土曜日とあって、駅のプラットフォームには行列ができていた。
新鳥栖駅まで特急だと一駅だから、座席に座れなくても、デッキに立っていればいい。
それにしても、電車を待つ間、人が多い中で突っ立ているのは気疲れする。
ああ〜、そこの女児ちゃん、走り回って危ないよ!お母さんが、怒るも、ちょっと遅いのじゃない。お母さん、スマホに夢中。自分なら手をつないで離さなかったよな。などと、懐かしい気持ちにもなるが。
特急料金は300円だったが、車掌さんはチェックもしない。降車するとき、これなら買わなくても済んだのにな、とセコい気持ちになった。
九州新幹線もかなり混んでいた。指定席700円は勿体無いが、ゆったり座れた。終点の鹿児島中央駅まで、2列座席の隣はずっと空いていた。
鹿児島で日豊本線に乗り換えた。錦江湾沖に桜島がくっきりと見えたのは、最初の数分間だけだった。
昨夜は佐賀駅近くのホテルに泊まった。ホテルのすぐ近くの居酒屋に入ってみたが、居酒屋に独りで入るのは久しぶりのこと。カウンター席は空いていて、座った目の前の水槽にはヤリイカが泳いでいた。
イカの活き造りは、しかし一人前でもけっこう高く、食べ切れないことも考えて注文しなかった。食べ残すのは抵抗がある。
佐賀牛の料理ももちろんパス。こういうとき、相方がいればいいのだが、独りだけの注文は難しい。
結局、注文した肴は、イワシの刺身と、里芋のポテトサラダのみ。
生中ジョッキ一杯と、地酒の純米吟醸「能古見」(のごみ)、一合でかなり酔いが回ってしまった。
なにせ、午前中いっぱい歩いた博多では、昼食をとれなかった。午後1時を過ぎれば多少、空くだろうと思っていた博多駅内の飲食店は、どこも行列で溢れていて、昼食を諦めたのであった。行列に並ぶ気力はない。
空きっ腹にアルコールは効く、効く、、、。あっと言う間に限界。
お腹が減ったので駅前のラーメン屋に行ってみたが、ここの麺は細麺で、茹で加減は「固め」にと注文したが、所詮、細麺は細麺。どうもしっくりこない。旨い!と素直に感じないまま、食べ終えた。あっさり豚骨のスープも、特に印象に残らない。
夕食の満足感も薄いまま、ホテルに戻ると、なんと冷房の効きが弱い。弱いなんてものではない。部屋が生温いのだ。三段階調節の最強にしても、グヲン、グヲン、という空調音が大きくなるばかりで、部屋のなかは蒸し暑く、じっと座っていても汗が出る。
受付ロビーに内線電話で現況を訴えるも「しばらくお待ち下さい」のあと、いっこうに連絡がない。しばらく待って、ようやくの返事は、
「申し訳ありません。只今、館内の空調温度を目一杯下げております。これ以上は無理です」との返事。
「それはないでしょ、だって冷気がほとんど出てないですよ。これは故障じゃないの。最強でこの程度なんて有り得ないでしょ。他の客室からも苦情が出ているんじゃない」
「はい、何名かの方からも、少し暑い、とのお声がありました。しかし、これ以上、室温は下げれません」
「ええ!?少し暑いって、それは嘘でしょ。窓もろくに開かない密室で、これじゃあ、寝れないんだけど、どうにかならないの!」
「それでは大変、申し分けないのですが、お隣の東館でしたら空調が別系統になっておりますので、このようなご不快はないかと、存じます。よろしければ、喫煙室ではありますが、部屋を替わっていただけますか?」
面倒ではあったが、荷物を急遽まとめて東館の別室に引っ越しをした。
なんと!そこは寒いくらい冷房が効いていた。しかも、空調の送風音はほとんどなく静か。エアコンのスイッチを切って、ちょうどいいくらいの室温。なおかつダブルの部屋で広々としていた。
新鳥栖駅まで特急だと一駅だから、座席に座れなくても、デッキに立っていればいい。
