牛糞をいただく

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三股町 上米公園

ハイイロチョッキリを探しに町内の公園に行ってみたが、コナラのドングリの成りが悪く期待はずれだった。うちの林のコナラはドングリを一杯つけているが、まだ産卵の兆候が見られない。平地ではまだ早いのかもしれない。標高を上げればいいのだろうが、ここは「待ち」、と決めた。公園のイヌビワにシンジュサンの♀が止まっていた。目線の高さだったので、すぐに気付いた。
シンジュサンIMG_8308.JPGずいぶんと翅が傷んでいる。夜活動するシンジュサンの天敵とは、コウモリだろう。昔、愛媛の山中でコウモリを調査している方から、コウモリのねぐらの下には蛾の翅がたくさん落ちている、という話しを聞いたこともある。先日の五カ所高原のナイターでも実際、コウモリがやって来て、蛾類を補食していたそうだ。そのとき私は爆睡していたのだが、、、。シンジュサンをはじめ、ヤママユガ類を昼間に見つけるのはかなり難しい。出会えたらラッキーだ。写真のシンジュサン(神樹蚕)は翅ボロボロだったが、元気に飛んで行った。
ホオノキを見上げていたら、アゲハモドキと思われるシルエットがあった。
アゲハモドキIMG_8325.JPG
いや、大きさからしても、アゲハモドキに違いない。まあ、長年の感に頼るしかないのですが。いい感じだ。なんでここに落ち着いているのだろうなあ? 朴葉って、表面はツルツル滑りそうだしね。

さて、近所の農家を訪れ、落としたばかりのホカホカ、牛糞をいただいた。牛糞をいただいて立ち話をしていたら、他の牛が目の前で、ボトボトとうんちをした。あ、それが欲しいなあ、とは思ったけど、キリがない。阿蘇の高原などで放牧されている牛の糞とできるだけ近い糞がいいのだが、今日いただいた糞は匂い、色、感触ともに、なかなか良い感じ。以前、宮崎牛の撮影もさせていただいた農家だが、飼育牛は10頭前後と規模は小さい。でも、そのぶん飼育の世話が細やかなのがよくわかる。

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