秋の気配

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三股町 田上

日中は30度を超える暑さが続くが、朝晩は涼しく、むしろ夜は肌寒いくらいとなった。霧島山の山容ははっきりと秋の気配を伝えてくれる。これまでにも度々登場する絵柄ではあるが、山肌の立体感がよくわかるのもこれからの時期ならでは。
霧島山IMG_7952.JPG撮影に忙しいとは言え、台風被害の後片付けもやった。とりあえず人工池を完全に塞いでしまったアカメガシワ倒木を細かく切断し、除去しておいた。一時間程で終えたが、汗だくになった。除去はできてヒガンバナの花壇を解放できたが、アカメガシワの枝葉は相当な量になり、これらは庭に山積したままである。今日になって気付いたが、クヌギの大きな枝(4m)も落下しており、クワの木が根元から凪ぎ倒されていた。
8年前に引っ越してきた当時からすると、林の木々はかなり大きく成長している。以前は台風一過の爪痕はたいしたことなかったが、木々が大きくなり、虫害や病害によってもろくなった枝や幹も多くなったのだろう。敷地のあらゆる場所に散在する落枝の多さは、それを物語っているし、大きな枝の落下には、一つ間違えば、恐ろしい被害にもなりうる。
出掛ける前にヤママユの繭を点検していたら、すぐ傍のイチイガシの幹で、アブラゼミの悲痛な鳴き声がした。すぐ駆け寄ってみれば、なるほど、ハラビロカマキリ♀に捕まっていた。
霧島山アブラゼミIMG_8162.JPG
獲物に逃げられないよう、両翅の付け根をガッチリと抑え込んでいる。さすがだ。アブラゼミは悪魔のキッスで悶絶。助けてやりたい気持ちもあるが、ここは静観するしかない。
近所のタラノキでは、ここのところ、センノカミキリが後食する姿をよく見かける。
霧島山センノカミキリIMG_9114_1.JPG夕方遅く、犬の散歩で谷津田に降りてみれば、うちの林のクリの木やアカメガシワの大きな枝が折れていて、農道に垂れ下がっていた。ああ〜、これも早急に片付けないとなあ〜。

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