下していた。右肩から腰にかけての横身で着地。頭を打たなくて幸いだった。私が落下する瞬間、玄関に出て来たご夫婦が、びっくりして段差の上から覗き込んでいた。じつに、かっこ悪かった。いい歳したおっさんが、やるか?助走も足りんかったな。

切符売り場の窓口に車検証と乗船名簿を出すとき、「カットバン、差し上げましょうか?」と
少し笑みを伴った声で女性が言ってくれた。薬指の傷が見えたのだが、その前に、私の落下現場を売り場の窓から見ていたようだ。とにかく、恥ずかしいことをしてしまった。次はナニをやらかすか?


面河山岳博物館

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昨日、愛媛県、久万高原町の「面河山岳博物館」を訪れたのは、7年ぶりのこと。渓流の断崖にそそり立つ博物館は、まさに自然のど真ん中にある。写真は博物館の駐車場から撮影。
面河渓谷IMG_1307.JPG
あいにく小雨が降ってはいたが、今回の目的であった、ケンポナシの状況を確認できた。博物館のテラスから、大木のケンポナシの梢を間近に観察できるという、最高の立地条件。こういった条件でオオツノカメムシの繁殖行動を観察できるポイントは滅多にない。標高が600メートル以上とあるせいか、まだ花芽は発達しておらず、去年のしわしわになった実が残っていた。(正確にはケンポナシではなく、「ケケンポナシ」)

面河山岳博物館のさらに奥に進むと、ケンポナシが数本、路沿いにあった。アワブキも多く、スミナガシの中令幼虫がいた。今回、お忙しい中、案内してくださった、博物館の矢野さんには、感謝です。

このあと平地に下り(クネクネ山道を1時間半ほど)、四国八十八カ所の浄瑠璃寺に行ってみれば、そこのケンポナシは開花ピークの終盤であった。樹高4メートルほどの小木だったが、たくさん花をつけていた。おそらく植樹されたものだろう。浄瑠璃寺といえば、数年前、タケトゲハムシの繁殖を四国で初めて見た場所でもある。

浄瑠璃寺の手前にある、実家からすぐ近くのお堂では、「赤いクワガタムシ」とマスコミで騒がれる、ヒラズゲンセイがいた。
赤いクワガタIMG_1350.JPGお堂の天井の梁にはクマバチの巣穴が無数にあって、ここは以前から気にかけていた。で、やはりいたのである。写真は付近の草むらやコンクリート塀を徘徊していた成虫を、より集めた図である。オス2、メス4。雌雄とも体の大きさにバラツキがある。そして、みんな、もうどこか元気がない。メスの傍に置いたオスも、少しはその気を見せていたが、配偶行動まではいかず、ボンヤリしてるだけだった。

松山、面河と愛媛のフィールドを駆け足で回ってみたが、結構、思わぬ成果があった。
そして本日、松山から宮崎県、延岡市に移動。延岡市立植物園では、ニイニイゼミが元気に鳴いていた。カラカネオガタマの梢には、ミカドアゲハの中令幼虫が陣取っていた。

宮崎の梅雨明けも、もう間近かと、思えた。





新刊本のお知らせ

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ポプラ社から、「しぜんのひみつ写真館4 ぜんぶわかるカイコが24日配本予定です。

14549-4_obi.jpgおかいこ様の本がようやく、出来ました。詳しくはのちほど。

松山の実家で庭木の剪定を行ったのは、昨日の午前中。小雨の中だったが、カッパを着ていてもびしょ濡れになった。剪定をしていて、多数のウメエダシャク蛹が目に付いた。どうやら隣家のウメで発生した幼虫が、実家の庭まで来て蛹化したようだ。すでに羽化済みのものも多くあった。
ウメエダシャクIMG_0883.jpg本日は、面河山岳博物館を訪問する予定。その様子については明晩、アップ致します。





こうもりが飛来

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タイトルは「コウモリが飛来」とも読めるが、哺乳類のコウモリではなく、蛾のコウモリガである。
16日夜、仕事部屋の外灯に飛来した。
コウモリガ♀.jpgお腹の様子から♀かと思う。本種はコウモリガとは別種の、キマダラコウモリ。

