しわざ〜泥巣の色々

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三股町 田上

午後6時58分、台所に立っていたら、ドッカン!!という音と同時に家が揺れた。久々に桜島が噴火したと、テレビでも報道されていた。鹿児島市内では、音も振動もほとんどなかったようだ。三股町の我が家では、桜島噴火のたびに噴火音と空振がやって来る。近い場所と離れた場所では、噴火の影響に違いがある。

すぐ近所の田んぼの用水路壁に、スズバチの泥巣がついていた。
スズバチ泥巣IMG_2541.JPG長径8センチほどだから、私の掌に納まるくらいの大きさだ。巣材となる土の採取場所が異なるために、色紋様が生じる。ドーム状の泥巣内はいくつかの個室に分かれていて、スズバチの幼虫(前蛹)が繭内で越冬中である。もっとも、この頑丈な泥巣であっても、すでに寄生されている場合もある。スズバチの新世代が出てくるか、それとも寄生バチや寄生バエに乗っ取られているか、それを見届けるには春を待つか、巣を解体するしかない。

泥巣を壊すこと無く引きはがすことも可能だが、写真の場合はかなり難しい。泥巣が付着している場所の素材が問題であり、ザラツキの多いこうしたコンクリート面だと、無理に引きはがすと、崩れてしまうからだ。付着面がツルツルした平滑面だと、すんなり剥がれてくれる。水でしっかり湿らせておくなど、工夫してみる手もある。手もある、と書くのは、まだ試したことがないからだ。



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