それにしても、電車を待つ間、人が多い中で突っ立ているのは気疲れする。
ああ〜、そこの女児ちゃん、走り回って危ないよ!お母さんが、怒るも、ちょっと遅いのじゃない。お母さん、スマホに夢中。自分なら手をつないで離さなかったよな。などと、懐かしい気持ちにもなるが。
特急料金は300円だったが、車掌さんはチェックもしない。降車するとき、これなら買わなくても済んだのにな、とセコい気持ちになった。
九州新幹線もかなり混んでいた。指定席700円は勿体無いが、ゆったり座れた。終点の鹿児島中央駅まで、2列座席の隣はずっと空いていた。
鹿児島で日豊本線に乗り換えた。錦江湾沖に桜島がくっきりと見えたのは、最初の数分間だけだった。
昨夜は佐賀駅近くのホテルに泊まった。ホテルのすぐ近くの居酒屋に入ってみたが、居酒屋に独りで入るのは久しぶりのこと。カウンター席は空いていて、座った目の前の水槽にはヤリイカが泳いでいた。
イカの活き造りは、しかし一人前でもけっこう高く、食べ切れないことも考えて注文しなかった。食べ残すのは抵抗がある。
佐賀牛の料理ももちろんパス。こういうとき、相方がいればいいのだが、独りだけの注文は難しい。
結局、注文した肴は、イワシの刺身と、里芋のポテトサラダのみ。
生中ジョッキ一杯と、地酒の純米吟醸「能古見」(のごみ)、一合でかなり酔いが回ってしまった。
なにせ、午前中いっぱい歩いた博多では、昼食をとれなかった。午後1時を過ぎれば多少、空くだろうと思っていた博多駅内の飲食店は、どこも行列で溢れていて、昼食を諦めたのであった。行列に並ぶ気力はない。
空きっ腹にアルコールは効く、効く、、、。あっと言う間に限界。
お腹が減ったので駅前のラーメン屋に行ってみたが、ここの麺は細麺で、茹で加減は「固め」にと注文したが、所詮、細麺は細麺。どうもしっくりこない。旨い!と素直に感じないまま、食べ終えた。あっさり豚骨のスープも、特に印象に残らない。
夕食の満足感も薄いまま、ホテルに戻ると、なんと冷房の効きが弱い。弱いなんてものではない。部屋が生温いのだ。三段階調節の最強にしても、グヲン、グヲン、という空調音が大きくなるばかりで、部屋のなかは蒸し暑く、じっと座っていても汗が出る。
もしかして、熱中症にでも罹って、体調がおかしいのだろうか?と自分を疑ってみたり、椅子に登って送風口から冷気が出ているか確かめたりしたが、どうやら空調設備に不備があるとしか考えられない。
そこで、、、、
受付ロビーに内線電話で現況を訴えるも「しばらくお待ち下さい」のあと、いっこうに連絡がない。しばらく待って、ようやくの返事は、
「申し訳ありません。只今、館内の空調温度を目一杯下げております。これ以上は無理です」との返事。
「それはないでしょ、だって冷気がほとんど出てないですよ。これは故障じゃないの。最強でこの程度なんて有り得ないでしょ。他の客室からも苦情が出ているんじゃない」
「はい、何名かの方からも、少し暑い、とのお声がありました。しかし、これ以上、室温は下げれません」
「ええ!?少し暑いって、それは嘘でしょ。窓もろくに開かない密室で、これじゃあ、寝れないんだけど、どうにかならないの!」
「それでは大変、申し分けないのですが、お隣の東館でしたら空調が別系統になっておりますので、このようなご不快はないかと、存じます。よろしければ、喫煙室ではありますが、部屋を替わっていただけますか?」
面倒ではあったが、荷物を急遽まとめて東館の別室に引っ越しをした。
なんと!そこは寒いくらい冷房が効いていた。しかも、空調の送風音はほとんどなく静か。エアコンのスイッチを切って、ちょうどいいくらいの室温。なおかつダブルの部屋で広々としていた。