冷や奴ライトボックスは、いかに?

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機材のお話し〜

キャノンのEOS-M3 を、昆虫写真で使う場合、こういう工夫をしてみた。
レンズは専用マクロレンズ28ミリ。カメラの内蔵ストロボをポップアップしている。

冷やっこ_Z5A5916.JPG豆腐ケースを2個合わせた、ボックス型ディフューザー。最高倍率でも内蔵ストロボの光が柔らかく綺麗に回る。これを称して「冷や奴ライト」。

後ろから見ると。

冷やっこ_Z5A5917.JPGストロボ発光部がはまる穴を空けている。

前面のボックスを外すと。

冷やっこ_Z5A5918.JPG
2個のボックスは、マジックテープで取り外しができる。

使わないときは、こうして2個を重ねて収納すれば頑丈。予備バッテリーケースに使える。

冷やっこ_Z5A5920.JPG
黒いゴム紐でレンズに固定し、ボックスはカメラのファインダーにマジックテープで固定する。

これとは別に簡易型のディフューザは、こちら。

冷やっこ_Z5A5921.JPG豆腐ケース1個にレンズを通す穴を開けて、あと邪魔な部分を切り落とすだけ。
レンズ径にぴったり合わせて、光が漏れないようにするのが肝要。
簡易なだけあって、ディフューザー効果は上記のボックス型より劣るが、日中シンクロで撮影する分には問題ない。
撮影の目的によって、使い分けるといいだろう。

「冷や奴ライト」での作例は、こちら。

クズの葉裏によくいる、ヨコバイの仲間。体長2〜3ミリ程度と小さい。
28ミリマクロレンズの最高倍率でもここまでが、やっと。

冷やっこ02IMG_4578.JPG上の写真を、トリミングしてみた。
冷やっこIMG_4578.JPG絞りはF16。結構、描写の良いレンズではある。

ランタナの蕾。 四角い形と、今日初めて気付いた。

冷やっこIMG_4576.JPGクズの葉にいた、ホシハラビロヘリカメムシ。 どんより曇り空の自然光の雰囲気そのままの描写だ。 

ホシハラビロヘリカメムシIMG_4591.JPGEM-3の内蔵ストロボ機能には、ちょっとした癖があるのでユーザーガイドをきちんと読んで把握しておく必要がある。
マニュアル発光も三段階しかないなど、「あれ?」とズッコケるのだが、オート機能としては初心者に優しい設定に組んであるとも感じる。


さて、私が使っているカメラの主力は、やはり一眼レフカメラ。素通しの光学ファインダーが一番だ。

高倍率撮影では、キャノンのMPーE65ミリをよく使う。
ストロボは、マクロツインライトMT24EXを使ってきたが、このストロボはデッカいので携行するには実に不便。そこで、小型ストロボ270EXⅡを、使い易いように改造してみた。

冷やっこ_Z5A5925.JPG写真は、仕事上の都合もあって、マクロ100ミリ+接写リング。改造ストロボはレンズの三脚座に固定。

ストロボ270EXⅡを逆さにして、発光部が下向きに使えるようにしただけのことだが、逆さで固定するための工作は、厄介だった。
要らなくなったストロボのアクセサリーシューを使っているが、その接合には二本のネジ止めと接着剤だ。
接着剤だけでは強度を保てず、使っているうちに外れてしまう。ネジ止めが必須だが、この工作はストロボを壊してしまうリスクが極めて高い。慎重に作業したのは言うまでもない。


冷やっこ_Z5A5926.JPGレンズの三脚座は邪魔な面もあるが、こうした使い方もできる。ストロボ固定金具もビデオ機材の既製品を改造してあるが、取り付け取り外しはネジで簡単にできる。

ストロボの延長コードも使い易いように改造している。この改造は20年前に行ったもの。

ツインではなくシングル発光なので、それなりに追加ストロボも使う。その使い方は撮影条件で色々、工夫している。



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