2017年3月アーカイブ


3週間ほど前、近所のある方に、伐採したコナラの枝を差し上げることになった。
ホダ木にちょうどいいサイズのものを選んでおいた。

コナラ材IMG_7229.JPG
しかし、いっこうに引き取りに来られない。コマ打ちの時期を逃してしまいそうだ。

看板IMG_7204.JPG
自宅林の南側斜面下に、看板を設置した。
この看板のすぐ傍にもマムシグサが毎年、生える。

今年はその成長ぶりを定点撮影しているので、カメラ固定用の雲台を地面に埋め込んである。
道路に近いこともあって人目にも触れ易いので、敢えてこうした看板を置いた。

午後8時39分。

キョキョキョ〜、あるいはケケケケ〜、とも聞こえる鳴き声がすぐ外でした。
何事か!?と仕事部屋の扉を開けてみれば、道路のど真ん中に、ホンドギツネが立っていた。

仕事部屋に設置してある外灯に照らされて、キツネの姿がよく見えたが、最初、キツネは道路の先のほうに気をとられていた。そこに、何かがいたようだ。同種のキツネなのか?

いきなり扉が開いて現れた私の顔にさぞかしびっくりしたようだ。
私としばらく目があったが、すぐさま驚いたように林の中へと駆けて姿を消した。

「車には気を付けなよ!」

今年の1月に、同じ道路上で事故死したキツネを見ている。そこから400メートルほどしか離れていない。






濃い霧の朝だったが、昼前からわずかに青空も出た。

庭にいたイボタガの♀。
                                       
                                                                               EOS-M3+EF-M11-22mm F4-5.6 IS
イボタガIMG_7239.JPG気温が上がって、アゲハが盛んに飛び回っていた。

案外、私は春型のアゲハが蝶のなかで一番好きかもしれない。同種の夏型に比べて、姿が可愛いこともあるが、それに加えて、普通種でありながらしっかり観察する機会が少ないこともある。

春型アゲハは、春の進行に急かされるようにそそくさと姿を消してしまう印象が強い。

来月、ポプラ社から新刊が出ます。「ぜんぶわかる!アゲハ」(しぜんのひみつ写真館8)

表紙写真はアゲハの春型です。


さて、ナズナの花をこうして撮影したのは初めて。
蕾はイチジクみたいで美味しそうに見える。
                                                                                               EOS-M5+MP-E65mm F2.8 1-5×ナズナの花IMG_3616.JPG
すぐ傍の白菜の花に潜り込んでいたのは、クロウリハムシ。何しているんだい?                                                                                                       EOS-M5+MP-E65mm F2.8 1-5×クロウリハムシIMG_3630.JPG
オオイヌノフグリIMG_3640.JPG
Canon65㎜マクロレンズのストロボライティングにちょっと改善工作をしてみたので、その試し撮りを庭で行った。
手元で遊んでいる部品を有効利用できると気持ちがいいものだ。あ!これ使えるんじゃない!という閃きに、自分で酔いしれている。ま、その成果が出るかは実際に何度も使ってみないとわからないものだが。一気に酔いが醒めることもしばしば。

カメラは EOSーM5を使用。高倍率撮影ではEVFファインダーに優るものはない。レンズが大きいだけにミラーレスの小型ボディは軽くて助かる。

ただちょっと問題なのは、レンズが重いのでガッツり構えていると、メニューボタンに手が当たって作動しがち。なので、ここはメーカーに改善して欲しい点だ。
撮影中にいきなり「カード初期化」というメニュー表示が出て来ることもしばしば。

メニューボタンの位置や感度の問題かと思う。

ベニシジミの姿もしだいに増えてきた。                            EOS-80D+EF100mmマクロ
ベニシジミIMG_8034.JPG犬の散歩のおしまい頃に、ヒメビロードコガネ?の新成虫を見つけた。
ビロードコガネIMG_8044.JPG触角を伸ばして欲しくて待ってみたが、思い通りにはいかないものだ。

