アケビコノハの卵、クロスジギンヤンマ2号

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三股町 田上

二日前、庭の人工池にクロスジギンヤンマの羽化殻があった。気付いたのが正午近くだったから遅過ぎた。クロスジギンヤンマ1号を見逃したので、2号の登場に気を付けねばと思っていたが、うっかりしてまたもや、池を覗き込むタイミングを外してしまった。今日も気付いたときは、すでに抜け殻だけだった。  いい場所だったのだが、、、。
クロギン701A0580.JPG
さて、昨夜、採卵を試みたアケビコノハだが、今朝になって採卵部屋を網ごしに覗き込んだところ、特に変わった様子もなく、卵は見当たらなかった。おかしいなあ、まさかオスではあるまいな?と思いつつも検分はそこそこに他の仕事に取り掛かった。

夕方、もう一度、ねちっこく覗いてみた。すると、あった!アケビの水差しをスッポリと捕虫網で覆っていたのだが、その網に点々といくつか丸い卵が付いていた。アケビを取り出してよくよく見れば、葉っぱにも付いていた。
あけびこのは卵_Z5A3435.JPGしかし、予想していたより、ずっと小さい。アケビコノハのでっかい体から連想していた卵とかけ離れていた。どのくらい小さいかと言えば、アゲハの卵より一回り小さい。判り易いように並べて撮影してみた。
卵比較_Z5A3447.JPG           左がアゲハの卵、右がアケビコノハの卵。

狭い空間での産卵ではあるが、どうやらまとめて産むことはなく、一個づつ分散して産卵するようである。今回、アケビの水差しで見つかったのは2個のみだったが、葉裏と葉表であった。

野外でこの小さな卵を探すには、かなりの根気がいると思う。卵の正体が判ったから、少しは探す手掛かりになるものの、アケビはどこにでもどっさり繁茂している。まずは、どこから探します?

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