スズバチの今日

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三股町 田上  

腹をくくった、と昨日は決心したものの、スズバチの様子が気になって仕方が無い。
そこで、カメラを据え置きにしてリモコン操作することにした。
これなら、体はある程度自由になる。

カメラ位置が高いので、三脚を台に載せた。例の酒箱と捨てる予定のカメラケース。
捨てるつもりだったが、こんな使い途もあったか。

スズバチ三脚台PA020029.jpg折り畳み椅子に座って、少し離れた場所から泥巣を監視することにした。
視界も広くなって帰巣するスズバチの様子も見易い。
手元には原稿と絵コンテを携えて、さすがに今日は原稿にしっかり目を通す作業を行った。

昨日は書かなかったが、スズバチはイモムシを搬入する前、まずは泥巣に上塗り作業を施す。
巣の補強工事というわけだ。今朝も午前9時前には泥玉を抱えて、補強工事を始めた。

補強工事を終えてプイッと飛び去った。
さあ、ここから目が離せない時間帯となる。

午前10時05分、一回目のイモムシ搬入。原稿から目を上げた瞬間だった。
「きわどいタイミングだったなあ〜」
昨日より1時間半ほど出だしが早い。ハチの動きを見ながら、リモコンのスイッチを押す。
今日のレンズはEF-s10-18ミリ広角ズームレンズだ。結構寄れるのがいい。

一回目から20分、10分間隔で12時38分までの間に、7頭のフトスジエダシャク幼虫を
泥巣壷に押し込んだ。昨日の3頭の倍以上の数だ。
よく見ると今日運び込まれた幼虫の一部は、若干小さいものも混じっていた。
しかし壷の容積も幾分か大きいようにも感じる。
事前に多めのイモムシを運び込むという、計算済みではなかっただろうか?という気もした。

スズバチの習性を考えながら、原稿の手直し。ちょっとこれは中途半端になるから、
スズバチのことはまた後でじっくり再考しよう。想像だけの範囲だが面白くて興味が尽きない。

7頭のフトスジエダシャク幼虫を搬入したあと、泥で入り口を封印し、すぐに4番目の泥巣部屋作りを終えた。

 明日は何頭のイモムシを狩ってくるだろうか?
スズバチ4部屋目IMG_4865.JPG


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