通常の撮影では、素通しの光学ファインダーが自分には合っている。



昨日、玄関の郵便受けに近寄ったら、いきなりキジバトが大きな羽音を立ててすぐ頭上から飛び去った。

「なんだあ!?」と郵便受けの上を見上げてみれば、巣箱の天井にキジバトの巣があった。


キジバト営巣IMG_3599.JPG
巣箱はスズメとシジュウカラが連日、揉めていたが、どうやらスズメが営巣することになったようだ。私としてはシジュウカラに来て欲しかったのだが。

巣箱と天井の間の隙間は、玄関からは死角になっている。玄関の出入りのときは、扉の開け閉めを出来るだけそっとやっているが、案外、キジバトは平気のようだ。

昨日、びっくりして飛び去ったのに、その後はじつに平然としている。
巣を留守にしたときに覗いてみれば、卵が並んでいて、すでに抱卵中だとわかった。

しかし、それにしては巣材が少なく、かなり手抜きの巣に見える。
こんなんで、いいのだろうか。

1月からずっと見守ってきた、モンシロチョウの越冬蛹。
モンシロチョウ越冬蛹P3290005.jpgまだ羽化する気配がない。寄生されているかもしれないが。

深い咳はだいぶ治まったが、今度は鼻水、鼻づまり、という症状になった。
来月早々は離島に出掛けるので、それまでには体調を整えておきたい。


ルリシジミ♀

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玄関前で、しきりと地面スレスレを舞うルリシジミの♀がいた。
わずかに湿っている地面から吸水していた。

ルリシジミ♀IMG_8024.JPG翅表の紋様からして、たしかに、♀である。
ルリシジミ♀IMG_8017.JPGこのあと、オオイヌノフグリ、ナズナの花に立ち寄ってから、飛び去って行った。

エノキの枝又には、ゴマダラチョウ幼虫が陣取っていた。

ゴマダラチョウIMG_7176.JPG一昨日の昼間にはいなかったので、一昨日の夜〜昨日にかけて、落ち葉から登ってきたのだろう。

そういえば、先週の23日、新宿御苑でのこと。

「母と子の森」の遊歩道でエノキの幹を眺めていたら、ある方から声を掛けられた。

「ゴマダラチョウですか?」

たしかに、私の挙動は普通の来場者とは違って見えたのだろう。
声掛けをした方はチョウに詳しいようで、「ツマキチョウもまだ出ていませんね」と語っていた。

宮崎の田舎では、こうした出会いはまず有り得ないなあ、とあらためて感じた。

春の筆、ふたたび

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先週、21日に紹介したマムシグサも少し成長したが、葉の展開はもう少し先になる。

春の筆その2IMG_7150.JPG
しかし、この辺り一面に次々と角が突き出し始めて賑やかになった。

外灯に飛来していたのは、春の蛾〜アトジロエダシャク♂

羽化直後なのか、擦り傷一つない
綺麗な翅

アトジロエダシャク♂IMG_7141.JPG

今日は北風強く、冬に逆戻りしたかのような寒さ。
おまけに上京している間に風邪をひいてしまったようだ。
昼過ぎから深い咳と倦怠感に見舞われる。咳は一昨日から始まったが、段々とキツくなってきた。


昨夏の台風で傾いてしまった、ゴミ集積場。

そのゴミ集積場をようやく、別の場所に移設することになった。

P3260012.JPG
溶接部分をグラインダーで切断したり、新設場所を整地したりと、午前8時から始めて、ほぼ1時間で完了できた。作業メンバーは同じ地区の8名。リフト車の免許を持っている方もいて大助かり。

私は力作業の合間に、記録写真係りを担当。

この作業が一段落してのち、「田上俵踊り伝統芸能保存会」の会計監査の仕事も。
「会計をしませんか」との声掛けには申し訳ないが、拒否した。
高齢化、若手の地区離れ無関心など、保存会の存続も今後はさらに厳しくなってきそうだ。