昨日は、愛媛県松山市の実家に移動。宮崎から大分まで高速が通じたので、臼杵港までの所要時間が1時間以上短縮された。思ったより早く着いたので、いつも利用するオレンジフェリーではなく、一便前の宇和フェリーに乗船した。オレンジフェリーだと会員割引で昼食分くらいは浮くが、まあ早く到着できるメリットを選んだ。宮崎の自宅から休憩無しで臼杵までの運転時間は、2時間40分。
いつも昼食をとる延岡の道の駅「はゆま」は大混雑で車を駐車もできず。結局、臼杵港のフェリー乗り場の食堂で「じゃこ天うどん」を食べた。カウンター越しにおばちゃんが、「ごはん、あげよか?」と親切に言ってくれた。昼飯は軽くしたいので、有難いけどお断りした。客は私一人だったが、その前に弁当を買いに来ていた兄ちゃんに、メンチカツをサービスしていた。のんびりしていて、いいね!


午後になって、アシダカグモの出のうに気付いた。メス親が抱えていた卵のうから、次々と子グモが出ていた。体長2ミリ前後。
アシダカグモ幼体IMG_0782.JPG卵のうを抱えたメス親は、5月11日から飼育観察してきた。そのときからでも一ヶ月以上経っているが、水や餌を一切、摂らずに過ごしてきた。大事に抱えていた卵のうから続々と子グモが出て行く姿を、メス親はしっかりと確認していたに違いない。子グモ達が旅立ったあと、メス親はどうなるのだろう?
アシダカグモの寿命はよく知らないが、おそらく子グモの旅立ちを目の当たりにしたあと、力つきて死んでしまうのではないだろうか?

さて、昨日から工作していた撮影台が完成し、テスト撮影も済ませた。
撮影台完成の図.JPG
小さい標本専用の撮影台で、使用するレンズはマイクロフォーサーズの60ミリマクロと、改造レンズの2本。実際の撮影ではさらに照明の工夫を追加する。カメラはOLYMPUS E-PL2。このカメラはリモートケーブルが使えるので重宝する。

このカメラは三脚穴が光軸とずれているが、こうしたセットを組む場合、たいへん不利である。なんとかして欲しい。まあ、なんとか解決しましたが。

1㎝以下の小さな昆虫標本を深度合成撮影するための、撮影台を作ってみた。まだ工作途中で完成までにはもうしばらく時間が必要。
撮影台IMG_0696.JPGNikonのずいぶん昔のベローズを解体して、被写体を微動させる仕組み。撮影台の条件として、

①  カメラをガッツり固定できること。
②  被写体を乗せる台が微動できること。
③  被写体には下から透過光を当てることができること。
④ ライティング用ストロボを配置固定できること。

ある仕事で、小さな昆虫標本を数多く撮影するので、できるだけ効率良く作業できる装置を組みたい。撮影台に取り付けるカメラとレンズは軽量で小さいほうがいいので、OLYMPUSのマイクロフォーサーズを使う。


今日も朝から雨で、気温も低め。外出するときには、薄手のパーコートを羽織ったほど。
雨の日にフィールドを歩く時間は少ないが、カメラバッグなどの雨対策は必要。主にミラーレスカメラを収納するバッグは、ハガーのカメラバッグ(イギリス製)。3年前から使っている。

ハガーカメラバッグ.jpg
細かいところまで作りが丁寧で頑丈。バッグの中がオレンジ色で明るく、機材を取り出し易い。インナーが入った二重構造だが、インナーは取っ払って、できるだけスペースを広く使っている。インナー自体にもジッパー付き蓋があり、レンズ入れとして単体で活躍している(画面左下)。レインカバーも付属していて(画面右下)、カメラバッグをすっぽり覆うことができる(画面右上)。

カメラバッグやカメラザックには、レインカバーが付属しているものが多くなった。ハガーのレインカバーはちょっと凝った作りだが、どのメーカーにも共通していることは、バックは覆っても、ショルダーベルトはむき出しのままで、濡れてしまうこと。ベルトを防水にするか、ベルトも覆う一工夫が欲しい。ベルトにパッドが入ったタイプだと、なおさら乾きにくいので、ベルトの防水対策もできたほうがいい。そういう商品、私が知らないだけだろうか?

