鳥とモグラ、そしてカブトムシ幼虫

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4年前にも同じ光景を見た。

今朝は庭にいたシロハラが、窓際に立つ私のほうにどんどん近づいてきた。
何かが気になっているようだった。
近寄っては目の前にいる飼い犬チョロを警戒して戻って行く。しばらくそれを繰り返していたが、
ついには気になる場所に落ち着いた。

シロハラS0190615.jpgチョロはシロハラにはとくに興味がないようだった。

シロハラが落ち着いた場所の地面がモコモコと盛り上がる。
なるほど〜!モグラがトンネル掘って移動していたのを、シロハラは見つめていたのだ。地面のモコモコ運動にシロハラは我慢できなかったのだろう。

と、次の瞬間、シロハラが大きなミミズをついばんだ。


シロハラS0190605.jpg
モグラに追い立てられて地面に逃げ出したミミズが、そのままシロハラの胃袋へと吸い込まれていったのだ。このあと、シロハラは立て続けに3匹のミミズを平らげた。

シロハラは、モグラの動きを目ざとく察知し、そこで獲物にありつけることを知っていたと思われる。
4年前、同じ場面をジョウビタキ♂で見ている。
今朝もジョウビタキ♀がすぐ近くに来たが、シロハラに追い立てられてしまった。

畑を耕すトラクターを白鷺など鳥たちがその後を追うように、モグラが小さなトラクターとなって、鳥を招くのだ。

(写真:EF400mm F5.6L USM + OLYMPUS E-M5マーク2  Commlite CM-AEF-MFT(AF) レンズマウントアダプター使用) 

朽ち果てたクヌギ材を、よいしょと持ち上げてみれば、カブトムシ幼虫のすみかになっていた。
カブトムシ幼虫IMG_7033.JPG
このクヌギ朽ち木は、7年前にシイタケのコマ打を行い、シイタケ栽培をしたホダ木である。
今では樹皮もすっかり剥がれてしまい、半分以上
土に埋もれてる。
幼虫は朽ち木の材中に潜ってるのもいるが、大半は土との境界部分にいた。
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