2017年5月アーカイブ


クリの花盛り

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一昨日は延岡市泊。
初めてのホテルで、朝食付き(バイキング)、3900円!
月曜日割引ということだが、食事もそこそこ良かった。部屋も広くてゆったりしていたが、設備は少し古びており、トイレの貯水タンクに不備があった。ま、しかし、この価格では文句もつけ用が無い。
ただし、換気扇の音なのか、ずっと24時間稼動するモーター音がかなり気になった。

田舎暮らしに馴れてしまうと(もう10年)、機械的な騒音に過敏になるのだろう。ちょっとした騒音が、
堪え難くなっている。そう言えば、松山の実家は、すぐ傍に高速道路があって24時間、車の走行音が絶えない。これもなかなか馴れない。

昨日の夕方、窓の外をぼんやりと眺めていたら、アゲハの♀が飛んで来て、目の前のスイバ花穂に泊まった。花穂はすっかり萎れている。 30日、午後6時20分。

701A9804.JPG「あ、アゲハが来たよ!今夜のねぐらだね」
誰が聞くとも知れず、大きな声で実況。

今朝のこと、アゲハの♀はまだ就寝中であった。 31日、午前7時。

701A9812.JPGアゲハは、熟睡時には翅を閉じるのです。林縁とはいえ、ずいぶんと目立つ、ねぐら。


先日、18日に蛹化したヒメジャノメの蛹は、すでに殻になっていた。
ヒメジャノメ蛹殻IMG_5194.JPG
延岡に遠出している間に羽化したようだ。蛹期間は、11〜13日間のいづれかだろう。

オオトビサシガメの♀がいたので、バナナ臭を嗅いでみた。
良い〜香りだ。 産卵して欲しいので、しばらく飼育することにしてポケットに入れた。

オオトビIMG_5200.JPGクリIMG_2236.JPG
例年より、少し遅れてクリの開花が盛んになった。
「クリの花の香りは、後家さんを悩ます」とは、ずっと昔のこと、ある農家の奥さんが、ニコニコしながら、さらりとおっしゃっていた。

延岡市

睡蓮池で連結産卵していた、クロイトトンボ。

クロイトトンボ連結産卵701A9697.JPGオスの体は睡蓮の葉で切れているが、頭とお尻は見えてます。

クチナシは、ちょうど花盛り。
IMG_2007.JPG泉ガ丘高校、男子バスケット部は、今日の高校総体、第3試合で惜しくも敗退。
点差わずかに3点!  ほんとに残念だけど、よく頑張った。

これで3年生の次男は、部活が終了となった。



延岡市

ゴンズイの葉っぱに、出来上がったばかりのゆりかごが数個ぶら下がっていた。
しわざの主は、ウスモンオトシブミ。
IMG_1905.JPG
ツバキの葉うらで、ときどき見かけた、ウンカ類の幼虫。
IMG_1812.JPG
これより若い個体は、体が細長い。成長すると体つきがずんぐり、丸くなる?
そういえば、マルウンカの成虫もいたなあ〜。

三股町から延岡市まで、1時間半。走行する車が少なかったこともあり、思いのほか早く着いた。通常なら、2時間は掛かる。



ふ化してから、約一ヶ月半。
オオシモフリスズメ幼虫が成熟して、サクラから地上へと下り始めた。

オオシモフリスズメIMG_1669.JPGこの姿、一目見て、「焼き茄子じゃん!」

おろし生姜、と削り節が、合います。

庭のクヌギで網かけ飼育中の、ウスタビガ幼虫。

でっぷり、肥えました。
ウスタビガ幼虫IMG_1647.JPG先日、宮崎放送MRTの番組収録で「チイ〜」というネズミ鳴きを録音してもらった。
ま、放送で流れるかどうかは、知りません。

