2016年8月アーカイブ


定点観察

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三股町 田上

2年前に伐採したクヌギの材。
ここには様々な菌類が姿を現しては、消えていく。
そして、その菌類にすがるように生きる昆虫たちの顔ぶれも多い。
昆虫を主役に見立てての観察は続いている。

いつのまにか、草が覆い被さるようになった。
このままだと、観察はやりにくい。

BEFORE
朽ち木P8310003.jpg
そこで、夕方になってから草刈りを行った。

AFTER

朽ち木P8310004.jpg昨年、多く繁殖していたタイワンオオテントウダマシ、今夏は全く確認できず。
何がどう影響しているのか、よくわからない。


ノーパン、、とは

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三股町 田上

先週のこと、庭作業をしていた嫁さんが一輪車に土を盛っていた。
ふと見れば、タイアが凹んでいる。

「あれ!? 一輪車のタイヤ、空気抜けているよ」

Y「、、、、、、、」

「空気入れないとタイヤが傷むよ」

Y「、、、、、、、」

「ああ〜!!空気抜けているどころか、破裂しているじゃん!」

一輪車P8300006.jpg「一輪車がかわいそう!気付かなかった?」

Y「、、、、、、、、、、、」

嫁さんは作業に熱中すると、人の言葉も耳に届かない。

「あ〜あ、これはもうタイヤ交換するしかないねえ」

今日のこと、ホームセンター「コメリ」で、ノーパン喫茶、いやノーパンタイヤ(商品名)を買った。


一輪車P8300008.jpg
空気を補充できるタイヤもあって、そちらは700円も安かったが、今回は試しにノーパンを選んでみた。パンクしない、と宣伝しているが、なんだか怪しいなあ。
1500円也。しかし、ノーパン、って懐かしい響きだなあ。 正式には、ノーパンクタイヤです。


一輪車P8300010.jpg
新品同様になったアルミ製一輪車。庭作業に山作業に、大活躍してくれる、無くてはならない、必須の道具の一つだ。

さて、さて、
できるだけ、スタジオ撮影を減らす努力をしてきているが、どうやっても完全に無くすことができない。
ちょっとそこが辛い、というのが本音だ。
昆虫の生態撮影では、屋外ではどうしてもきできないことがあるからだが、まだまだ努力が足りないのだろうとも思う。

スタジオは毎日、整理と準備の繰り返しで、一定の光景は二度と無いほど目まぐるしく変化している。
そのつど、撮影の目的に合わせた撮影セットを組み直すからだ。もちろん基本セットも片隅で待機しているので、意外とスペースの余裕がない。


一輪車P8270004.jpg





ウスバキトンボ

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三股町 田上

先日、車を運転中、前の車の屋根にウスバキトンボの番が連結産卵を繰り返していた。
車の色は白だったが、ウスバキトンボは白く輝く屋根(天井)を水面と勘違いしたのだろう。
撮影できなかったのは残念だった。

庭のイヌザンショウにウスバキトンボが休んでいた。午後4時過ぎ。

ウスバキトンボIMG_3799.JPGそこはアゲハ幼虫が葉っぱを平らげた痕で、葉っぱがすっかり無い。


昨日は、三股町文化会館で開催していた写真展の撤収作業だった。撤収作業はじつに速く終えたが、持ち帰ったパネルの写真プリントを外して整理する作業はこれからだ。


なまこ壁

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宮崎市

宮崎市の大淀川学習館を訪問したのは、ある本の仕事の協力をお願いするためだった。

こういう場合、余程の遠方でない限り、電話やメールだけで済ませてしまうようではいけない。ともかく現場に足を運び、直接会ってお話をする。

せっかく、宮崎市まで出向いたので、宮崎神宮にも立ち寄ってみた。先日、都城市の林で見つけることができなかった、繭を探すために。

宮崎神宮に着いて、歩き始めてすぐに出会ったのはスミナガシ。

スミナガシIMG_3385.JPG街中の森にスミナガシがいる、というのが宮崎のいいところなのだが、、、、。

さて、お目当ての白い繭はすぐに見つかった。

ちょうどセミの体から離脱して、糸でぶらさがったままの幼虫もいた。

セミヤドリガ幼虫701A4964.JPGここに来れば見つけ易いことは知っていたが、できるだけ新産地を見つけておきたいものだ。なので、この場所は後回しにしておいた。

