人のしわざ、とは?

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三股町 田上

すぐ近所のクヌギ林に降りてみた。昨年の冬、半分以上が伐採され明るくなった。
樹皮剥離IMG_0817.JPG
さて、写真はナタで樹皮剥離された痕である。クワガタムシ採集のために誰かがやったのはあきらかで、やった本人も若干は後ろめたさもあるのか、あるいは他の採集者に気付かれたくないのか、車道から見えない裏側に傷を付けている。
カブト、クワガタの採集に興じる人はもの凄く多い。その気持ちもわかるが、やり方にはいささか違和感がある。それもそうだ。他人の土地に入り込み、好き勝手にナタをふるう、という行為は、これはアカンだろう。ズッタ、ズッタに傷付けることを他人の土地でやっていいかどうか、大人なら判断できることだ。しかし、このような行為をする人間もじつに狡賢いから、その現場を押さえることが難しい。人目を避けてやるからだ。

自然環境で、クワガタムシやカブトムシがどうやって暮らしているのか、それを気長に根気よく見つめる人は、ほぼ皆無だ。まずはできるだけ数多く採集し、できればでっかい個体を得たいと、それしかない。

さて、我が家のアカメガシワの樹液にはヒラタクワガタが来ていた。昨日はコクワガタもいたのだが。
樹皮剥離IMG_0823.JPG黒い穴ぼこは、コウモリガの幼虫が穿孔した痕で、ここから以前、コウモリガの成虫が羽化したのであった。大きな窪みは、コウモリガ幼虫のしわざなのである。樹液が出る理由には自然界の営みがあるのであって、それをしっかりと見つめたい。







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