東京都 新宿御苑
公園を歩き始めてすぐに、お目当ての被写体を見つけて撮影できた。珍しいものではないが、いざ探すと見つからないものも多い。今取り組んでいる本の仕事で使う写真。気を良くしてゆっくり歩いた。アキアカネ、キチョウ、アサギマダラを見ながら、さらに進むと、オオカマキリの♀がいた。ヨコバイの仲間だろうか、小さな昆虫を食べている最中だった。
遊歩道沿いを低く速く舞うチョウがいた。目で追いかけていくと、葉っぱに止まってしきりと口吻を伸ばし始めた。ムラサキツバメだ。
葉上にはアブラムシが落とした甘露があったようだ。ここにはあとから、キイロスズメバチが来ていた。しばらくすると、ササの薮に潜り込んだヒカゲチョウがいた。
お尻をグイっと曲げて産卵していった。
葉っぱをめくって卵を確認してから、ゆっくり歩き出すと、思わず「えっ!!」と声が出てしまった。大きなクワガタムシの♀がクヌギの幹を歩いていた。
体長43ミリ、オオクワガタの♀だ。誰かが逃がしたか、逃れてきたのだろうか?
池の水辺にはミナミカマバエがたくさん徘徊していた。
ツマグロオオヨコバイも。