高校に自転車通学する次男の雨合羽が劣化したので、買い替えた。中学で三年間使ったので、防水機能も落ちなおかつ、カビも増殖していた。ただ、カッパを着用しても靴は普段のままでずぶぬれになる。濡れた靴を乾燥させるには一苦労する。レインシューズカバーなるものがないか、とネットで探してみたらあった。あったが、どこまで実用的かは使ってみないとわからないので、とりあえず注文してみた。無駄買いにならないことを、祈ってます。

『ウミガメいのちをつなぐ岬』櫻井季己(さくらい としみ)写真・文(少年写真新聞社

IMG_0623.JPG先日、献本いただいた一冊。少年写真新聞社の写真絵本シリーズとしては、3冊目になるようだ。

以前、永幡嘉之さんの『大津波のあとの生きものたち』を紹介したが、このシリーズは写真絵本としては頁数が48頁あって、語りが多く内容も濃い。読者の子ども達が、のめり込むように頁をめくってくれる姿に期待したい。写真もたいへん優れている。写真絵本としての構成も斬新であり、いや大人世代も十分、楽しめ勉強できる内容である。写真絵本というのは、いろいろな作り方があるんだなあ、と改めて感じた。

今日も朝からずっと雨。Canonのミラーレスカメラ EOS M3を接写撮影で使うべく、クローズアップレンズや魚露目レンズでテスト撮影をしておいた。ミラーレスカメラの宿命で、バッテリーの持ちが悪いのが、どうしても馴染めない。


シャチホコガ幼虫

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朝一番、庭のクヌギで、シャチホコガ幼虫が脱皮を終えていた。 脱皮殻が右に残っている。
脱皮の様子は見ておきたかった。次のチャンスがあるだろうか。

シャチホコガ幼虫脱皮IMG_0619.JPG午前中、雨が降り出す前にと、草刈り作業を行った。始めて20分もすると雨が落ちて来た。今日は急斜面の場所もあったので、背負い式のビーバーを使用した。1時間半で作業は終了。それ以上続けるなら休憩が必要だ。しかし、雨脚も激しくなり続行不可能となった。足下が滑って危ない。


草刈り作業など山仕事には危険が伴う。ビーバーの刃が石を弾き、顔面に当たることもあるので、フェイスマスクなどを装着する。脚に石が当たって痛い思いをすることもあり、アイスホッケーのキーパー並の防護具があると完璧だろう。まあ今の時期、暑くて叶わないが。膝あてなどは市販している。

フェイスマスクを付けていなかった頃、眼球に石があわや直撃ということもあった。瞬きのタイミングで、まぶたがガードしてくれたが、一瞬、目の前が白くなり、頭がクラクラした。刈って束ねて置いてあった竹が斜面を滑り落ち、切り口が私の目を直撃したこともあった。このときは反射的に目をつぶったが、やはり目の前が白くなり火花が散った。自分がビリヤードの玉になったようなものだ。山仕事には危険が一杯なのである。まだ大きな怪我はしたことがないが、無理せず、落ち着いて作業をしたい。特に疲れているときは、作業そのものを断念することも大事。



都城市内の公園。エサキモンキツノカメムシの1令幼虫が脱皮して、2令になっているものもあった。
エサキモンキツノカメ2令IMG_0608.JPGあるいはふ化直後のものもあった。ともかく、どのメス親の下でも順調に育っているようだ。

ネムノキのカキバトモエ幼虫も大きくなっていたが、その幼虫を撮影中、背後の池で水を叩くような大きな音がした。「鯉が跳ねたか?」と振り向けば、なんと猛禽類のミサゴが魚を鷲掴みにして池から舞い上がる瞬間であった。「ええ!!こんなすぐ傍で!」 こんな町中の公園でなんでやねん!?