ちなみに収録した番組の放送は、31日、水曜日午後7時58分〜。

例年並みかな、コガネムシの姿を見るのは。
コガネムシIMG_1686.JPG
こうして庭でも普通にいてくれるのだが、いつの日か、この当たり前の光景が消えてしまう、ということを想像してしまう。

明日から、県北、延岡に移動します。

この時期に姿が目につく、トンボエダシャク。
本種の食草ツルウメモドキは、うちの林にも多く自生している。

トンボエダシャクIMG_1563.JPGおっとりとした飛び方に似合わず、近づこうとすると意外や敏感で、すぐに飛び去ってしまう。
しかし、吸蜜しているときには全く無警戒になって、撮影は容易い。

トンボエダシャクIMG_1518.JPG吸蜜しているのは、ネコノチチの花。ネコノチチの花盛りで、他にもハチ類が多数来ていた。
メスグロヒョウモン♀の姿もあった。

ボケの葉っぱに、にきびのような、ナシ赤星病菌が目立つ。
赤星病菌IMG_1604.JPG
葉っぱの裏側から見ると、、、、
赤星病菌IMG_1594.JPG
何本も飛び出した突起は、しゅうしもう「銹子毛」と呼ばれ、内部に「さび胞子」が連なっているそうだ。葉っぱを叩くと、たしかに胞子の粉が舞い飛ぶ。

葉表のにきびのような斑点からは蜜液が分泌されていて、ここにアリなどの昆虫が来て舐めとるときに、遺伝的に+と−の精子が媒介されて、受精するそうだ。なんと、昆虫が受精に介在するというわけだ。

参照文献は「カビ図鑑」(2011年、全国農村教育協会)。



午前8時58分。
この時期、少ないながらも必ず姿を見せてくれる、ギンツバメ。

ギンツバメ701A9661.JPG食草は敷地内にもあることが、昨年になって確認できた。が、まだ幼虫は見たことが無い。

午後5時10分。
居間の窓から、我が家の雑木林を仰ぐ。

雑木林夏日IMG_7694.JPG
午後6時34分。
台場クヌギと霧島山。

霧島山とクヌギIMG_5154.JPG午後7時15分。
日没。

霧島山日没IMG_7762.JPG


都城市、安久町の農道脇で、イシガケチョウが数頭、吸水していた。
イシガケチョウIMG_5077.JPG
すぐ傍まで近づいても、微動だにしない。みな吸水に夢中だ。
林縁にはイヌビワが多く、そこではメスのイシガケチョウが盛んに産卵していた。

そう言えば、うちの林のイヌビワがやたらと大きく繁っており、鬱陶しいくらいだ。適度な剪定が必要だが、イヌビワの萌芽力は凄まじい。

都城市、万葉植物園に久しぶりに行ってみた。
IMG_7693.JPG
弓道場の新設工事が入って、広々としていた外来植物園などが大きな建物で塞がっていた。
しかし、万葉植物園そのものは、ほとんどが以前のまま残っていて安心できた。
ただし、植物園入り口近くにあったキハダの大木2本が伐採されていたのは、がっかり。
ここのキハダでは、多くのエサキモンキツノカメムシが繁殖していた。

ツクシノイバラが花盛り。
ツクシノイバラIMG_7661.JPGアサザの花も。
アサザIMG_7680.JPG
IMG_7656.JPG
万葉植物園はたいした面積ではないが、万葉集に登場する植物を中心に多種類の野草や樹木が植えてあり、四季折々の姿を楽しめる。夏には日陰も多く、水辺も涼しげである。各植物には植物名のプレートが設置されている。
こうした自然公園はここ以外に、都城市、三股町では他にない。
特に三股町については、小規模でもいいから自然公園を、是非、造ってほしい。

町民が気軽に散歩できる自然公園を。周囲の山は余程、急峻な地形以外はほとんどが、杉山になっているからだ。

アジサイだらけ、サクラづくし、ツツジ公園、シャクナゲだらけ、そういった味気ない公園ではない、もっと自然を考え尽くした、豊かな公園が欲しい。



ヤブキリ、脱皮

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午前中にはときおり陽射しもあったが、午後から予報通り、雨となった。

