サトキマダラヒカゲ

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三股町 田上

すぐ近所のクヌギ林。今月はじめころ、カブトムシ・クワガタムシ採集に家族連れや様々な人が訪れていた。そのときの踏み跡がしっかりと幾筋も残っている。夏休みもそろそろ終わり。子供たちは昆虫のことなどすっかり忘れ去って、宿題を片付けるのに忙しいのだろうなあ。客足が減ってしまった樹液レストランを覗いてみれば、サトキマダラヒカゲがいた。

サトキマダラヒカゲIMG_7552_1.JPGピクン、ピクン、とまるでロボット歩きのように幹を移動していた。地味な姿の上に、花にはやって来ない。

高校生の頃、捕虫網でチョウを追いかけていたとき、このサトキマダラが足下から次々と舞い上がったことがある。場所は愛媛県皿が峰、上林。ベニモンカラスシジミが発見された場所の近くだった。今では幻のチョウとなってしまったが、おそらくあの当時にはまだ棲息していたのではないだろうか?
しかし、私はサトキマダラヒカゲやサカハチチョウの飛び乱れる光景に満足していた。いづれも初めて目にするチョウだったからだ。あんなにたくさんのチョウを見た経験も、もうすでに昔語りとなってしまった。

夕焼けIMG_7558_2.JPG方角からして、桜島の噴煙か?と一瞬思ったが、これは入道雲だった。今日は一日中、西風が強く吹いていた。

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