しわざの主探しは、慎重に

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三股町 田上

先月末頃から姿を見るようになった、ホオアカオサゾウムシ。ネザサに抱きつき、長い口吻の付け根まで茎の中に突き刺している。結構、長い時間こうしている。我慢強く眺めていると、一旦口吻を抜き下へ少し移動して、また同じ動作を繰り返す。

ホオアカオサゾムシIMG_4269.JPG彼らの食事スタイルはこうして、ほとんど下向きである。

ササの葉に並ぶミシン穴という「しわざ」の主探しでは、このホオアカオサゾウムシをまず疑ってみたが、マーキンング調査の結果、推測は外れた。しかし、それはそれとして、ホオアカオサゾウムシの生活史についての疑問が未解決のままである。ササに穴を穿ち、おそらく植物汁を糧にしていると思うが、ではどこに産卵し、幼虫はどこで育つのか、何一つ観察できたことがない。本種の生態について真剣にくらいついてないから、無理もない。成虫は年一回、5月〜6月頃に見られる。

冬の間、カラカラに乾いていたコモウリガ幼虫巣の蓋が、湿り気を帯びてきた。つまり、白かった蓋が写真のように茶色になった。幼虫が活動を再開した証だろう。
コウモリガIMG_3260.JPG
コウモリガ幼虫は樹木の芯部にトンネル巣を穿ち、そこに潜んでいる。トンネルの長さは15〜20センチ程度で意外と短い。蓋を外すと、翌日にはほぼ完璧に補修されている。一時期、ここから羽化脱出する成虫の撮影にずいぶん時間を費やしたが、昨年から別のターゲットに注目し始めている。

『機材のお話』

Canonのミラーレスカメラ、EOS-M3用のマクロレンズ、EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMが来月末発売予定となった。専用レンズでマクロレンズが欲しかったところだ。迷わず予約した。
EOS-M3は、OLYMPUSのマイクロフォーサーズと比べて、慣れのせいもあるだろうが、操作性の上では若干見劣りする。例えば、不用意にダイアルが動かない設定だろうが、露出補正ダイアルは硬過ぎて、扱いにくい。ボタン類もレスポンスが鈍い。しかし、たしかに画質はいい。サブカメラとして一眼レフカメラのお伴に携えることもある。だが、このカメラだけで仕事に臨む勇気は今のところない。
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