4月半ばにふ化して、今は終齢となった、オオシモフリスズメの幼虫。

オオシモフリスズメ幼虫IMG_1387.JPG体長12センチと、でっかいイモムシに育った。 エサはサクラの葉。
体を反らした姿勢で、デ〜ンと、構えている。

小雨のなか、カラムシの葉裏で脱皮していたのは、ヤブキリの幼虫。午後6時。

ヤブキリ701A9604.JPG長いサーベルのような産卵管で、メスだとわかる。翅芽もしっかりしており、終齢だろう。つまり、あと一回脱皮すれば、成虫になるはずだ。

午前中、午後と2回、ヤブキリの脱皮を見た。いづれもメス。




センダンの花

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居間の窓からは、梢の隙間からセンダンの花がわずかに見える。
センダンIMG_4994.JPG
センダンは高木だが、ちょうど目線の高さに見えるのは、斜面林の一番下に生えているからだ。
手前を塞いでいるのは、クヌギ、カラスザンショウ、そしてアカメガシワの大木たちだ。
とくに、クヌギの大木は半分程度の高さにまで切り詰めたいのだが、その作業を請け負ってくれる業者が見つからない。高所作業車を寄せることができないので、無理と言われた。自分でやってもいいが、命がけになるだろう。

斜面林を降りて、下の谷津田から眺めたセンダンは、こちら。樹冠が薄紫色に染まって見える。

センダンIMG_1095.JPG昼食をとっていると、窓のすぐ傍までシジュウカラがやって来た。嘴に獣毛をいっぱいくわえていた。飼い犬チョロの体毛を集めに来たのだ。
獣毛を集めている、ということは営巣作業がそろぞろ終盤に入った、ということだろうか。
そういえば、バラハキリバチとコクロアナバチが、竹筒アパートで営巣作業を完了していた。

ケヤキの幹を忙しく歩いていた、クロホシテントウダマシ。
クロホシテントウゴミムシダマシIMG_5002.JPGレンズはCanon、EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM

レンズは小さいのにブレ防止のスタビライザー内蔵で、そのブレ防止効果もかなりのもの。しかも描写性能も良い。
けっこう重宝するマクロレンズだが、これに加えて焦点距離60ミリで同機能マクロレンズがあれば、と思う。



玄関前のノアザミにカラスアゲハのメスが来ていた。
カラスアゲハ♀IMG_1209.JPG白い花粉を体にたくさん付けていた。
カラスアゲハ♀IMG_1264.JPGカラスアゲハを見送ってから、クロガネモチにシンジュサンが産卵していないか、覗いてみた。
残念ながらシンジュサンの卵は無かったが、隣のツツジの葉裏に、キマダラカメムシの卵があった。

キマダラカメムシ卵IMG_1226.JPG写真の卵数は12個だが、通常は14個産む。
※キマダラカメムシは12個が正常のようだ。訂正します(6月28日)。

キマダラカメムシは街中の公園などに多く、私の敷地内では越冬成虫を稀に見かける程度だった。
しかし、ここ2、3年、敷地内でも繁殖するようになってきた。


どんどん.JPG
「どんどん虫が見つかる本  虫を楽しむ!365日」 鈴木海花・著  尾園暁・写真
 (文一総合出版)

出会ってみたい虫を、どこに行ってどうやって探せばいいのか?
私が高校生の頃は、そうした情報を得るには、図鑑か、あるいは地元の県立博物館に陳列されている標本のラベルのデータであったりした。
陳列ケースのガラス越しに、ラベルのデータを読み取る視力は充分あったが、採集年が古過ぎてどうにもならない、というケースも多かった。しかし、地名と採集年月日だけを頼りに、フィールドを探し歩いた数々の経験は、もどかしさ故に出会えた瞬間の喜びも大きく、今でも心の奥深くに刻み込まれている。