神宮の森を歩いているうちに、なまこ壁の建物が目に入った。
なまこ壁701A4967.JPG
神宮の宝物や書籍を陳列・保存するために、明治42年に建造された2回建ての木造建築だそうだ。

なまこ壁701A4971.JPGここまで建物全面が、なまこ壁に覆われた建造物は、初めて見た気がする。



座骨神経痛の痛みは治まることもなく、歩き方も左脚をかばうような、ゆっくりしたロボット歩き。
三股町に戻って時間が少し空いたので、掛かり付けの病院に行ってみた。
激しい筋肉けいれんの事を説明したら、「そんなヒドいこむら返り、聞いたこともないね」だった。内科の医師とはいえ、
ますます、不安になるような回答だったが、七転八倒している様子を息子に動画撮影してもらっておけば良かったと、後悔した。


あの凄まじい、苦痛と激しい筋肉の収縮は、何だったのだろうか?


小型カメラバッグ(HUGGER)の背負いベルトを改良した。
先日書いた、よじれ現象を改善する方法はいくつか考えられるが、縫製作業を必要としない、簡単なやり方にした。

① ベルト長さ調整止めを
ギリギリまで下げる。これでバッグのフックに掛かる負荷均一にできる。
背負いベルトP8220001_1.jpg裏側から見ると、
背負いベルトP8220002_1.jpg② 別途、ベルト止めをベルト中央に追加し、これで長さ調整できるようにした。
背負いベルトP8220003_2.jpgちょうど、5センチ巾のベルト止めが遊んでいたのだ。

このプラベルト止めを使うことで、切ったり、縫ったりする手間を省けた。本当はその手間を厭わなかったのだが、嫁さんに相談したら、手縫いでは厳しいから、との意見があった。

ま、しばらくこのやり方で使ってみて不都合があれば、また検討すればいい、と思う。

昨日から座骨神経痛が発症し、24時間、拷問を受けているような状況となった。
臀部からふくらはぎまで、太い釘で刺されたような激痛が特徴。

例年のことだが、この拷問は少なくとも一ヶ月は続く。なおかつ昨夜はこむら返りのもの凄いのがあって、左膝が胸に張り付いたまま、筋肉のけいれんが10数分間治まらなかった。

激痛と言えば、尿管結石のときの痛みは凄かったが、それに劣らぬほどの激痛だった。ともかく脚が全く伸ばせず、屈葬の姿勢のまま固まってしまった。こむら返りの対処法として親指をそり曲げると効果があるのだが、完全にそり曲がっているので、それもできず、もんどりうって 、悲鳴を上げ続けるだけであった。

あまりの痛さに脂汗が出たが、10数分ほどして痛みはじょじょに治まった。




アリの巣コロリ

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三股町 田上

撮影のため持ち帰った昆虫の卵や蛹を机の上に置いておくと、いつの間にかヒメアリがたかるようになった。ケースのちょっとした隙間から入ってしまうので、厄介だ。

ヒメアリはよく、標本や乾燥食品にたかるのだが、生きた虫でも動けない状態にあるものなら、同じようにたかる。小さい体だが、噛み付いて肉塊を次々と運び去っていく。可愛い姿からは想像がつかない逞しさがある。

今夏は、私の仕事部屋に数カ所営巣しており、出没する数が多い。机の決まった場所には巣から運び出された掘り屑やアリの死骸などが溜まる。いくら掃除してもすぐに溜まってしまう。

