真冬のふ化

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三股町

昨夏の台風で、スギの倒木被害が目立つ。完全に横たわればまだいいが、他の木によりかかったままの、いわゆる「かがり木」になったものも多く、危険である。そんな杉林を外から眺めていると、一本だけキヅタの蔓が絡んで登っており、黒い実が多数なっていた。

キヅタの実IMG_2149.JPGこれならきっと見つかるはず、とめくった最初の葉っぱにアオモンツノカメムシの卵塊があった。
しかも、今日、ふ化したようだ。最後の一個がちょうどふ化しているところだった。

アオモンツノカメムシふ化IMG_2143.JPGヒノキの幹には、クモヘリカメムシがいた。寒風に身を晒している。
クモヘリカメムシIMG_2125.JPGあまりやりたくないが、少しだけヒノキの樹皮をめくってみると、クロウリハムシが潜り込んでいた。こちらのほうが、いかにも冬越しスタイルだ。
クモヘリカメムシIMG_2134.JPGマテバシイが多い場所だったので、ムラサキツバメの越冬集団を久しぶりに拝めるかと思っていたが、見つかったのは3カ所で単独個体ばかり。
ムラサキツバメ越冬IMG_2155.JPG
(写真:EOS-M3、M5  EF-M28mmマクロ 、EF-M11-22mmズーム   )
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