イボタガの目玉模様IMG_3570.JPG
昆虫写真家の仕事を始めて、20数年。宮崎に移転して11年を経た。

フィルム写真時代からデジタル写真への以降は予想以上に速く進行した。

今の時代、フィルム写真を知らない世代のカメラマンのほうが多いのかもしれない。

駆け出し直後は動画の仕事に活路を見いだそうとした時期もあったが、私は本作りの仕事に生き甲斐を感じて、軌道修正をした。
そんな自分の迷いを恥じたこともある。
紙の本を、私はこれからもずっと大事にしたい。

しかし、時代は流れて行く。やがて、印刷なんて言葉も昔語りになるときが来るのだろう。

写真がデジタルになって、自分のような立場の仕事はやがて無くなる、と感じていたが、それは現実となってきた。

私の今後は、あと5年くらいが限界だと思っている。
その5年間で精一杯、悔いの無い仕事を成し遂げたい。





イボタガ

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三股町 田上

午後6時、三日ぶりに犬の散歩。
散歩から戻ってみると、仕事部屋の外灯にイボタガの♂が来ていた。
おそらく昨夜飛来しての居残りだろう。


翅は少し擦れている。

イボタガIMG_7117.JPG午前中、打ち合わせをしたあと、東京から宮崎に戻った。飛行機の不具合からか、搭乗時刻ギリギリになって機体を替えることになり、出発が40分遅れになった。




新宿御苑

しわざIMG_7875.JPG
しわざIMG_7896.JPG
都会の公園では、野鳥たちも人馴れしている。 ツグミもすぐ傍で固まったように動かない。
ツグミIMG_7909.JPG


後ろ髪を引かれて

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1月25日から庭のコナラの同じ場所にずっといたコミミズク幼虫が、今朝になって体が縦に膨らんでいた。翅芽も赤くなっている。腹部はパンパンだ。

これは、間違いなく羽化脱皮が近い!

しかし、今日は午前中に空港へ行かねばならない。
出発ギリギリまで撮影待機してみた。

コミミズク幼虫IMG_7807.JPG
もうこれ以上待てない、というときになって幼虫は歩き出した。
完全に定位してなかったのだ。これでは、羽化までまだかなり時間が掛かりそうだ。

おそらく空港を離陸して東京に近づくころには、羽化しているのではないだろうか。

羽田空港に着いてから、八王子市の長池公園に向かった。

植物写真家の高橋修さんの写真展「小人になって 花探検 Ⅱ」が開催中で、会場に立ち寄ってみた。

写真展を見終わってから公園の遊歩道を歩いていると、しばらくして高橋さんと出会えた。
遊歩道を歩きながら、植物のことを色々、教えていただいた。



春の筆

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土筆といえば、ツクシだが、マムシグサの芽吹きはまさに筆と言えよう。
マムシグサIMG_7773.JPG濃い紫色が白半紙に滲む様子を、つい思い描いてみる。

一昨日あたりから、角のような茎が地面を突き破ってあちこちで姿を現し始めた。

明日から上京するが、

戻ってきたころには、葉っぱが開いているだろう。


今日の夕餉に、ツクシの卵とじを一品加えた。



パセリ

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「新開くん、人が喰うとは思ってないから、これ洗ってないぜ。喰うなよ」

とある食堂で先輩カメラマンにそう言われたが、私は皿に盛りつけてあったパセリを食べた。もう25年も昔の話しだが。

私はパセリが大好きなので、どんな料理でもそこに添えられたパセりは必ず残さず食べている。

キアゲハJX167753.JPGもちろん、キアゲハ幼虫の気分を味わいためではない。 純粋にパセリが好きなのだ。
好きになったきっかけは、松山市駅前で初めてホットドックを食べたこと。