観察や撮影のために飼育も行うが、ヒメアリに襲われてしまうのは、とにかく困る。

そこで、

「アリの巣コロリ」を試しに使ってみることにした。

イエヒメアリP8220023.jpg設置した翌朝には、さっそくアリの行列ができていた。
イエヒメアリP8220020.jpgアリの巣コロリには、2種類の餌が入っているが、そのうちの一方だけにたかっている。
イエヒメアリP8220017.jpg
アース製薬の「アリの巣コロリ」には2種類あって、今回使用しているのは「スーパーアリの巣コロリ」。
「スーパーアリの巣コロリ」には雑食性と吸蜜性のアリに対応できるよう、2種類の餌が仕込まれている。

 ヒメアリは雑食性なので、顆粒薬剤のほうにたかっている。

巣に持ち帰った薬剤をアリたちが警戒心も無く、食べるそうだ。食べた後にじわじわと効いてくるらしい。
ほんとうに、巣がコロリと全滅するのだろうか?

( 写真:OLYMPUS TG-4    + ニッシンi40ストロボ )




電車の旅

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土曜日とあって、駅のプラットフォームには行列ができていた。
新鳥栖駅まで特急だと一駅だから、座席に座れなくても、デッキに立っていればいい。
それにしても、電車を待つ間、人が多い中で突っ立ているのは気疲れする。
ああ〜、そこの女児ちゃん、走り回って危ないよ!お母さんが、怒るも、ちょっと遅いのじゃない。
お母さん、スマホに夢中。自分なら手をつないで離さなかったよな。などと、懐かしい気持ちにもなるが。

特急料金は300円だったが、車掌さんはチェックもしない。降車するとき、これなら買わなくても済んだのにな、とセコい気持ちになった。

九州新幹線もかなり混んでいた。指定席700円は勿体無いが、ゆったり座れた。終点の鹿児島中央駅まで、2列座席の隣はずっと空いていた。

鹿児島で日豊本線に乗り換えた。錦江湾沖に桜島がくっきりと見えたのは、最初の数分間だけだった。

桜島IMG_6036.JPG
昨夜は佐賀駅近くのホテルに泊まった。ホテルのすぐ近くの居酒屋に入ってみたが、居酒屋に独りで入るのは久しぶりのこと。カウンター席は空いていて、座った目の前の水槽にはヤリイカが泳いでいた。
イカの活き造りは、しかし一人前でもけっこう高く、食べ切れないことも考えて注文しなかった。食べ残すのは抵抗がある。
佐賀牛の料理ももちろんパス。こういうとき、相方がいればいいのだが、独りだけの注文は難しい。
結局、注文した肴は、イワシの刺身と、里芋のポテトサラダのみ。

生中ジョッキ一杯と、地酒の純米吟醸「能古見」(のごみ)、一合でかなり酔いが回ってしまった。
なにせ、午前中いっぱい歩いた博多では、昼食をとれなかった。午後1時を過ぎれば多少、空くだろうと思っていた博多駅内の飲食店は、どこも行列で溢れていて、昼食を諦めたのであった。行列に並ぶ気力はない。
空きっ腹にアルコールは効く、効く、、、。あっと言う間に限界。

お腹が減ったので駅前のラーメン屋に行ってみたが、ここの麺は細麺で、茹で加減は「固め」にと注文したが、所詮、細麺は細麺。どうもしっくりこない。旨い!と素直に感じないまま、食べ終えた。あっさり豚骨のスープも、特に印象に残らない。

夕食の満足感も薄いまま、ホテルに戻ると、なんと冷房の効きが弱い。弱いなんてものではない。部屋が生温いのだ。三段階調節の最強にしても、グヲン、グヲン、という空調音が大きくなるばかりで、部屋のなかは蒸し暑く、じっと座っていても汗が出る。

