昨日、愛媛県、久万高原町の「面河山岳博物館」を訪れたのは、7年ぶりのこと。渓流の断崖にそそり立つ博物館は、まさに自然のど真ん中にある。写真は博物館の駐車場から撮影。
あいにく小雨が降ってはいたが、今回の目的であった、ケンポナシの状況を確認できた。博物館のテラスから、大木のケンポナシの梢を間近に観察できるという、最高の立地条件。こういった条件でオオツノカメムシの繁殖行動を観察できるポイントは滅多にない。標高が600メートル以上とあるせいか、まだ花芽は発達しておらず、去年のしわしわになった実が残っていた。(正確にはケンポナシではなく、「ケケンポナシ」)
面河山岳博物館のさらに奥に進むと、ケンポナシが数本、路沿いにあった。アワブキも多く、スミナガシの中令幼虫がいた。今回、お忙しい中、案内してくださった、博物館の矢野さんには、感謝です。
このあと平地に下り(クネクネ山道を1時間半ほど)、四国八十八カ所の浄瑠璃寺に行ってみれば、そこのケンポナシは開花ピークの終盤であった。樹高4メートルほどの小木だったが、たくさん花をつけていた。おそらく植樹されたものだろう。浄瑠璃寺といえば、数年前、タケトゲハムシの繁殖を四国で初めて見た場所でもある。
浄瑠璃寺の手前にある、実家からすぐ近くのお堂では、「赤いクワガタムシ」とマスコミで騒がれる、ヒラズゲンセイがいた。
お堂の天井の梁にはクマバチの巣穴が無数にあって、ここは以前から気にかけていた。で、やはりいたのである。写真は付近の草むらやコンクリート塀を徘徊していた成虫を、より集めた図である。オス2、メス4。雌雄とも体の大きさにバラツキがある。そして、みんな、もうどこか元気がない。メスの傍に置いたオスも、少しはその気を見せていたが、配偶行動まではいかず、ボンヤリしてるだけだった。
松山、面河と愛媛のフィールドを駆け足で回ってみたが、結構、思わぬ成果があった。
そして本日、松山から宮崎県、延岡市に移動。延岡市立植物園では、ニイニイゼミが元気に鳴いていた。カラカネオガタマの梢には、ミカドアゲハの中令幼虫が陣取っていた。
宮崎の梅雨明けも、もう間近かと、思えた。
面河山岳博物館のさらに奥に進むと、ケンポナシが数本、路沿いにあった。アワブキも多く、スミナガシの中令幼虫がいた。今回、お忙しい中、案内してくださった、博物館の矢野さんには、感謝です。
このあと平地に下り(クネクネ山道を1時間半ほど)、四国八十八カ所の浄瑠璃寺に行ってみれば、そこのケンポナシは開花ピークの終盤であった。樹高4メートルほどの小木だったが、たくさん花をつけていた。おそらく植樹されたものだろう。浄瑠璃寺といえば、数年前、タケトゲハムシの繁殖を四国で初めて見た場所でもある。
浄瑠璃寺の手前にある、実家からすぐ近くのお堂では、「赤いクワガタムシ」とマスコミで騒がれる、ヒラズゲンセイがいた。
お堂の天井の梁にはクマバチの巣穴が無数にあって、ここは以前から気にかけていた。で、やはりいたのである。写真は付近の草むらやコンクリート塀を徘徊していた成虫を、より集めた図である。オス2、メス4。雌雄とも体の大きさにバラツキがある。そして、みんな、もうどこか元気がない。メスの傍に置いたオスも、少しはその気を見せていたが、配偶行動まではいかず、ボンヤリしてるだけだった。
松山、面河と愛媛のフィールドを駆け足で回ってみたが、結構、思わぬ成果があった。
そして本日、松山から宮崎県、延岡市に移動。延岡市立植物園では、ニイニイゼミが元気に鳴いていた。カラカネオガタマの梢には、ミカドアゲハの中令幼虫が陣取っていた。
宮崎の梅雨明けも、もう間近かと、思えた。