オニオンスープに、アサリのバター炒め、クリームシチュー、、、、みじん切りにしたパセリは欠かせない。
パセリの、あの香りがたまらない。

ニンジンにいたキアゲハの写真はだいぶ前の9月に撮影したもの。もう何年前に撮影したのか忘れた。




眠起

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スイカズラの越冬巣は空っぽになり、近くの葉っぱに喰い痕があった。
喰い痕のすぐ傍には、イチモンジチョウ3令幼虫がいた。 お尻をツンと上向きにしている(画面左側)。

イチモンジチョウ眠起幼虫IMG_7736.JPGすでに脱皮して、4令の幼虫もいた。 越冬ステージは3令。

コナラの枝に貼り付いたままの、コミミズク幼虫(終令)。
翅芽に成虫の翅の模様が透けてはっきりと見えるようになっている。

そろそろ羽化がはじまるのでは、と期待しつつ眺めていると、すぐ近くの枝に止まっているミミズク幼虫の顔が目に入った。

「あ!」と声を上げる間もなく、ジャンプして姿を消してしまった。
翅の無い幼虫だが、ジャンプ力は大したもので、まさに瞬間移動に近い。
これはもう見つからないだろうなあ、と諦めた。

が、ふと地面に這っているヒガンバナの緑葉に目を移すと、
そこにミミズクの幼虫がいた。

ミミズク幼虫4令IMG_7759.JPG「これはまさに奇蹟だ!」

さっそく容器に捕獲した。体長9ミリ。どうも亜終令ではないだろうかと思われる。昨年2月、エノキの落葉から見つけた幼虫も亜終令だった(松山市)。
つまりこのあと一回脱皮して終令となり、通常、成虫への羽化は5月頃となる
ミミズク幼虫4令IMG_7770.JPG
ミミズクの越冬は亜終令幼虫ではないだろうか?ただ、9月に亜終令から終令へと脱皮したこともあったり(羽化に至らず死亡した)、10月はじめに新鮮なオスを見たこともある。成虫期は6〜8月の夏場で、年1化だろうと想像しているが、はっきりしない。

部屋のあちこちで冬越ししていた、クロウリハムシ。
屋外でのびのびとしている姿を見ると、なんだかホッとする。

クロウリハムシIMG_7700.JPG
クロウリハムシは、とにかく花が好き。

クヌギ朽ち木を削って、飼育用タマムシ幼虫を追加しておいた。材は硬くかなりの時間を要したが、長さ50センチ、30センチ径の中に3頭の幼虫が入っていた。
他にはユミアシゴミムシダマシ幼虫、コクワガタ幼虫なども入っていたが、トンネル同士でよくも衝突しないものだと思う。


ようやく庭のアセビも花数が増えてきた。
待ってました!とばかりにビロードツリアブが空中を舞っていた。


ブイ〜ン、ブイ〜ン、ブブブブ!
ビロードツリアブIMG_7591.JPGフキノトウはいつの間にか、背丈が30センチ近くまで伸びていた。
フキIMG_7523.JPGフキの花にはキタテハやハナアブ、そしてニホンミツバチが来ていた。

ニホンミツバチIMG_7669.JPG外は照りつける陽射しで肌がジリジリと暑いくらいだが、とくに午前中の仕事部屋は寒い。これではなかなか仕事が捗らない、と言い訳をしておこう。アブラナIMG_7554.JPG今取り組んでいる絵本の難しい山場の頁に入っており、もっとも集中力が必要なだけに、外の陽気が悩ましい。

こちらは、セイヨウミツバチ。
セイヨウミツバチIMG_7675.JPG


スイバの葉にマグソコガネがいた。
体長は5〜6ミリと小さいが、まだ虫の姿が少ない中ではとても際立って見える。

マグソコガネIMG_7497.JPG様々な獣糞や堆肥などで育ち、年中どこでも普通に見られる。とは言うものの、日中はあまり目立つ場所には出て来ず、夜の灯りに飛来する。