もしかして、熱中症にでも罹って、体調がおかしいのだろうか?と自分を疑ってみたり、椅子に登って送風口から冷気が出ているか確かめたりしたが、どうやら空調設備に不備があるとしか考えられない。

そこで、、、、

受付ロビーに内線電話で現況を訴えるも「しばらくお待ち下さい」のあと、いっこうに連絡がない。しばらく待って、ようやくの返事は、
「申し訳ありません。只今、館内の空調温度を目一杯下げております。これ以上は無理です」との返事。

「それはないでしょ、だって冷気がほとんど出てないですよ。これは故障じゃないの。最強でこの程度なんて有り得ないでしょ。他の客室からも苦情が出ているんじゃない」

「はい、何名かの方からも、少し暑い、とのお声がありました。しかし、これ以上、室温は下げれません」

「ええ!?少し暑いって、それは嘘でしょ。窓もろくに開かない密室で、これじゃあ、寝れないんだけど、どうにかならないの!」

「それでは大変、申し分けないのですが、お隣の東館でしたら空調が別系統になっておりますので、このようなご不快はないかと、存じます。よろしければ、喫煙室ではありますが、部屋を替わっていただけますか?」

面倒ではあったが、荷物を急遽まとめて東館の別室に引っ越しをした。
なんと!そこは寒いくらい冷房が効いていた。しかも、空調の送風音はほとんどなく静か。エアコンのスイッチを切って、ちょうどいいくらいの室温。なおかつダブルの部屋で広々としていた。



博多〜佐賀

一昨日から追加観察のため、博多を歩いてみた。

今回、持ち歩いたカメラバッグは歩き優先のため、HUGGERの小型バッグにしてみた。
機材も絞り込んで、E0S80DとEOS-M3とレンズ3本。
HUGGERのバッグはしっかりしているのでよく使うが、一点のみ気に入らないことがある。
背負いベルトの片側がよじれる現象である。
こちら側は縫い合わせているので、問題なし。
ストラップIMG_4220.jpgこちら側はよじれていて、とても気になる。
すとらっぷIMG_4221.jpg
ベルトの長さ調節のため、方側は縫い合わせができない構造だが、これを解決したい。
こういうことが気になる、ならないは、個人差もあるかとは思う。

博多の舞鶴公園のコブシ果実では、ミナミトゲヘリカメムシが繁殖していた。幼虫、成虫ともに多かった。
ミナミトゲ.jpg


三股町 田上

ツクツクボウシの鳴き声がアブラゼミを圧倒するまでになり、今はもう、ツクツク王国のようになった我が家の林。

もちろん、相変わらず毎朝、クマゼミがやって来るし(一匹だけ)、アブラゼミも負けじと鳴いてはいる。しかし、このところカマキリに襲われて悲鳴を上げるアブラゼミが多くなった。機敏に逃げる元気も無い個体が増えているのだろう。

夕方の犬の散歩も、アスファルト道路はできるだけ避けたい。犬にとってはかなり厳しい暑さだ。

クロアナバチの今夜のねぐらだろうか。

クロアナバチIMG_4160.JPGこの大柄の狩りバチの営巣場所は、砂地環境が必須だが、そのような自然環境は猫の額ほどしかない。しかも不安定で、長くは続かない場合が多い。

