尾園さんの本、紹介

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昆虫写真家、尾園暁さんの「しぜん 8月号とんぼ」(キンダーブック:フレーベル館)。
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児童向けの冊子とは言え、トンボのことをあまり知らない方にとっては、大人でも大変勉強になる一冊。写真はどれも素晴らしいので、ついつい惹き込まれるだろう。「あれ?トンボって、こんなに綺麗だったの」
ギンヤンマが主人公となっているが、国内には200種ほどのトンボがいる。他にどんなトンボがいるのか、きちんと解説もあります。

昆虫少年(少女)が、今や絶滅の時代に入った。それは昆虫との出会いが暮らしの中で無いからである。自然環境があまりにも貧弱になったことが大きいが、それと並行して、大人が、子供の好奇心を潰しているのも事実だ。心豊かな大人がそもそも、絶滅寸前かもしれない。
そんな時代だからこそ、こうした冊子を読む機会を、子供達に与えて欲しい。

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