三股町 田上
「あれは、何?」という嫁さんの声に振り向くと、ナガサキアゲハの♀がゆったりと舞っていた。
「ナガサキアゲハの♀だよ。綺麗だね。あの飛び方はね、卵を産みたいんだよ。ほらユズの葉にこだわっているでしょ」
私が説明している目の前で、ナガサキアゲハの母蝶は、はばたきながら空中に静止して、お尻をJの字型にグイッと曲げた。「あ、ほら産んだよ!」
卵が産みつけられた場所は、ジョロウグモの巣網糸に絡んだ枯れ葉だった。ナガサキアゲハはクモの糸に脚でつかまり、産卵したのであった。
「あれ!? これと全く同じシーンを6年前にも見ているよ! そのときは、キンカンだったけどね」
「あれは、何?」という嫁さんの声に振り向くと、ナガサキアゲハの♀がゆったりと舞っていた。
「ナガサキアゲハの♀だよ。綺麗だね。あの飛び方はね、卵を産みたいんだよ。ほらユズの葉にこだわっているでしょ」
私が説明している目の前で、ナガサキアゲハの母蝶は、はばたきながら空中に静止して、お尻をJの字型にグイッと曲げた。「あ、ほら産んだよ!」
卵が産みつけられた場所は、ジョロウグモの巣網糸に絡んだ枯れ葉だった。ナガサキアゲハはクモの糸に脚でつかまり、産卵したのであった。
「あれ!? これと全く同じシーンを6年前にも見ているよ! そのときは、キンカンだったけどね」