昆虫という生きものは種類にもよるけれど、とくにこうした小型の甲虫類などは、採集という積極的な探索をしない限り、出会えないものが多い。昆虫採集は昆虫を理解する上では、必須の手段である。

アブラナではテントウムシそっくりの、クロボシツツハムシがいた。

クロボシツツハムシIMG_7489.JPGムラサキケマンの蕾、もう少しで開花しそうだ。
ムラサキケマンIMG_7477.JPG







モンシロチョウ

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朝のうちは雨が残っていたが、昼前頃からスッキリ晴天になった。

仕事部屋脇のアブラナにはモンシロチョウの♀が産卵に来ていた。
昨日と同じ個体だろうか。
春型の綺麗な姿。
モンシロチョウ♀IMG_7436.JPG
モンシロチョウ♀IMG_7438.JPG
茎に脚をかけて葉表に産卵している。
モンシロチョウ♀産卵IMG_7409.JPG
しぜんのひみつ写真館2「ぜんぶわかる! モンシロチョウ」(ポプラ社)も、ご参考までに。

渋谷の青山通りに「志賀昆虫普及社」があったのはもうだいぶ昔のことだが、
東京に住んでいた頃には、何度か行ったことがある。

自分にとっては高価でなかなか手が出なかったのが、「携帯展翅板」。それでも仕事上、展翅標本を作ることもあって、ある日、思い切って購入した。私の場合、これを出先に持ち歩くのではなく、自宅で使うためだった。乾燥中のゴキブリ対策だから、適当な段ボール箱でも良かったとは思うが、スマートにきっちり展翅板が納まるのが欲しかった。
展翅板を大中小と選ぶのに、店の奥さんに相談して手伝ってもらった。いろいろ組み合わせを試行錯誤してみて、ピッタリと納まったときには、二人で歓声を上げた。

携帯展翅板_Z5A9303.JPG全部で6本の展翅板がきっちりと納まっている。いづれも傾斜式でちょっと値が張る。お値段は2万円程度したと思うが、細かい金額は忘れた。

買ったはいいものの、標本を作ることは滅多になく、この携帯展翅板の中が乾燥標本で全て埋まったことは一度も無い。
今、写真の一頭だけ展翅中の標本は、宮崎県美郷町産のオカモトトゲエダシャク♀。先月、ある方から生きたまま譲り受けたのだが、容器のなかで産卵していた。
オカモト_Z5A8587.JPG最初、成虫の写真画像を拝見し、「もしやクワトゲエダシャクでは!!」と期待したのだが、いざ展翅してみれば、オカモトトゲエダシャクと判明した。それでも♀はなかなかお目にかかれないし、私も初めて見た。

卵が有精卵であることを願っている。




陽射しジリジリ

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庭のアセビもボケも、開花が遅れている。
そのせいか、アブラナの花では数頭のビロードツリアブで賑わっていた。

ビロードツリアブ_Z5A9280.JPG他にもルリシジミ、ニホンミツバチ、セイヨウミツバチ、アブ類なども来ていた。

仕事部屋を出てすぐの場所で、今年はとくにアブラナの株がここに集中して咲いている。
仕事部屋横_Z5A9273.JPG庭ではフチグロトゲエダシャクのオスがよく飛翔していたが、あわやジョウビタキのフライングキャッチに見舞われそうになったりしていた。しかし、オスの行方を目で追いかけても、メスのところに辿り着けるオスは一頭もいない。まあ、短時間の観察ではあるけど。

朝、コゲラやシジュウカラたちが騒ぐので、上空を見上げると猛禽が頭上を滑空していた。
ハイタカだろうか。小型の猛禽だった。


確定申告の書類の作製が終わって、一安心。明日は都城市の受付会場に行く予定。
この行事の度に一年が経つのがどんどん、速くなってきた感じがする。

食物連鎖

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ナナミノキの茂みに潜り込み、エナガが何やらしきりと啄んでいた。

