仕事部屋の外壁には毎夜、様々な昆虫が飛来している。夜間はタイマーで外灯をつけているからだ。これはセキュリティ上のこともある。なにせ近所のお宅まで400メートル以上離れており、我が家は孤立している。いつの時代になっても、人間とはこの地球上で一番恐ろしい生き物である。その人の考え方次第で、どうにでも価値観の解釈が成立する。あ、どこかの政府みたいだなあ。ともかく「ここは田舎だから。」という安心は禁物であろう。実際、この三股町では、盗難が多いと聞く。残念だが現実である。ご近所での盗難被害をいくつも聞き及んでいる。一度だけ我が家も洗濯物をやられたことがある。
その点、普段はおとなしい飼い犬チョロも、見知らぬ来訪者があると、必ず吠えてはくれる。車のエンジン音も正確に聞き分けているようだ。ま、しかし、最近、老けたせいか、その警報も怪しくなってきてはいるが。
さて、今朝のお客さんは、青チーズのような鮮やかな翅色の蛾が、居残っていた。これは歓迎できる。
ハラアカアオシャク だ。 羽化したばかりだろうか、傷一つない。なんという色彩だろうか。しばらく見とれてしまう。
本種を含めたアオシャク類の識別は大変、厄介であり、注意を要する。写真の個体も、もう少し後ろ翅を開いてくれれば、赤い腹部が見えて、なるほど「ハラアカ」という和名にも納得がいくのである。
私は飼育を苦手としているが、仕事上、そうも言っておれないし、幼虫の正体を知りたいときなどは、いやでも成虫まで育てる必要に迫られる。飼育スペースはいくらあっても、問題はどこまで気配りができるか、である。飼育のコツとは、これに尽きる。そこで、目に触れ易い場所に飼育ケースを配置することもありだ。
事務仕事を行うパソコンデスクの、すぐ背面にこうして、飼育ケースをぶら下げている。以前、潜水艦の話を書いたことがあるが、極限の空間に閉じ込められる潜水艦では、少しでも積み荷を多く搭載するために、様々な工夫をしているのだが、私もそれに習っている。
ジャコウアゲハ幼虫が今朝になって大量の下痢便をしていた。さっそく枯れ枝を入れておいたら、昼過ぎになって、蛹化場所に落ち着いていた。
もっとも、私は閉所恐怖症であり、とても潜水艦乗りにはなれないのだが、こと潜水艦の話になるとのめり込んでしまい、今も吉村昭の「深海の使者」(文春文庫)を購読中。第二次世界大戦の最中、ドイツと交渉を維持するために、伊号潜水艦やUボートがヨーロッパと東南アジア、日本と行き来した、というとんでもない話である。片道、2ヶ月以上の航行は連合国の攻撃をかわし、荒海を乗り切る大冒険だ。一体、人間とは何だい?と、読んでいる狭間で考えさせられる。戦局は不利になっているにも関わらず、勝利の日を信じて猛進する心理とは何だろうか?
追記:〜機材の話〜 Canonミラーレスカメラに興味ある方へ
昨日、EOS M3の「ナイトビュー機能」が、撮影モードのMでは機能しないことを書いた。そこでCanonに電話して尋ねてみたら、やはりMモードでは「ナイトビュー機能」が機能しない仕様になっている、とのことであった。昼間の屋外撮影でも、絞りとシャッター速度の数値しだいでは、モニターや電子ビューファインダーは暗くなってしまい、ピント合わせでは苦労することもある。
ストロボを使ったスタジオ撮影など、あるいは夜間撮影などでは完全にアウトだ。どうしてもMモードで撮影したいときは、、三脚にカメラを固定し、絞りを開放でピント合わせしてから、実効絞りに絞り込んでシャッターを切る、というじつにまどろこしいことになる。被写体が動く場合は、撮影不可能だ。よほど強力な定常光を当てない限り。
なぜMモードでは、ナイトビュー機能が使えないようにしたのか、不思議ではあるが、撮影モードをMで使用するようなユーザーを対象外としたか、使用頻度が低い、と判断したのであろうか。
いづれにせよ、この仕様は、改善すべきだと思う。
その点、普段はおとなしい飼い犬チョロも、見知らぬ来訪者があると、必ず吠えてはくれる。車のエンジン音も正確に聞き分けているようだ。ま、しかし、最近、老けたせいか、その警報も怪しくなってきてはいるが。
さて、今朝のお客さんは、青チーズのような鮮やかな翅色の蛾が、居残っていた。これは歓迎できる。
ハラアカアオシャク だ。 羽化したばかりだろうか、傷一つない。なんという色彩だろうか。しばらく見とれてしまう。
本種を含めたアオシャク類の識別は大変、厄介であり、注意を要する。写真の個体も、もう少し後ろ翅を開いてくれれば、赤い腹部が見えて、なるほど「ハラアカ」という和名にも納得がいくのである。
私は飼育を苦手としているが、仕事上、そうも言っておれないし、幼虫の正体を知りたいときなどは、いやでも成虫まで育てる必要に迫られる。飼育スペースはいくらあっても、問題はどこまで気配りができるか、である。飼育のコツとは、これに尽きる。そこで、目に触れ易い場所に飼育ケースを配置することもありだ。
事務仕事を行うパソコンデスクの、すぐ背面にこうして、飼育ケースをぶら下げている。以前、潜水艦の話を書いたことがあるが、極限の空間に閉じ込められる潜水艦では、少しでも積み荷を多く搭載するために、様々な工夫をしているのだが、私もそれに習っている。
ジャコウアゲハ幼虫が今朝になって大量の下痢便をしていた。さっそく枯れ枝を入れておいたら、昼過ぎになって、蛹化場所に落ち着いていた。
もっとも、私は閉所恐怖症であり、とても潜水艦乗りにはなれないのだが、こと潜水艦の話になるとのめり込んでしまい、今も吉村昭の「深海の使者」(文春文庫)を購読中。第二次世界大戦の最中、ドイツと交渉を維持するために、伊号潜水艦やUボートがヨーロッパと東南アジア、日本と行き来した、というとんでもない話である。片道、2ヶ月以上の航行は連合国の攻撃をかわし、荒海を乗り切る大冒険だ。一体、人間とは何だい?と、読んでいる狭間で考えさせられる。戦局は不利になっているにも関わらず、勝利の日を信じて猛進する心理とは何だろうか?
追記:〜機材の話〜 Canonミラーレスカメラに興味ある方へ
昨日、EOS M3の「ナイトビュー機能」が、撮影モードのMでは機能しないことを書いた。そこでCanonに電話して尋ねてみたら、やはりMモードでは「ナイトビュー機能」が機能しない仕様になっている、とのことであった。昼間の屋外撮影でも、絞りとシャッター速度の数値しだいでは、モニターや電子ビューファインダーは暗くなってしまい、ピント合わせでは苦労することもある。
ストロボを使ったスタジオ撮影など、あるいは夜間撮影などでは完全にアウトだ。どうしてもMモードで撮影したいときは、、三脚にカメラを固定し、絞りを開放でピント合わせしてから、実効絞りに絞り込んでシャッターを切る、というじつにまどろこしいことになる。被写体が動く場合は、撮影不可能だ。よほど強力な定常光を当てない限り。
なぜMモードでは、ナイトビュー機能が使えないようにしたのか、不思議ではあるが、撮影モードをMで使用するようなユーザーを対象外としたか、使用頻度が低い、と判断したのであろうか。
いづれにせよ、この仕様は、改善すべきだと思う。