長い目で見よ、とは

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三股町 田上

台風16号の爪痕の片付けを2時間ほど掛けて行った。
まずは倒れたコナラの解体。

拾い物IMG_4780.JPGナタで枝を払ってから、幹はチェンソーで切断した。幹にはトンネルが2本あって、クワカミキリの熟令幼虫が2匹入っていた。樹が枯れてしまったので、幼虫もいづれ死ぬ運命だ。そもそも樹が倒れた原因は、クワカミキリ幼虫がトンネルを穿ち、そのせいで樹が弱体化したせいだ。

貴重な観察樹を失って残念だが、またここにコナラ苗木を移植するつもりでいる。

クワカミキリの大アゴ。このアゴで硬い材にトンネルを穿ったのだ。

拾い物2IMG_6121.JPGこの写真は出来が悪いので、あとで撮り直そう。

※当初、ミヤマカミキリとしていましたが、精査し直したところ、クワカミキリ幼虫と判明しました。種名訂正しました。

コナラ倒木の片付けの次には、駐車場に降り積もった落ち葉の掃除を行った。

さて、地区のゴミ集積場。自治会に入っていないと、ここにゴミ出しができないが、もちろん我が家も自治会に入っている。三股町に転入手続きをした際、自治会に入らないとゴミ出しもできないよ、と役場から脅された(笑)。

先日の台風の影響で、その集積小屋が大きく傾いてしまった。
拾い物2IMG_4774.JPGこの場所は崖っぷちであり、コンクリート土台の下の地盤が崩れたせいだ。重い扉の開閉がやりにくくなったのと、いつ崩落するかしれず危険も伴う。

じつは7年前、今回と同じように地盤が緩んで傾いたことがあった。その年、私はこの地区の支部長だった。支部長としてこの事態を解決すべく、色々対策を考えてみたが、私としては集積小屋を写真画面奥の平坦な場所に移動するのがベストと思えた。
なぜなら、土台の下の崖はかなりの高さがあり、ここをしっかり増強工事するとなると、施工業者による工事が必要で、そのような予算はないからだった。
それより、数メートルだけ移動する方が得策と思えた。

そこで役場に出向き、集積小屋の移動に必要な許可申請書類を入手し、地区の方々に移設の案を提示してみた。
しかし、私の提案はあっさり却下されてしまった。理由はよくわからない。

*追記:先日、嫁さんの聞き込み情報で、集積場を画面右方向にある公民館内へ移設することが決まったそうだ。さすがに今回の台風被害で地盤の補強工事は無理と判断されたようだ。


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