虫を探すための指南書、というのはこれまでにもいくつかあるけれど、本書のようにグループごとにそれぞれの達人が登場もし、フィールド巡りをしながらの探索ガイド、というのは初めての試みではないだろうか。

私もちょこっと協力させていただき、著者の鈴木海花さんとフィールドをご一緒した。昨年の6月後半で、ベニツチカメムシの育児期にタイミングを合わせた。幸い天候や虫の状態にも恵まれ、予定通り、いやそれ以上の成果があったかと思う。


私が高校生の頃に本書があったとしたら、どうなっていただろう?
そんなこと今さら想像したところでどうしようもないが、なかったからなかったでも、私の探虫に注ぐエネルギーとは、それ自体が生きる喜びであったことに変わりはなかったはずだ。
あったらあったで、さらに先へ奥深くへと、ますます熱くなったことだろう。


さくらんぼ、熟す

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近所の公民館のサクラ。

たくさん結実したのは8本あるうちの、2本のみ。
その2本はとくに貧弱そうな木である。
さくらんぼは、赤いうちに落果するものが多かったが、黒く熟しているものも目立ってきた

サクランボIMG_0861.JPG公民館にはカラカネオガタマも一本だけあるが、これはフェンスの外側にあって、もともと植栽されたものかどうか?
ミカドアゲハが産卵することもあるが、きわめて稀。

木の下に立つと、バナナのような香りが漂っている。
オガタマIMG_0884.JPGヒメジャノメは、幼虫や蛹も見つかるが、羽化したばかりの新成虫もいた。
ヒメジャノメ♂IMG_0939.JPG写真の個体はオス。 後ろ翅の裏面中室の前の脈がふくらんでいるので、オスとわかる。

ガードレールに営巣しているのは、ヤマトアシナガバチの女王だろうか。
アシナガバチIMG_0946.JPG
ここで巣が完成できるかどうかは、あやしい。人様には嫌われるが、巣の創設には苦難が伴い、初期の段階で放棄することが多い。

キタテハの交尾

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カナムグラの群落。そこに混じるカラムシの葉っぱに何やら?、

と気付いた。

キタテハ交尾IMG_0852.JPGあ、!?  

キタテハのカップルだ。

キタテハ交尾IMG_0857.JPG普通種とはいえ、キタテハの交尾はこれまで見た事がなかった。



赤と黒の虫

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もう出ているだろうとエゴノキの梢を見上げたら、やはりいた。
ゲンジボタルIMG_0597.JPGゲンジボタルの新成虫。

昨日のヒメジャノメ前蛹は、今朝になって蛹化して、
朝日を浴びていた。

ヒメジャノメ蛹IMG_0587.JPG県南部のベニツチカメムシ生息地に着いたのは、正午過ぎ。

ボロボロノキの果実はまだ青い。
この時期、集団は解けて、活発に動くオスが目につく。
ベニツチカメムシの繁殖期なのだ。
メスに求愛するオスも多い。
ベニツチカメムシIMG_0742.JPGオスに比べて、メスはどっしりと落ち着いている。写真はオス。

ボロボロノキは、九州以南に分布しており、自生地は比較的、局所的である。

ボロボロノキIMG_0680.JPG葉っぱ、枝ぶり、など、ボロボロノキの特徴は、しっかりと憶えた。
九州に移転したすぐの頃は、図鑑で得た知識しかなく、実物を知らなかったので、どこにでも生えているのだろうと、適当に探し歩いた時期がある。



