カメムシの写真絵本

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三股町 田上

今日は風雨ともに強い一日だった。栽培しているキャベツの根元がポキンと折れそうで、心配になった。犬小屋の中も濡れていたので、マットを交換した。散歩は雨が上がった夕方に一回だけ。

次男の通学用自転車がかなりヘタってきたので、買い替えることにした。都城市にある自転車専門店には様々な自転車が並んでいた。店舗は広いが、たまたま店員は一人だけで、パンクの修理中だった。その働く姿を見ていると、自分も自転車技士の資格をとりたいと、あらためて思った。資格があっても経験を積まないと、こうした店舗などで雇ってくれないだろうが、自転車屋で働く自分の姿を想像してみた。

パンク修理をするたび、
「うちは駐車場が広いから、ここで自転車屋をやったらどうだろう。自分には自転車の修理なんかやるのが、向いていると思うよ。」などと口を滑らせてしまうが、

嫁さんがすぐに恐い顔をして、
「うちの前を自転車が年に何台通ると思う!? 人っ子一人、歩いてもないじゃない!」
と返される。

さて、
「よみきかせ いきもの しゃしんえほん(24) うまれたよ!クモ」が、先日、5日に発売。
明日、8日には、「よみきかせ いきもの しゃしんえほん(28)うまれたよ!カメムシ」が、発売予定。

以前にもクモの写真絵本について書いたが、カメムシの写真本は、今回で3冊目になる。

「カメムシ観察事典」(偕成社、2002年)、「わたしはカメムシ」(ポプラ社、2014年)

カメムシについては「カメムシ観察事典」のあとがきにも書いてあるが、小学生のときに、あの独特なニオイに出会った経験が体に染み付いた。それが時間を隔てて、大学生の頃になって、急にカメムシへの興味が芽生え始めた。もっとも、私は一つのことにのめり込めるタイプではない。いろいろ摘まみ食いをしながら、ときどき、カメムシにこだわってきた程度だ。

「うまれたよ!カメムシ」の主人公は、アカスジキンカメムシ。表紙に並んだパンダ模様の幼虫が、劇的な変身をする。私が生まれ育った愛媛の松山では、アカスジキンカメムシは山地性であり、平地での遭遇頻度は極めて低かったが、東京では23区内の公園や社寺林でも普通に見られる。大田区池上本門寺の境内で、多数の越冬幼虫を見つけては喜んでいた。ちなみに、その折、オオツノカメムシの越冬成虫を13頭も見つけたことがある。あれには驚いた。

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早いところでは、今月末あたりから、アカスジキンカメムシの羽化が始まるが、ピークは連休過ぎた頃からだろう。
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