エナガIMG_7411.JPG
拡大してみると嘴に小さな虫が見える。アブラムシかカイガラムシの一種だろうか。

クヌギにやって来たコゲラを目で追っていると、やがてハラビロカマキリの卵しょうへと寄って行った。
カマキリの卵しょうを鳥が食べていることは知っていても、なかなかその現場を見る機会は無い(シジュウカラがコカマキリの卵しょうを啄むのを撮影したことが一度だけある)。

コゲラS0110663.jpg卵しょうから引っぱり出されたのは、カマキリカツオブシムシの幼虫だった。
卵しょう内のハラビロカマキリ卵は、
カマキリカツオブシムシ幼虫によって食べ尽くされていたのだ。
コゲラ_Z5A9224.JPG卵しょうの中はすっからかん。中を埋め尽くしていたカマキリカツオブシムシの幼虫は、コゲラにほぼ全部食べ尽くされてしまった。


メジロ

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メジロIMG_7381.JPG
白いアイシャドウ、いいね!

でも、何でだい?

4年前にも同じ光景を見た。

今朝は庭にいたシロハラが、窓際に立つ私のほうにどんどん近づいてきた。
何かが気になっているようだった。
近寄っては目の前にいる飼い犬チョロを警戒して戻って行く。しばらくそれを繰り返していたが、
ついには気になる場所に落ち着いた。

シロハラS0190615.jpgチョロはシロハラにはとくに興味がないようだった。

シロハラが落ち着いた場所の地面がモコモコと盛り上がる。
なるほど〜!モグラがトンネル掘って移動していたのを、シロハラは見つめていたのだ。地面のモコモコ運動にシロハラは我慢できなかったのだろう。

と、次の瞬間、シロハラが大きなミミズをついばんだ。


シロハラS0190605.jpg
モグラに追い立てられて地面に逃げ出したミミズが、そのままシロハラの胃袋へと吸い込まれていったのだ。このあと、シロハラは立て続けに3匹のミミズを平らげた。

シロハラは、モグラの動きを目ざとく察知し、そこで獲物にありつけることを知っていたと思われる。
4年前、同じ場面をジョウビタキ♂で見ている。
今朝もジョウビタキ♀がすぐ近くに来たが、シロハラに追い立てられてしまった。

畑を耕すトラクターを白鷺など鳥たちがその後を追うように、モグラが小さなトラクターとなって、鳥を招くのだ。

(写真:EF400mm F5.6L USM + OLYMPUS E-M5マーク2  Commlite CM-AEF-MFT(AF) レンズマウントアダプター使用) 

朽ち果てたクヌギ材を、よいしょと持ち上げてみれば、カブトムシ幼虫のすみかになっていた。
カブトムシ幼虫IMG_7033.JPG
このクヌギ朽ち木は、7年前にシイタケのコマ打を行い、シイタケ栽培をしたホダ木である。
今では樹皮もすっかり剥がれてしまい、半分以上
土に埋もれてる。
幼虫は朽ち木の材中に潜ってるのもいるが、大半は土との境界部分にいた。

三股町 田上

青空が広がるけれど、冷たい北風が今日も強く気温が上がらない。

ツクシショウジョウバカマIMG_7027.JPG室内作業が続くので、体をほぐすためにツクシショウジョウバカマの様子を見に行った。歩けば20分以上はかかる場所だ。

5株ほどすでに開花していたが、ほとんどはまだ蕾か花茎が伸び上がっていなかった。
ツクシショウジョウバカマIMG_7012.JPG開花間近の蕾。
ツクシショウジョウバカマIMG_3473.JPG
先月紹介した株。蕾がチョロっと顔を出したばかり。
ツクシショウジョウバカマIMG_3480.JPG
庭の花木も例年より開花が遅れている。アセビもボケもまだまだ開花は先のようだ。