気を取り直してさらにカキバトモエ幼虫を観察していると、キアシナガバチが飛来し、次々と幼虫にアタックしていく。すると幼虫たちは、瞬時に跳ねて、地面に落下していった。見事に難を逃れていたのである。
キアシナガバチは連敗続きで、諦めたように上空へと飛び去って行った。

と、またもや背後で「バッシャ〜ン!!」と派手な水音。さっきから5分と経ていない。ミサゴが急降下して、池の魚をハンティングしていった。時計を見れば、午後4時近い。もう今日は来ないかな。それにしても、ミサゴの狩りを十メートルほどの至近距離で見たのは、初めてのことでびっくりした。

キキョウIMG_0992.JPG

田上夕暮れIMG_1014.JPG久しぶりに気持ちよく晴れた。空気も清々しく、家の窓という窓を全部、空け風を通した。風っていいねえ。公園ではキキョウが咲き始めていた。田植え作業もピークを迎えた。


都城市内の公園。キハダで抱卵中のエサキモンキツノカメムシ、すでにふ化しているものもいた。
エサキモンキツノカメムシふ化IMG_0343.JPG風が吹こうが、雨が激しく降ろうが、ひたすら我が子を守る、メス親たち。餌は一切摂らない。ところで、オスはどこへ行ったのだろう?
撮影を始めてすぐ小雨が降り出した。今日は降ったり止んだりだが、止んでいる時間は30分も保たない。降り出すと結構、激しくなり雷も伴うので、PCの電源はこまめに落とした。

同じキハダの葉っぱに、アゲハの若齢幼虫がいた。キハダがミカン科であることを教えてくれます。
アゲハ幼虫IMG_0349.JPG
さて、先日のこと書類など整理していて、ふと大量のラベル束の扱いに困った。
ラベルP6110003.jpg2000枚の束が三つで6000枚、さらに加えて数百枚もラベルシールがある。これは写真フィルムを整理するときに使用していたものだが、デジタルになってからは出番が無くなった。アナログ時代には活躍していた文具類ですでに用済みとなったものは多い。
ラベルP6110002.jpg
かといって、これらを廃棄処分する気にもなれない。フィルムからデジタルへの移行期間であった2000年〜2003年頃には、まだかなりフィルム撮影をしており、その写真はスリーブフィルムのまま保管されている。スリーブを切り出して整理しても、6000枚を超えるラベルを使い切ることはないと思う。

窓から見える谷津田では、田植えの準備が進んでいる。

水田_5A_8309.JPG




宮崎市内の平和台公園に行ってみた。幸い午前中は雨もなかったが、かなり湿度は高めだった。お目当ての虫は見つからなかったが、自然公園としてきめ細かい管理がなされ、自然観察が楽しめる森が保全されているのは素晴らしいと思えた。こういった自然公園が都城市や三股町には皆無で、観察会を行うにしても、とても苦労している。
 さて、数年前、この平和台公園で観察会を行った際、アカギカメムシの繁殖を見つけて、えらく感激した。その繁殖木となっていたアカメガシワも見ておいた。今はちょうど花盛り。
アカメガシワIMG_0269.JPG手の届く低い梢にも花が咲いており、観察にはうってつけである。
あまり時間もなく、正午あたりから小雨も降り出したので、引き上げようと駐車場に向かっていたら、目の前にクロヒカゲがいた。宮崎では平地の蝶なのである。愛媛では山地性の蝶で、平地に普通にいるのはヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)であった。九州の蝶の分布は、四国や本州と比べてみると、興味深いことが多い。

クロヒカゲIMG_0291.JPG



箱の中身

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今日は一日中、雨。谷津田では田植えの準備が忙しい。この辺での田植えは今月半ばがピークとなる。田植えは遅くなっても、イネの成長が早いので帳尻が合うということらしい。
画面左に積んであるクヌギ材は、ヤマトタマムシとタイワンオオテントウダマシをはじめ、多種類の昆虫達のゆりかごとなっている。
梅雨つづく_5A_8232.JPG昨日、書類関係の大整理を行った。そのときに出て来た小さな薄い桐箱。
「おや?この桐箱、何を入れてたんだっけ!?」
絹の風呂敷が入っていた箱だったと思うが、空にしてから、どうにも記憶が戻って来ない。そっと蓋を開けてみれば、中にはクロメンガタスズメの展翅標本が納まっていた。
クロメンガタスズメ_5A_8221.JPG
この標本は昨年の9月、近くの納屋で拾ったものだ。死んで間もない新鮮な個体だったので、持ち帰って展翅したのであった。防虫剤も一杯詰めていたが、だいぶ蒸散していたので、交換しておいた。