昨日、見つけたヒメジャノメ幼虫の様子を見に行ってみると、

同じ場所のチガヤでお休み中だった。

ヒメジャノメ終齢IMG_0494.JPG
でっぷり肥えていたので、もしや前蛹になっているかな、と期待して覗き込んだのだが、まだ早かった。

で、その戻り道、 思わず「あ!」 と声が出た。

ヒメジャノメ前蛹IMG_0513.JPG
セイタカアワダチソウの葉裏に、緑色型のヒメジャノメ前蛹がぶら下がっていた。

「そこで、待っててくれたの!?」そうつぶやきたくなった。

写真は背景がちとうるさい。

レンズは60ミリマクロで絞りはF5だが、これを例えば200ミリマクロにしても、背景のボケはスッキリするものの、見映えはそう良くはならない。

ところが、被写体の裏側に回って反対方向から撮影すると、なんともファンタスティックな写真に仕上がった。

シイタケのホダ木で見つけた、ヒラタクワガタ。
ヒラタクワガタIMG_0547.JPGなかなか風格のあるオスだが、体色の黒がうまく表現できていない。
黒色は以外と難しい。

午後5時半頃の霧島山。    今日は晴れて、陽射しもときおりあった。

霧島山シルエットIMG_0529.JPG




ねこ顔イモムシ

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ずっと曇りの一日だった。

午後から我が家で、MRT宮崎放送の番組収録があった。
気温も低めで虫の姿は少なかったが、雑木林や仕事部屋を案内した。

番組は毎週水曜日、7時56分からの「わけもん」で、
藤岡弘の「宮崎ぶらり旅」というコーナーだ。
今日、収録した内容がいつ放映されるかは、まだわからない。

夕方、犬の散歩コースの畦道で、ヨモギ群落にフチグロトゲエダシャク終齢幼虫が多数いた。ほとんどの幼虫は頭を下にしてぶら下がっており、下痢便をしている。いづれも草の頂点を目指して登り詰めている。※おそらく、寄生蜂(アメバチ類)にやられたのだろうと思う。

※ その後、幼虫の死因は何らかの病菌によるものと判明。集団感染したようだ。訂正します。

少し離れた場所には、ヒメジャノメの終齢幼虫がいた。

ヒメジャノメIMG_0309.jpg朝から一度も陽射しはなかったが、日没直前になってはじめてお陽様が拝めた。
夕焼け0516IMG_0347.JPG



睡蓮鉢のトンボ

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「トンボが羽化しているよ!」
嫁さんの声に、急いで玄関前に出てみた。

ヒメコウホネの茎につかまっていたのは、オオシオカラトンボのオスだった。


オオシオカラトンボIMG_0265.JPG睡蓮鉢は、嫁さんがメダカを飼っている。

「メダカが食べられているんじゃない」心配そうに嫁さん。

「メダカは敏捷だから大丈夫だよ、たぶん。ヤゴはボウフラとか喰ってくれているから、むしろ感謝しなきゃ」

まあ、いいかげんなことを言っているが、メダカをこのような小さな器の中で飼うって、どうよ。
小川か広い池のなかで群れ泳ぐ姿こそが、メダカではないか、と私は思うのだが。  大きな池かあ〜。作るとなると、大変だ。

オオシオカラトンボIMG_7618.JPG朝早くから室内撮影したり、虫の世話をしたり、再校のチェックをしたり、しているうちに、オオシオカラトンボは無事に飛び立って行ったようだ。

室内撮影は正午過ぎになって、ようやく終了できた。

マルバウツギ

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谷津田の散歩コースにあるマルバウツギ。
マルバウツギIMG_4912.JPG蕾もまだ多いが、かなり花数が増えた。
マルバウツギIMG_4919.JPG撮影しているときにも来ていたが、この花で熱心に吸蜜する姿をよく見かけるのは、ヒメウラナミジャノメだ。

庭でもよく見かけるようになった、カトウカミキリモドキ。
カトウカミキリモドキIMG_4743.JPG
林の人工池ではヤブヤンマの羽化殻を今シーズン初めて見た。ヤブヤンマの羽化が始まった、ということは梅雨入りも近い。

