ヌルデ、折れそうになる

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三股町 田上

〜この記事は、昨日の出来事です。〜

先日、2時間半かけて林内の観察路の草刈りをし、歩けるようにしておいた。まだ作業できていない地帯もあって、そこはヌマダイコンの大群落となっている。長靴履いていても踏み込む気がしないほど、猛烈な繁殖だ。以前はヌマダイコンが繁茂することなど無かった。せいぜい数株程度だったのだが。果実には粘液があって、これがくっつき虫となるので、チヂミザサとともに厄介である。

さて、朝一番で林を歩いていると、ヌルデの幹の一部が縦に裂けていることに気付いた。
ヌルデ折れそう_5A_0508.JPG
どうやら幹が大きく曲がったことで、ここに力が加わったように見える。しかも樹皮表面には小さな穴から木屑が溢れている所が数カ所あり、カミキリムシ幼虫か何かが穿孔しているようだ。樹液が滲み出てもいた。色、質感ともに生キャラメルみたいだ。舐める勇気はないが。
ヌルデの樹液_5A_0510.JPG今夏の台風の影響だったのかもしれない。ヌルデの樹内でも昆虫の加害を受け、まさにダブルパンチとなったのではないだろうか。別の一本は根元近くで倒れてしまい、薄皮一枚で命を繋ぎ止めている。その倒木ヌルデをどうするか、まだ思案中。

庭の畑ではキュウリ、ゴーヤ、シソなどが終わり先週、片付けたが、まだ実っているナスの葉上に、タテハモドキの秋型が翅を休めていた。
タテハモドキ_5A_0571.JPG羽化してまだ日が浅い、新鮮な個体のようだ。陽射しが強いせいか、すぐに翅を閉じてしまう。
タテハモドキ_5A_0582.JPG例年、ツワブキの花茎が立ち上がり、開花間近となる頃、待ちわびたように、このタテハモドキが庭にやって来る。いよいよ秋も深まってきたなあ、とため息をついてから、パソコンの待つ部屋に引き上げた。

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