どんぐりの森で、昆虫写真教室

| | トラックバック(0)
都城市 上水流町(かみずるまち)

先日、29日は博多で午前と午後の2回講演を行い、終了後、佐賀市に移動した。
30日、宮崎に戻り、今日は、都城市の「どんぐりの森」で、昆虫写真教室の講師の仕事。

どんぐりの森IMG_3870.JPG「どんぐりの森」では木の上の「ひみつきち」が増えたり、汲み上げポンプも設置されていた。
その井戸水で、小さなビオトープも作られ、オオハラビロトンボ、オオシオカラトンボ、ヤブヤンマ、リュウキュウベニイトトンボ、などがいた。

オオハラビロトンボIMG_3945.JPG昆虫写真教室は午後1時半からなので、午前中に1時間ほど下見をした。ざっと30種ほどの昆虫を確認できた。セミヤドリガ熟令幼虫を2頭くっつけたヒグラシ♂もいた。セミヤドリガ幼虫は久々に見た気がする。

森の中央にはコナラの大木が数本あって、葉っぱを数枚つけた青いドングリが、たくさん落ちていた。ハイイロチョッキリの「しわざ」であることを、参加者の皆さんに説明し、昆虫そのものだけではなく、「しわざ」も観察して撮影して欲しい、と付け加えた。ウンチも死骸も結構。

観察、撮影を1時間ほどで切り上げ、そのあとは図書館でもある空中小屋で、写真鑑賞会。
私が下見で撮影した写真を見てもらった。参加者の中から二人(小学生)だけ、自分で撮った写真を披露してもらった。

私も見落としていた、クツワムシの♂の写真があったりした。が、ともかく、カメラぶれ、ピント外れ、が多いのは仕方が無い。それでも、カメラを持って、撮ろうとする姿勢のせいか、目の前の昆虫をしっかり観察してくれていた。
午後は気温も高くなり、さすがに昆虫の姿も減っていたが、最後になってアラカシの衰弱木で産卵しているタマムシを、皆で観察、撮影できたのは良かった。

タマムシ産卵IMG_3966.JPG
昨夜、クツワムシの鳴き声を寝室で聞いた。嫁さんは一昨日の夜は聞いていないというので、今夏、うちの敷地内での初鳴きのようだ。そして今夜はハヤシノウマオイが庭で鳴いていた。

午後6時過ぎ、犬の散歩。霧島山は一日中雲に遮られ、山容はほんの一時しか拝めない。

霧島山IMG_3989.JPG


« 博多の昆虫散策       みまたんえきギャラリー »