とんがり蛹とは

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一昨日のこと。マムシグサの成長、そして枯れていく姿を定点撮影しているポイントにしゃがみ込んだときだ。ふと足下を見れば、青虫が歩いていた。
3メートル四方で食草を探してみたが、どうしても見つからなっかった。
あるとすれば、イヌガラシあたりだろう、と思ったのだが。

ともかく、その青虫を回収してケースに入れておいたら、しばらくして赤い糞をした。
やはり、蛹化間近だったのだ。

今朝、容器の壁で蛹化していた。

ツマキチョウ蛹701A8948.JPG
ツマキチョウの蛹。

この蛹は来年か、あるいは場合によっては再来年の春に羽化する。


ソメイヨシノのさくらんぼ。
さくらんぼIMG_4645.JPG
眺めているだけで、ごちそうになったような気持ちになる。

クロセセリ

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クロセセリのメスである。翅を半開して、日光浴している。
クロセセリIMG_4844.JPGメスと断定できるのは、別のオスと思われる個体にずっと追われていたからだ。翅を小刻みに震わせて
静止して、その後ろをオスがしつこくホバリングしている光景が、しばらく続いていた。つまり求愛するオスに対して、拒否行動をとっていたのだ。

クロセセリの求愛行動をじっくり観察できたのも、玄関前の庭先だったから。今年はノアザミの花も増えて、飛来する頻度が高い。

クヌギの梢にいたのは、カゲロウの一種。小さくて、体長は5ミリ程度。

カゲロウIMG_4788.JPG翅の輝きが綺麗だ。




虫のにぎわい

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午前5時15分、起床。この時点で少し肌寒かった。
陽が射し始めると一気に気温が上がり、一旦は長袖シャツを羽織ったものの、半袖に着替えた。

庭のシランで、ヒメウラナミジャノメがしきりと吸蜜していた。

ヒメウラナミジャノメ701A8895.JPG
アザミにはクロセセリ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、モンキアゲハが来ていたが、シランには知らんぷり。いや、モンキアゲハだけが一度触って行ったけど。

「あ、スイカズラに大きなチョウが来ているよ!」と嫁さんの声。
モンキアゲハ701A8838.JPG
写真のモンキアゲハ以外に、ナガサキアゲハ♂、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、も来ていた。

クヌギではゴマダラオトシブミのゆりかごも見かけるようになったが、親の姿は見つからず。
ヒメクロオトシブミだけは、多い。
 「さあ、これから一仕事!」
ヒメクロオトシブミ701A8917.JPG



事故死

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Sさんの畑の一番奥に、トマトのビニールハウスがある。
ふと見れば、ナガサキアゲハ♂が貼り付くようにして止まっていた。

事故死IMG_4647.JPG中に閉じ込められたのだな、どれ逃がしてやろうと近づいてみれば、ナガサキアゲハはすでに事切れていた。
事故死IMG_4651.JPG二重になったビニール壁に挟まって身動きできなくなったようだ。

トマトの雨よけなので、ハウスとは言っても腰のところは大きく空いている。
しかし、チョウは上へと目指してしまうので、降りてくぐる、という動作モードはないのだ。
ま、それよりもビニール壁にサンドイッチ状態となったことが、致命的であったかと思う。

午後5時45分、谷津田でねぐらについたシオヤトンボがいた。

シオヤトンボIMG_7575.JPG




春のぬけがら

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去年の同月5日、霧島山高千穂河原でハルゼミの羽化を撮影した。
1年経つも、つい先日のことのように思える。

羽化殻IMG_3699.JPG羽化の撮影に先立って、成虫の発生状況を観察し、羽化殻(ぬけがら)を探した。今日の写真はそのときに見つけたぬけがらの一つ。
GWとあって人が多く、どこの駐車場も満車だった。仕方なく路肩に車を停めながら、ぬけがらを探したが、正午を過ぎると下山する人が増えて、駐車場に入ることができた。