そこでいっそ、うちの庭に砂地環境を拵えることも毎年考えてはみる。考えてはみるが、今ひとつ情熱が足りないらしい。



母虫

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三股町 田上

縁側の庇を支える柱。無精をして塗り直しの時期をとっくに過ぎている。昨夜、家の灯りに飛来したのであろう、ノコギリクワガタの♀が、その柱にしがみついていた。

ノコギリクワガタ♀701A4658.JPGだいぶ擦れて、光沢が弱い。まだ、卵は産めるだろうか。

カモジグサだろうか? イネ科の葉表に、クロコノマの♀がピタリと着地したと見るや、横倒しになりながらクルリンと葉裏にぶら下がり、すぐに産卵が始まった。

クロコノマの産卵は何度も見ているが、クルリンと逆さになる様が何だか、潔い。
「さあ!産むわよ!」との意気込みを感じ取れる。

クロコノマチョウ産卵701A4666.JPGこの母蝶の翅も、だいぶ擦れている。2個、並べて産んだ直後、プイッと、飛び去ってしまった。

そっと息をひそめて近づいたのだけど、、。





外に出て避暑

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都城市 

ある虫の繭を探しに、先月、昆虫写真教室を開催した「どんぐり千年の森」に行ってみた。
目的は果たせなかったが、スミガナシがハルニレの樹液を吸っていた。

スミナガシ701A4588.JPG「あ!そこだと、写るよ」とは言ったものの、時すでに遅し。お盆休みで暇な嫁さんが、久しぶりにフィールド同行となった。

「枝の傷はナタで出来たものだなあ〜」

薄暗い林内には、ヒメアカネの姿が多かった。

ヒメアカネIMG_5894.JPG「小さくて、かわいいね」私。

せっかくだから、ヒメコウホネ群落のある池に立ち寄ってみた。

ヒメコウホネIMG_5886.JPG花にゴミが、と勘違いしたが、それは全部、イトトンボ類の交尾カップルだったと、あとでわかった。

盆祭り

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三股町 田上

午後4時頃、急に涼しい西風が吹き始め、その後激しい雷雨となった。
落雷で我が家ではブレーカーが落ちた。あまり雨が長引くようだと、今夜の盆祭りは中止かと思ったが、
5時前にはピタリと止んだ。

雷雨IMG_4120.JPG雨が止んでから会場に赴いた。焼き鳥を焼いているすぐ傍のサクラでは、日が落ちてもアブラゼミが元気に鳴いていた。

数日前からアオマツムシ、スズムシの鳴き声を聞くようになった。昼間はクサヒバリが元気に鳴いている。

ツクツクボウシの鳴き声も数が増えて来ている。

盆まつり準備

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三股町 田上

盆まつりの準備は、午前8時半から。会場の公民館まで歩いて5分だが、車を使った。しかし、どうやら8時から始まっていたようで、少し出遅れてしまった。たしかに8時半と聞いていたのだが、、、。そういえば昨年は8時始まりだった。
盆まつりIMG_4116.JPG作業中、一度だけクマゼミの鳴き声を聞いたが、やがて公民館から別の場所へと移動したようだ。モズの高鳴きも一回。そういう周りの音色に気遣うのは、おそらく私だけのようだった。


玄関前のイロハカエデの幹上で、オオカマキリの♀と目が合った。今夏、初めて見る成虫だ。
オオカマキリIMG_4115.JPG餌食になったアブラゼミ♂の体はほとんど食べ尽くされていた。かなり食べ応えのある量だろう。

今日は久しぶりに夕立があった。明日の盆祭り本番には降って欲しくないなあ。

公園の虫

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都城市  8月11日「山の日」

都城市の中心街にある「神柱公園(かんばしら)」。公園の中央には東西に流れる川がある。川面を撫でるかのようにギンヤンマの♂が一直線に飛んでいる。
神柱公園川701A4472.JPGサクラの幹のちょうど目線の高さで、ヨコヅナサシガメ幼虫が脱皮していた。写真は脱皮直後。3令あたりだろうか。脱皮前の兄弟たちも周りに群れている。
ヨコヅナサシガメ幼虫IMG_4099.JPGキマダラカメムシは、成虫、幼虫ともに多く見られる。5令幼虫の姿はいかにも異国情緒に溢れる。
キマダラカメムシ幼虫IMG_4106.JPGキマダラカメムシの卵塊も見つかる。葉裏に綺麗に並べて産卵することが多いが、こうして枯れ枝やノキシノブなど細い箇所に産むこともよくある。
キマダラカメムシ701A4338.JPG前にも書いたが都城市やその周辺では、クマゼミが少ない。神柱公園でもアブラゼミが多く、クマゼミはたまにしか鳴き声を聞けない。今朝はしかし、一匹だけだが元気に鳴いていた。
ここの公園では発生していないのだろうか?と思っていたが、一個だけ抜け殻を見つけた。いつの日か、都城市でもクマゼミが増えてくるようなことがあるだろうか?


