アリの巣コロリ

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三股町 田上

撮影のため持ち帰った昆虫の卵や蛹を机の上に置いておくと、いつの間にかヒメアリがたかるようになった。ケースのちょっとした隙間から入ってしまうので、厄介だ。

ヒメアリはよく、標本や乾燥食品にたかるのだが、生きた虫でも動けない状態にあるものなら、同じようにたかる。小さい体だが、噛み付いて肉塊を次々と運び去っていく。可愛い姿からは想像がつかない逞しさがある。

今夏は、私の仕事部屋に数カ所営巣しており、出没する数が多い。机の決まった場所には巣から運び出された掘り屑やアリの死骸などが溜まる。いくら掃除してもすぐに溜まってしまう。

観察や撮影のために飼育も行うが、ヒメアリに襲われてしまうのは、とにかく困る。

そこで、

「アリの巣コロリ」を試しに使ってみることにした。

イエヒメアリP8220023.jpg設置した翌朝には、さっそくアリの行列ができていた。
イエヒメアリP8220020.jpgアリの巣コロリには、2種類の餌が入っているが、そのうちの一方だけにたかっている。
イエヒメアリP8220017.jpg
アース製薬の「アリの巣コロリ」には2種類あって、今回使用しているのは「スーパーアリの巣コロリ」。
「スーパーアリの巣コロリ」には雑食性と吸蜜性のアリに対応できるよう、2種類の餌が仕込まれている。

 ヒメアリは雑食性なので、顆粒薬剤のほうにたかっている。

巣に持ち帰った薬剤をアリたちが警戒心も無く、食べるそうだ。食べた後にじわじわと効いてくるらしい。
ほんとうに、巣がコロリと全滅するのだろうか?

( 写真:OLYMPUS TG-4    + ニッシンi40ストロボ )



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