抜け殻の正体

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三股町 田上

朝、霧島山がくっきりと青空に浮かび上がって見えた。しばらくして、山容を振り向いてみれば、高千穂岳の山頂に、もう雲が被さっていた。
抜け殻IMG_8931.JPGゴミのように写り込んでいる黒い点々は、ウスバキトンボである。撮影しているときには、全く気付かなかった。

毎年、設置している竹筒アパートだが、今はオオハキリバチが数匹、営巣中で出入りが頻繁になっている。さらに、オオフタオビドロバチの巣部屋の泥蓋から、アブ類の脱皮殻(抜け殻)がいくつか飛び出している。
抜け殻IMG_9037.JPG
だいぶ以前から気になっていたのだが、どうやら、コウヤツリアブの羽化殻であろう。つまり、オオフタオビドロバチの幼虫達は、コウヤツリアブの幼虫を育む餌になってしまったわけだ。コウヤツリアブはよく、家壁に空いた小さな穴を見つけると、そこにやたらとこだわる、そういう習性がある。それは、寄主のゆりかごを懸命に探している姿なのである。こんな抜け殻を眺めていると、コウヤツリアブが羽化する瞬間を見てみたくなる、というものだ。今は時間がないけどね。

今夏、うちの近所ではタテハモドキ夏型の発生数が多かったようだ。朝の犬の散歩時に狭い場所で5匹のタテハモドキが草むらから、飛び立った。秋型に比べて、夏型の魅力が減じるのは、翅の裏面から見ても、表の目玉模様が透けて見えることと、裏面にも小さいながら目玉模様があって、表裏の変化に乏しいことだ。
タテハモドキIMG_8901.JPG

今夜も公民館で、踊りの稽古。10数名が師匠の後ろについて踊る。単調な動きながら、かなり疲れる。5分も続けると汗がでる。それでも、皆さんしだいに踊りの格好がつくようになった。これなら20日の本番も何とかなるのでは、と思えた。衣装の確認もあって、来週、もう一度だけ、予行演習をすることになった。
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