擬態のモデル

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庭のクヌギで先日見つけたシャチホコガの若齢幼虫。今朝、脱皮したようだ。脱皮したことを確認しようと覗き込んだら、手前の枯れ枝に目がいった。
シャチホコガ幼虫.JPG枯れ枝が、擬態のモデルになっているかのようだ。
シャホコガ幼虫_5A_8187.JPG
プリンターの付属品が見つからなくて、それを探すために、デスク周りの大整理を行った。書類関係の整理をついでにやっていたら、4時間も掛かった。結局、お目当ての探し物は、プリンター内部に装着されていることに気付いたのも整理作業がほぼ終了した頃だった。「なんだよ!ここに隠れていたの!」と自分でも呆れた。

パソコンは、MacとWindowsを2台、並べて使っている。Windowsがもう一台、背後に予備として控えている。
パソコンP6080004.jpg昨年の夏から、画面左のMacをメインパソコンとして使っている。Windowsではあまりにもトラブルが続発し、それをカバーする上でMacを再導入した。どちらかに統一したい気もするが、それぞれの良いとこどり、ということで、いづれかに決めづらい。右のWindows、キーボードは少し場所をとるので、小型のものに取り替えたいとは思う。マウスパッドは段ボールの切れ端。汚れたら更新している。

ナキイナゴ、鳴く

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庭でナキイナゴの鳴き声がしきり。
ナキイナゴ_5A_8152.JPG2匹のオスが、数メートル隔てて、競い鳴きしているかのようだった。

ノアザミの花期はほぼ終了。ときおりナミアゲハやスジグロシロチョウが残り花を訪れているが、今日はカワラヒワが来て、しきりと種をついばんでいた。
ノアザミIMG_0967.JPGカワラヒワは警戒心が強く、カメラを構えたとたん、飛び去ってしまった。

陽射しが出ることもあったが、ほとんど曇り空だった。雲の流れが早くすぐに灰色となり、今にも雨が降り出しそうに感じるほど。積んでいた刈草も乾かなかった。
夏日IMG_0023.JPG足下を転がるように舞って目の前に止まったのは、ツバメシジミの♀。
ツバメシジミ♀IMG_0016.JPGクヌギの若葉を食べる、コガネムシのペア。コガネムシの発生ピークも終盤に入った気がする。
コガネムシIMG_0230.JPGクヌギの朽ち木には、タイワンオオテントウダマシの幼虫が多数、徘徊していた。崩れ掛かったキノコなどを食べている。触れると背中の突起付近から白い乳液を出し、朝鮮人参のような香りがする。画面左が頭部。頭を左右に振って食事中。
タイワンオオテントウダマシIMG_0172.JPGちょうど目線の高さに、見慣れないカメムシがいた。調べてみるとムナグロアカナガカメムシで、本種の採集例は少ないそうだ。生態もよくわかっていないいようだ。庭のコナラの若葉にしきりと口吻を突き立てていた。触角先端が左右とも切れている。
ムナグロアカナガカメムシ_15-06-06_IMG_0030.JPG次男の自転車のパンク修理をやった。堰堤に乗り上げた瞬間、パンクしそこからしばらく走行したというので、チューブの損傷がヒドくなければいいがと調べてみたら、自分で修理できることがわかった。パンクした前輪を、ジッツオ三脚で持ち上げて作業をした。
パンク修理P6060023.jpgこれまでパンク修理は何度も経験があるが、まだチューブ交換はやったことがない。自転車屋さんがやっているのを、真剣に眺めてみるが、特に後輪の場合は、厄介そうだ。何回も練習しないと、いきなりは無理だろう。工具類も自転車に特化したものがいくつか必要かと思えた。ちなみに「自転車技士」という認定資格があるようだ。学科と実地の試験がある。この資格にちょっと心動く。