さて、去年に撮影した羽化シーンの写真は、来月刊行予定の写真絵本に掲載される。
ハルゼミは所沢近郊のかつて通い馴れた雑木林にも少なからず生息していたが、アカマツが次々と枯死していくなかで、運命を共にしてほとんど姿を消してしまった。
羽化シーンの撮影は、ずっと宿題のままだったが、ようやく宮崎の霧島山で果たすことができた。
写真絵本の企画があったからでもあるが、オスが元気に鳴く姿は4年前に同じく霧島山で撮影してあった。ハルゼミ撮影の宿題は、4年前からとりかかってはいたのだ。



コガネムシ、一号

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今春、お初のコガネムシ。
コガネムシP5080005.JPG
スイバのメス株花穂にて。

今日はかなり陽射しが厳しい一日だったが、ずっとできなかった林の草刈り作業を午後から行った。

林の南端、つまりは斜面林の一番下から登りながら刈るので、こういう場合、背負い式の草刈り機が扱い易い。汗だくになって刈っている最中は、何が起ころうが、知った事ではない。無心に作業を続けるだけである。

草刈り作業は主に、自然観察路に沿って行うが、一部林床でも行う。

2時間半、途中で3回、5分間の休憩を入れたが、それでも結構疲れた。


草刈りのあと、飼育中のイボタガ幼虫のエサの交換もあり、犬の散歩がてらイボタの枝葉を採りに行った。

オオツバメエダシャク、当ブログでは3度目の登場。
オオツバメエダシャクIMG_4554.JPG
触角の形状からメスかと思う。左後ろ翅に裂傷がある以外は、羽化して日が浅い新鮮な姿。

最初、見つけたときの写真はこちら。  大きいからよく目立つ。

オオツバメエダシャクIMG_4549.JPGハルニレの葉っぱには、ハルニレハフクレフシ。 形は様々だが、今日のはイチゴ型。
ハルニレハフクロフシIMG_4587.JPG


初夏も間近

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うちの林の南端に一本だけある、エゴノキ。しばらく家を空けている間に花期のピークを迎えていた。エゴノキIMG_4482.JPG早く開花したものから地面に落下しているが、全て咲き終えたころからゲンジボタルが現れる。

ゲンジボタルが舞うようになると、もう梅雨入り。

畦道の刈り残されたカラムシでは、ラミーカミキリがポツポツ、姿を見せるようになった。
ラミーカミキリIMG_4511.JPG午後6時半、霧島山。そして、飛行機雲。

夕焼け霧島山IMG_4525.JPG今日は、清武町の「きよたけ児童文化センター」で昆虫写真のパネルを鑑賞しながらお話と、公園で昆虫観察会を行った。家族連れの方が多く、皆さん虫探しを楽しんでいた。
しばらく前の予報では雨だったが、午後からよく晴れて蒸し暑い一日だった。

茨の道とは

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重信川、土手のノイバラに、オカモトトゲエダシャク幼虫がいた。
オカモトトゲエダシャク幼虫IMG_0127.JPG
このイモムシ、見ての通り「うんち虫」である
うんちの格好まで、頑張っている。

うんち虫に久しぶりに出会えた場所は、こちら。
南高井IMG_7558.JPG画面右端あたりの草むら。 松山市 南高井町。

エノキの大木には、ヤドリギがたくさん宿っている。

GWとあって、いつもはがらーんとしている、九四フェリーも超満員。
松山から宮崎の自宅まで、6時間半の旅。

予定より1時間早く到着して、犬の散歩。

ノアザミIMG_0194.JPGノアザミの蕾や花を眺めながらの散歩。3月の頃、ノアザミのロゼットは、犬のチョロにとっては「茨の道」。ロゼットを避けるようにして歩いたり、ときには立ち止まってしまうこともある。
自分も裸足で歩いてみれば、チョロの気持ちに少しは近づけるのかもしれないなあ。