祝日「山の日」の今日から大型連休に入ったせいか、街中に位置するこの公園には人影が少ないように感じる。公園の中で撮影する自分としてはやり易い。公園での撮影は今日で三日目になるが、目標の成果を出せたので、ひとまず休止して別の仕事に切り替えることにした。来週にはまた再開するがどこまで食い下がるかは、状況しだい。


都城市 神柱公園

夕立が、ありそうでない。
花壇のホウセンカが萎れていたので水やりをしたら、20分ほどで皆、元気になっていた。
うちでは、エアコンはスタジオの部屋に一台しかない。日常生活を送る部屋全ては、扇風機に頼るしかない。が、それで夏を乗り切ることができる。エアコンは要らないのだ。

家の周りは田畑と杉林と雑木林に取り囲まれているから、そこそこ自然の涼風に救われている。

我が家で問題になるのは、むしろ冬の寒さ対策だ。

南九州という南国の地にあって、いささか矛盾しているように感じる方も多いだろうが、それは誇張ではなく事実である。

9年間暮らしているのだから自信を持って言える。それゆえ、一時期は薪ストーブの設置を真剣に考えたりもした。雑木林の刈り枝の処分にもなるし。
しかし、経済的な理由により断念した。したが、まったく諦めたわけではない。ねちっこく、その機を窺っている。ストーブのあるお宅にお邪魔すれば、しつこく使い勝手や、メンテナンスのことなど、あつかましく根掘り葉掘り聞いたりする。そして、薪ストーブを絶賛しまくる。絶賛したあと、ああ、現実は厳しい、とうなだれる。

さて、都城市内の神柱公園。
神柱公園701A4272.JPG
クヌギの樹液レストランは寂しいが、朝来てみると、ちゃんとカブトムシの死骸がころがっている。カラスは人間より、早起きだからね。


カブトムシ701A4194.JPG


イラガの繭

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都城市 高木町

都城市高木町で昆虫観察会を行った。参加人数は小学生30名ほど。今日もかなりの猛暑だが、子供たちは皆元気だった。暑いこともあって、観察場所は木陰のある水辺にした。
出発地点である児童館の隣の柿の木には、イラガ幼虫のしわざがいっぱい残っていた。葉っぱが暴食されて、枝のあちこちに繭が多数付いていた。
イラガの繭CIMG3806.JPG
トンボやチョウを網で捕まえたり、石をめくってサワガニやアメリカザリガニも捕まえていた。サワガニは抱卵していたり、すでに孵化していたりと様々なステージを観察できた。

サトクダマキモドキ♀幼虫やトノサマバッタ新成虫も見つかったので、それぞれの耳の位置を見てもらった。日光浴するクロセセリが数頭いた。

写真:カシオEX-ZR3000



ムクノキの樹液

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都城市 高木町

涼しげな湧き水を訪れてみた。車で10数分の場所で、ここにはヒメコウホネの群落があり黄色い花が目を惹く。写真は池の南端。
ムクノキ樹液701A3934.JPG
池沿いにあるムクノキに、カナブンとフクラスズメが来ていた。
この組み合わせはどう見ても、樹液レストランの客である。ムクノキの幹表面には、ナタでできた傷跡があり、どうやら樹液がそこから滲み出ているようだ。
ムクノキ樹液IMG_3596.JPG
フクラスズメは口吻を伸ばして樹液を吸っている。
池を取り囲む遊歩道の整備上、枝を払ったのだろう。ナタ傷はそのときに出来たものだと想像できる。
ムクノキの樹液、というのはしかし、これまでに見た事がない。ちょと気になった。