4年前の今日。

キイロスズメバチ女王がいた。

キイロスズメバチ3Z5A4413.JPGミヤマカミキリ幼虫がクヌギに穿ったトンネル。そこに身を潜めていたらしい。

今日は朝から冷たい西風が吹き荒れ続けた。
ほぼ一日中、写真データの蔵出し作業に没頭した。ずいぶんと肩がこった。

カメラを触ることなく一日が終わるというのも珍しい。
自動撮影カメラのチェックだけはしておいたけど。

鱗粉

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先日、庭に飛来したトビモンオオエダシャク。
ウンと近寄って拡大撮影をしてみた。

トビモンオオエダシャク翅IMG_3458.JPG昨日は、宮崎市の「大淀川学習館」で講演をしたのだが、講演を終えてから、トビモンオオエダシャクの写真プリントを披露した。上の写真を見たある小学生の子が、「あ、鱗粉ですか」。これには驚いた。その子はまだ低学年だと思う。
会場には昆虫好きの子供たちが前に陣取っていた。

この子達が将来、大人になってもずっと虫や自然に興味を抱いてくれることを願いたい。


春間近

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三股町 田上

昨夜、庭に飛来したトビモンオオエダシャク。

トビモンオオエダシャクIMG_7363.JPG赤紫色が濃い個体だ。 本種が現れると、もう春はすぐそこ。

午後から山仕事を少し片付けておいた。少しとは言っても気付いてみれば、3時間。
先日、やりかけたコナラ倒木の解体作業。根元近くの幹回りは大きく、重いこともあってチェンソーでの切断も結構時間を要した。切断した枝や幹を分別して、観察路沿いに積んだり並べておいた。
コナラ_Z5A8837.JPG伐採して3ヶ月経ているが、ほぼ生木に近い。大きいものでは30キロを超える。5メートルほどの移動だが、全部運び終えるのに時間が掛かった。
一列に並べて裏表両サイドから目が届くようにした。
今夏は、タマムシも産卵に来るだろう。




タマムシ幼虫

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三股町 田上

伐採してから3年目のクヌギ朽ち木。土に埋まっていた部分を削ると、タマムシの3令幼虫がいた。

タマムシ幼虫_Z5A8746.JPG体長約9センチはある。メスかと思われる。
材はたいへん硬く、削り出すのは容易ではない。


今日は浄化槽の点検作業が入り、作業員の方からブロアーの作動が不調だと言うので、見に行った。
電源コードの接続部を引っ張り出してみると、おそろしく腐食して接続プラグがボロボロに溶けていた。土に触れていたので、余程、防水対策をしておかないと、腐食するのも当たり前だ。接続プラグをビニールテープで巻いただけのいかにも素人工作だった。これでは長期間、持ちこたえれない。
ブロアーは浄化槽内に空気を送る役目で、いわば心臓にあたる。
ブロアーが停まったままにしておくと、浄化作用も停滞してしまうので、できるだけ早く修理しておく必要がある。

いくつかやり方があるが、とりあえず電源の接続プラグと、そこを防水するための電気パーツをホームセンターで買ってきた。


三股町 田上

先日、窓ガラスにぶつかったエナガだが、その後、元気に暮らしているだろうか。

エナガIMG_7340.JPG夕方、ナツグミの梢で出会ったエナガ。あのときと同じ個体かどうかはわからないが、自分には見覚えがあるような気がしてならない。

いつものクワの枝には、クワエダシャク幼虫がいる。
糸が
口から枝につながっているので、判り易い。 撮影したあとになって、ボケているが奥にも一頭いたことに気付いた(矢印先)。
クワエダシャクIMG_7317.jpgこちらは、どこにいるか見ればわかると思う。
クワエダシャクIMG_7324.JPG(写真:EOS-80D   EF70-300mm F4-5.6L IS USM )

ハンミョウの幼虫

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宮崎市 田野

崖の巣穴に潜んでいた、ハンミョウの幼虫。

IMG_3444.JPGステージも様々。
IMG_3421.JPG