ちっちゃな、イモムシちん

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三股町 田上

「うちの林の下のほうに、白い花が一杯咲いているでしょ。あれ、庭に植えたいんだけど、なんて花?」
そう嫁さんに聞かれて、

「ああ、知らなかったの? あれは、スイカズラだよ」

4年前の会話をふと思い出した。
今ではずいぶんと蔓が元気に繁殖し、毎年、たくさんの花を咲かせるようになった。
移植してすぐのこと、うっかり私が草刈り機で刈ってしまい、えらく叱られたこともあった。

さて、そのスイカズラでは、イチモンジチョウのちいちゃな幼虫たちの姿が目につく。
ちっちゃいので矢印つけてます。
必ず先端に頭を向けている。どうやら、先祖代々、そういう決まりがあるらしい。

イチモンジチョウ幼虫巣2.jpgこちらはもう、越冬巣を拵えています。 赤い矢印先。
イチモンジチョウ越冬巣.jpg青い矢印は、少し前まで住んでたところ。

なるほど、今は青々としているけれど、いづれこの越冬巣は萎れて枯れ姿になるんだね。その処理はこれからかな?

地上に貼り付くように繁茂するカタバミだから、ヤマトシジミの幼虫探しはシンドイけれど、
今日はちょうど目線の高さに生えていたカタバミで幼虫を発見。
食事中だった。
ヤマトシジミ幼虫.jpgもう終令(4令)だ。すると年内に羽化するはずだよね。久しぶりに蛹を撮影しておきたいので、回収して飼育することにした。寄生を受けていないといいのだが。

イモムシはイモムシだけど、どれもちっちゃな、イモムシちん。
一体どこにいるんだい?どれだい?という世界だな。
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