ムクノキ樹液IMG_3601.JPG


ミイデラゴミムシ

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三股町 田上

昨日もそうだったが、今朝もクマゼミがうちの林で鳴いていた。初鳴きは先月だったが、例年クマゼミが飛んで来て鳴くも、一匹だけ。まさに流れクマゼミだ。三股町内でクマゼミはきわめて少ない。

犬の散歩中、路上を歩いていたのはお腹がでっぷりと肥えた、ミイデラゴミムシだった。
ミイデラゴミムシIMG_3291.JPGププププ〜!と、いい音色のおならを連発した。

寝室窓枠に網を張ったコガネグモの卵のうから、今日子グモたちが一斉に出のうしていた。産卵日は7月半ば頃だから、約3週間目で出のうしたことになる。

夕焼け701A3901.JPG猛暑続きで一雨欲しいところだ。


コカモメヅル

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三股町 田上

コカモメヅルを庭で見つけた。二株あって、いづれもメダケに絡んで立ち上がっていた。
コカマモメヅルIMG_3211.JPG
以前から気に掛けていた蔓草だが、意外と見つからなかった。ギンツバメの食草でもあるので、きっとどこかに生えているはずだと思っていた。
ギンツバメは毎年、我が家の敷地内や近所に姿を現す、美麗な蛾である。
コカモメヅルの花序は繊細で、花としては控え目でおとなしい。したがって、遠目ではほとんど目立たない。近縁種のオオカモメヅルの花序はもっと小さいようだ。山渓のポケット図鑑に掲載のオオカモメヅルの写真撮影場所は、宮崎の鰐塚山であった。

コカモメヅルIMG_3246.JPG

3日は美郷町で観察会のあと、4日は熊本市で講演を行った。熊本市内を車で移動していると、地震被害の凄まじさが目についた。道路も工事中で通行止めや片側通行の箇所も多く、ナビが役に立たなかった。

5日は、三股町文化会館で写真展の飾り付け。新規にアクリル額を使ってみたが、パネルボードへの固定が弱く、2週間も保つか心配だ。専用の固定金具があればいいのだが。

明日は、午後2時から同会場で講演を行う予定。演目は「花と虫の物語」。

宮崎県 美郷町

昨日は県北の美里町「おせりの滝」にて、観察会の下見のあと、夜は石峠レイクサイドのロッジに宿泊。
一棟の収容人数は4〜6名だから、私一人ゆったりと休むことができた。
ロッジIMG_4021.JPG
今朝は9時半から観察会開始。過去2回、この場所で観察会を行ったがいづれも雨だった。3回目の今日は快晴。参加した小学生は95名。2年前に参加したときは2年生だった子が、今回2回目で4年生。見覚えのある子たちが元気に話かけてくれた。2時間たっぷり虫探し。
観察会IMG_4023.JPG
ヤブキリIMG_4067.JPG
お腹がでっぷり肥えた、ヤブキリのメスがいた。

三股町 JR三股駅

5日から三股町文化会館で開催予定の写真展。三股駅の「みまたんギャラリー」にも告知展示を準備した。駅舎から文化会館は直線上に眺めることができるが、歩くと5分程度の距離はある。

駅舎のすぐ前にヤブガラシがあって、ボロボロに暴食されていた。そのしわざの犯人は、セスジスズメの幼虫、4頭だった。写真には2頭が写っている。


セスジスズメ幼虫IMG_4008.JPGこんな場所だから、さっさと草刈りされてしまいそうだが、なんとか幼虫たちは成長できたようだ。がしかし、まだまだ食べ足りない様子。もう残った葉は10数枚しかないよ。

セスジスズメ幼虫IMG_4004.JPGあ、そういえば昔、京都の東本願寺でも本種の幼虫を撮影して紹介したことがあった。
2011年の9月だった。