都城市内の公園のネムノキ。わずかに開花も見られるが、ほとんどがまだ蕾。
もしかしたら、カキバトモエ幼虫がいるのではと、幹に近寄ってみれば、やはりいた。
カキバトモエ_5A_7864.JPG幹のあちこちに無数の幼虫が散在していた。写真では3頭が並んでいるが、ほとんどは単独で静止していた。高い場所から根元近くまで。ステージは中令が大方だが、一頭だけ熟令幼虫がいた。
カキバトモエ_5A_7869.JPG

初めてカキバトモエ幼虫に出会ったのは10年前の大分県、山中であった。7月の酷暑のなかこうして寄り添っていた。昼間は幹の低い場所で休んで、夜になると梢まで登り、葉を食べるようだ。
カキバトモエ幼虫大分IMG_2834.JPGEOS-70Dが修理完了して戻って来た。故障の原因は電源回路の不具合だったようだ。保証期間内だったので無償修理。カメラは清掃もしてもらい、ファインダーも受像素子も綺麗になった。ところがAFエリア選択の切り替えができないので、しばらく混乱したが、カスタマー設定で切り替えができないようになっていたことに気付いた。カメラやストロボを修理に出すと、必ずと言っていいほどカスタマー設定が変更になっていることがあるので、気を付けたい。


都城市内の公園で、エサキモンキツノカメムシの抱卵メスを多数、見ることが出来た。いやとんでもなく多い!キハダの雌株である。もちろん散歩する方も多い。
エサキモンキツノカメムシ_5A_7921.JPG同じキハダで、キマダラカメムシの卵塊もあり、写真のごとく孵化幼虫もいた。
キマダラカメムシ_5A_7893.JPG
カメムシの幼虫=子ども達が育つ条件として、木に実る果実が必須となることが多い。キハダの雌株がカメムシのゆりかごになる、というのは今日、初めて知った。エサキモンキツノカメムシは、このあと9月〜10月にかけて2世代目が繁殖するが、そのときには別の植物に移動することだろう。

午後5時半頃、我が家の上空で、オニヤンマ♂が雌を捕らえた瞬間を見た。そう、見ただけだが、ガシャガシャという翅の擦れる音も聞いた。
夕焼けIMG_0951.JPG



碁石しじみ

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たまたまだが、目に入った最初の光景はこちら。

ゴイシシジミ交尾MG_8989.JPG見慣れない絵柄ではあるが、ササの葉上でもあるし、ゴイシシジミのカップルとすぐに気付く。しかしなんだか初めて出会う昆虫にも感じた。

薮に踏み込んで彼らの目線に合わせて撮影。
ゴイシシジミ交尾IMG_9004.JPG
翅色がわずかに薄茶色を帯びている右側がメス。雌雄ともに新鮮個体で綺麗だ。


Windowsパソコン、2台がいづれも無線LANを受信しなくなった。画像ソフトのバージョンアップでダウンロードした直後ではあったが、どうやっても復帰しない。いたずらに時間を浪費してしまった。

ヒメコウホネ

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地図を眺めながら、池巡りに出発。過剰にガードされた池は全部パス。危険と見なされる池は多い。
都城市の高速道路近くの池では、ヒメコウホネが開花していた。
ヒメコウホネP6020038.jpg
ヒメコウホネP6020046.jpg
ヒメコウホネの花P6020048.jpg


長〜い、腹

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クヌギ林の縁を低くゆったりと舞っていた姿を見て、一瞬、コンボウアメバチの仲間かと思った。
コンボウアメバチ701A0286.JPG写真でわかるように、腹部は棍棒状ではないが、オスであろうか。野蚕たちの幼虫もそろそろ成熟する頃だ。

近所のクワではヒメツノカメムシの成虫が増えて、残る幼虫はわずかとなった。ハラグロオオテントウの新成虫もいた。

低気圧の接近が神経痛に影響する、という話を何かの本で読んだことがある。一旦はすっかり忘れるほど回復していた座骨神経痛がまたぶり返した。まだ痛みは軽いが、椅子から立ち上がるときなどは結構、キツい。タイミングとしては天気図に低気圧が出て来始めてからだったのは間違いない。

福岡のCanonサービスセンターに届けたEOS-70Dの修理見通しについて、まだ連絡がないのが気がかり。